2015年02月27日

本がでます。「社会のために働く」、講談社から3月11日発売。

あと10日とすこしで、震災から4年です。
この日、私の新著が講談社より上梓されます。Amazonで予約が開始されました。

『社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場』(講談社、藤沢烈)
http://ow.ly/JI7F3


目次は次のとおりです。

イントロダクション ハーバードが東北に注目する理由
序 章 経営コンサルタントから復興コーディネーターに
第1章 被災地で生まれたグーグルの新サービス
第2章 新しい働き方を創造――グーグルのイノベーション東北
第3章 社会貢献からの本業活性化――復興応援 キリンの絆プロジェクト
第4章 合い言葉は課題解決エンジン――ヤフー石巻復興ベース
第5章 社会起点マーケティングで「ルールメイカー」になる
第6章 官民NPO連携の可能性――釜石市・UBS・RCF三者共同宣言
第7章 セクターを超えて働く
鼎 談 小泉進次郎・須田善明・藤沢烈――戦争を知らない世代にとっての復興と地方創生


 今回は、グーグル、キリン、ヤフー、UBS、いすゞ自動車といった企業の活躍に焦点を合わせました。
 2011年3月11日以降、企業は経済だけでなく社会的な事業を手がけるようになっています。従来は企業による社会への関わりは寄付やボランティア中心でしたが、本業を通じた社会貢献を果たすようになっています。そうした取組の実態を本では紹介します。
 すべて震災復興の現場からの事例ですが、東北にかぎった話ではありません。すでに東北で成功した企業の取組は、全国に広がり始めています。ですから、あえて書籍のタイトルから復興の二文字はとっています。
 日本企業はこれからますます社会の担い手として存在感を強めていきます。その流れの一助にこの本がなれればと願うのです。ぜひ予約頂いて、手にとって頂ければと思います。



■おしらせ
□RCFでは、リクナビNEXTさん上で求人案内を掲載中です。ご関心ある方はご
一読下さい→http://ow.ly/IjuFY
□3/6(金)、元ミクシィCEOの朝倉祐介さんと藤沢が対談。RCF採用説明会同時開催→http://ow.ly/JFTkN
□3/8(日)、ピースビレッジ「東北復興からみえる、組織と個人のこれから」講演→http://ow.ly/IVR3P
□3/15(日)、国連防災世界会議の復興庁フォーラムに登壇→http://ow.ly/IVR1o
□『「お金でも制度でもない、被災地には人材が足りない」 藤沢烈さん』(9/8、毎日)→http://bit.ly/1wkPtBb
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローをお願いします→
https://twitter.com/retz
https://www.facebook.com/retzfujisawa
(了)
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2015年02月26日

3月6日(金)、元ミクシィCEOの朝倉祐介さんと藤沢が対談。RCF採用説明会同時開催


RCFキャリアセミナーにて。

 ミクシィを見事に立て直した朝倉祐介さんと、来週対談します。テーマは「ビジネスプロフェッショナルから見たソーシャルセクター」。朝倉さんも非営利セクターに関心を持たれています。その背景や、このセクターへの期待と注文を伺いたいと思っています。
 このイベントは、RCFの採用説明会を兼ねた内容になっています。ソーシャルセクター及びRCFで働くことの可能性と意味について、考える機会にして頂ければと思うのです。

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2015/03/06(金)RCF復興支援チーム主催
朝倉祐介氏×藤沢烈による対談イベント開催
〜ビジネスプロフェッショナルから見たソーシャルセクター〜
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 今回は「ソーシャルセクター」に対して多角的に理解を深めるため、ビジネスプロフェッショナルである朝倉祐介氏(現スタンフォード大学客員研究員、元株式会社ミクシィCEO )と藤沢烈(RCF復興支援チーム代表理事)が、この業界の魅力ややりがいについて熱く語ります!
また、RCFは事業拡大に伴い、弊団体に新たな人材を迎えるべく、説明会を同時開催いたします。

東北復興に関心がある方はもちろん、日本全国の社会課題や、ソーシャルセクター自体の現状・転職に興味のある方も、是非お気軽にご参加ください。

======== 申込みはこちらから ========
・本セミナーへの申込みはこちら:http://goo.gl/c1Xr8W
・イベント詳細はこちら:http://rcf311.com/2015/02/25/150306_talkevent/
=========================

=========イベントの詳細=========

■ 開催概要
日時
2015年03月6日(金) 19:30〜21:30(19:00開場)
開催場所
スローガン株式会社
東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3階
最寄り駅:青山一丁目 
http://www.slogan.jp/company/access.html
定員
30名


■ 当日のイベント内容(概要)
特別対談「ビジネスプロフェッショナルから見たソーシャルセクター」(仮)
スタンフォード大学客員研究員 朝倉祐介 × RCF復興支援チーム代表理事 藤沢烈
ソーシャルセクターで活躍するメンバーによるパネルディスカッション

■ スピーカー・プロフィール
スタンフォード大学客員研究員 朝倉祐介(あさくらゆうすけ)
1982年、兵庫県生まれ。東京大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、
学生時代に立ち上げたネイキッドテクノロジー社に戻り、CEOに就任。
同社をミクシィ社に売却したことにより、ミクシィ入社。事業開発などを担当後、代表取締役CEOに就任し、同社の再生に従事。
2014年よりスタンフォード大学客員研究員。

一般社団法人RCF復興支援チーム 代表理事 藤沢烈(ふじさわれつ)
1975年京都府生まれ。
一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立。
NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。
東日本大震災後、RCF復興支援チームを設立し、情報分析や事業創造に取り組む。
3月11日には、初の単著『社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場』を
講談社より上梓予定。

・本セミナーへの申込みはこちら:http://goo.gl/c1Xr8W

■おしらせ
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一読下さい→http://ow.ly/IjuFY
□3/6(金)、元ミクシィCEOの朝倉祐介さんと藤沢が対談。RCF採用説明会同時開催→http://ow.ly/JFTkN
□3/8(日)、ピースビレッジ「東北復興からみえる、組織と個人のこれから」講演→http://ow.ly/IVR3P
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2015年02月23日

老人漂流社会 (NHKスペシャル取材班, 2013)★★★★ー1604旅

「2012年、すでにひとり暮らしの高齢者(65歳以上)は500万世帯を超えていて、『お年寄りのひとり暮らし』は当たり前の時代が到来している」
「年間100万円未満、月に約8万3000円以下の人は41.8%にものぼる。月の年金が10万円に満たない高齢者が、これほどに多いのだ」
「高齢男性の貧困率は38.3%、女性は52.3%にものぼっていた。つまり、単身高齢者の男性の3分の1、女性は半分以上の人が、貧困状態だというのだ」

 2014年に話題になったNHKスペシャル「老人漂流社会」。取材班がまとめた一冊です。
 ひとり暮らしの高齢者500万世帯。年間100万円未満で暮らすお年寄りは40%強。厳しい現実は、東北被災地でも色濃く現れています。仮設住宅に暮らす方の多くはお年寄り。ひとり暮らしの方は、公営住宅になかなか移動しません。割安なはずの家賃を払うことに抵抗感があるのと、仮設住宅にいた方が地域のつながりがあるからです。
 「コミュニティ形成」と一言でいいますが、この現実に向き合う日々です。2015年の日本社会の一つの現実を、この本でぜひ感じてください。

参考
『老人漂流社会 "老後破産"の現実ーNHKスペシャル』
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0928/

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2015年02月21日

『東日本大震災の実体験に基づく 災害初動期指揮心得』(国土交通省東北地方整備局、2014)★★★★ー1603旅

「大規模災害では、状況把握が遅れている所こそ最大の被災地であることが多い。阪神・淡路大震災においても、最も被害の大きい被災地の情報は上がってこず、最初の報道は『死者一名が確認された』というものであった」
「本気で何でも対応する覚悟を示すたに、『私のことを整備局長と思わず、ヤミ屋のオヤジと思って下さい』という、平時では考えられない表現を使用した」

 震災直後にもっとも活躍した省庁は、国土交通省でした。
 首都直下地震を意識して、彼らの動きと反省が内部資料として2014年にまとめられています。その本が、Kindle版として先日一般公開されました。それも、無料で。
 引用した「ヤミ屋のオヤジ」という言葉は被災自治体にとって大きな助けになったようで、南三陸の佐藤仁町長の著書(『南三陸町長の3年』(2014))でも触れられていました。
 もうすぐ3月11日。四年前を振り返り、いつかくる災害に備えるために、ぜひ読んでおきたい(Kindleに入れておきたい)一冊です。(烈)


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2015年02月18日

商店街はなぜ滅びるのか(新雅史、2012)★★★★★ー1602旅

「郊外にあるショッピングモールの増加は、商店街や小規模スーパーの崩壊を招いた。その結果、地域によっては、自動車がないと日常生活に必要な商品が手に入らない状況に苦しむ人々、すなわち『買い物難民』を発生させた」
「以前よりも距離の遠近に関係なく消費することが可能になった。しかし、障がいに苦しんだり災害を被ったしたときに、やはり頼りになるのは地域社会における消費空間である。わたしはそのことを東日本大震災で確信した」

「商店街」をテーマにした、若手社会学者による一冊です。
 1920年代に商店街がいかに"発明"されたか。戦後の高度経済成長期にいかに発展したか。そして1970年代以降、ダイエーというライバルの登場で政治にすりよってしまい、コンビニの登場でいかに内部崩壊したか。そうした背景事情が分かります。
 しかし著者は、東日本大震災をきっかけとして、商店街の新しい可能性を感じるようになります。それは何か。地方創生元年となる今、読んでほしい新書です。久々に★を五つ付けました。(烈)

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2015年02月17日

友だちの数で寿命はきまる(石川善樹)★4ー1601旅

「社会的に孤立している人は、社会的なネットワークを多く持つ人と比べて男性2.3倍、女性で2.8倍亡くなりやすかったのです」p38
「ダイエットに関していえば、最も成功しやすかったのは、未来と現実の間を行き来する人たちでした。しかも、まず未来のことを楽観的に考えて、そのあとで現実の困難さを悲観的に考えるという順番がベストだという事実がわかってきました」p56

 昨年のG1-U40でお会いした予防医学研究者の石川善樹さんによる一冊(献本ありがとうございます!)。社会的なつながりをもつ人は心と体が健康とのこと。心の復興を目指していて、社会関係資本(Social Capital)を重視する私たちにとって参考になります。
 ダイエット成功話も面白いですね。確かに私も未来についてはどこか楽観的で、しかし目の前の取り組みについては万全を期すタイプです。逆だときつそうですね・・。




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2015年02月16日

岩手・宮城・福島の復興予算、傾向と対策。(2月16日)

P2112580
赤坂見附にて。(2015年1月撮影)

 先週、被災三県の予算が出そろいました。河北新報が、それぞれ概要を報じています。

■岩手県
「達増拓也知事は2本柱の重点施策として、震災復興と人口減少対策を掲げた。本格復興期間(14〜16年度)の2年目に入りピークとなる建設、災害復旧事業に前年度比25%増の計3183億円を投じる」
『<岩手県予算>4年連続1兆円超 復興に重点』(2月10日、河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150210_31004.html

 全体1.1兆円のうち震災復興関連が4,500億円。道路・住宅の復旧がまだ増えています。一方でコミュニティ形成や産業再生についても強化。一般にコミュニティは「つながり」「信頼」「参画」から構成されますが、特に若者や女性の参画に向けた取り組みが含まれています。

『平成27年度岩手県一般会計当初予算のポイントー岩手県庁』
http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/032/447/01-1_270209point.pdf


■宮城県
「村井嘉浩知事は10日の記者会見で、総額1兆4259億円を計上した2015年度一般会計当初予算案を「創造的復興ステップアップ予算」と命名した」
『<宮城県予算>創造的復興具現化へ』(2月11日、河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150211_11022.html

・1.4兆円のうち震災復興が5,800億円です。転居支援、県外被災者支援、地域コミュニティ再生支援、沿岸の宿泊施設助成や観光発信などコミュニティと産業の両面での新規支援が入っています。

『平成27年度当初予算案の概要/主な事業ー宮城県庁』
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/291237.pdf


■福島県
「福島県の2015年度一般会計当初予算案にはロボット産業の集積や人口減少対策など、昨年10月に初当選した内堀雅雄知事の独自色が反映された」
『<福島県予算>1兆8994億円、過去最大』(2月4日、河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150204_61003.html

 全体1.9兆円のうち1兆円が復興関連です。公共事業3千億円、除染2千億円等が大きくのしかかります。他には人口減少対策や、ロボット産業創出を打ち出しました。

『平成27年度当初予算の主要事業についてー福島県庁』
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/100675.pdf


 各県共に、公共工事への予算が最大化しながらも、その後のコミュニティ形成や産業振興のために試行錯誤している様子がわかります。ただしこの分野は予算をつければ進むものではなく、地域をまとめるリーダーがいて、多くの方が当事者意識を持てるかどうかが鍵となります。その意味では、県の取組においても予算確保だけでない成果の計りかたが必要になります。

■ 『わかりあえないことからーコミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ、2012)★4ー1600旅
「社会的弱者と言語的弱者は、ほぼ等しい。私は、自分が担当する学生たちには、論理的に喋る能力を身につけるよりも、論理的に喋れない立場の人々の気持ちをくみ取れる人間になってもらいたいと願っている」
 劇作家の平田オリザさんによる、コミュニケーション能力の本質をとらえた一冊。引用の分は、東日本大震災後の社会におけるリーダーシップについて語っている部分からです。RCFではトライセクターリーダー(企業・行政・NPOの三つのセクターを超えたリーダー)が、目指すべき人材像になっています。そのうちの企業や行政については、論理的思考力が求められます。しかしより現場に近いNPOにおいては、様々な方々の思いをおもんばかる力が求められることになります。仕事に求められるのはビジネスコミュニケーションですが、社会に求められる力はもう少しだけ多様なのです。
 購入は→http://ow.ly/J4SOT

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2015年02月14日

1000人が東北復興を考えた日。(2月14日)

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四県復興フォーラムにて。(2月12日撮影)

 12日は、東北四県フォーラムに登壇しました。福島民報が模様を報じています。(ちょっと写真に写っています)
「本県と青森、岩手、宮城各県でつくる実行委員会の主催、東京都の共催。約1000人が参加した。主催者代表の内堀雅雄知事が「ようやく希望の光が見えてきたが、東北4県の真の復興はまだこれから。復興事業の財源確保など、集中的に取り組んでいく必要がある」とあいさつした」
『東京で東北4県・復興フォーラム 内堀知事ら風化防止など訴え』
https://www.minpo.jp/news/detail/2015021320930

 基調講演は、経営共創基盤の冨山代表。経営共創基盤は、岩手県北交通、福島交通を保有していることから、「経営コンサルティングはおまけであって、うちの実態はバス会社です」と話されていました。バス会社を経営していたことで、震災を経験され、またローカル経済を把握され、まちひとしごと創生会議の有識者にもなっています。そうした経験を踏まえて、「東北が体験していることは日本の最先端」と言い切られたことが印象に残りました。
 パネルディスカッションの進行役は、NEWS ZEROキャスターの村尾さん。私からはコミュニティ形成の必要性と、産業復興にむけた道筋を紹介しました。
 東日本大震災後に人付き合いが減ってしまった方で、「全く復興が進んでいない」「ほとんど復興が進んでいない」とこたえた方は43%です。付き合いが「変わらない」「むしろ増えた」方の倍以上の数字です。孤独に暮らす方からすると、まわりの町が綺麗に復旧するほどに、疎外感を覚えてしまうのです。ハードではなくて、心の復興。そのために、様々な場づくりを通じて地域における社会関係資本(Social Capital)を積み上げることが重要・・といった話を展開しました。
 平日の昼間にも関わらず、申し込みは1000名を超えました。震災から4年が経ちますが、まだまだ関心を寄せて頂ける様子をありがたく思います。

■『相手に9割しゃべらせる雑談術』(おちまさと、2014)★3ー1599旅
『雑談が苦手という人には、「あなたが話をする必要なんてありませんよ。相手にしゃべってもらえばいいんです』と言っています。「何か言わなきゃ」と焦るという人は、「雑談の主役は自分」と思い込んでいませんか」
 放送作家・プロデューサーのおちまさと氏による会話術をまとめた一冊です。復興との現場でも、自分たちでなく関わっている方がいかに主役になるかが鍵です。住民の方、企業の方、行政の方、自分たちが地域づくり・社会づくりの主役だと実感頂けるか。雑談とコーディネイトには本質的に近い面があるのでしょうね。
購入は→http://ow.ly/J27gm

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□2/14(土)、東北学院大学「地(知)の拠点整備事業」キックオフシンポジウムに登壇→http://ow.ly/IVR7W
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2015年02月13日

東北最高のレストラン列車が、今年も走ります。(2月13日)

P5050978
TOHOKU EMOTIONにて。(2014年8月撮影)

JR東日本によるレストラン鉄道、TOHOKU EMOTIONの今年の運転日が発表されました。
「JR東日本では東北エリアの旅行活性化を通じて、復興支援と地域の活性化に取り組んでいるところ。TOHOKU EMOTIONはその一環として2013年10月に、八戸駅から久慈駅間で運行を開始した」
『JR東日本、東北復興支援のレストラン鉄道、旅行商品発表』
http://www.travelvision.jp/news-jpn/detail.php?id=65465

 実は私はすでに2回乗っています。青森のシードルや、山形のワインを飲みながら、東北の食材を活かしたフルコースを食べる。窓の外は、三陸の素晴らしい海。東北のポテンシャルをつよく感じられた瞬間でした。そうした雰囲気が、公式サイトの動画であげられていますので、ぜひご覧ください。

TOHOKU EMOTION公式サイト
http://www.jreast.co.jp/tohokuemotion/index.html


 2015年上半期の担当シェフはアル・ケッチャーノの奥田政行さん。昨年3月10日には福島・郡山にもお店をオープンされ、東北発未来塾にも出演されている、復興にも思いがある有名シェフです。三陸の海をモチーフに、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることでしょう。

□TOHOKU EMOTION 運転日
4月 4、5、11、12、25、26日
5月 2、5、6、8、17、18、24、30、31日
6月 6、7、19、20、21、22、26、27、28日
7月 3、4、11、12、18、19、20、27日
8月 1、7、8、9、21、22、24、28、29、30、31日
9月 4、5、7、12、21、22、26、27日

■『5年後、メディアは稼げるか』(佐々木紀彦, 2013)ー1598旅
「(東洋経済オンラインの)成功の要因を説明します。それは『紙の編集部と、組織、コンテンツ、ブランドを切り離したこと』『30代をターゲットにしたこと』『ユーザー第一主義を徹底したこと』の三つです」
 東洋経済オンラインのPV数を引き上げ、その後NewsPicksの編集長として移籍した筆者による一冊。紙からデジタル。PCからスマートフォンへと情報の"端末"が大きく変わる中で、どんな視点でその波を乗り越えてきたかがわかります。RCFが位置す"ソーシャルセクター"も時代の変化にさらされています。越えるための哲学とは何かを、読みながら考えさせられます。
購入は→http://ow.ly/IW8U4

■おしらせ
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□2/14(土)、東北学院大学「地(知)の拠点整備事業」キックオフシンポジウムに登壇→http://ow.ly/IVR7W
□3/8(日)、ピースビレッジ「東北復興からみえる、組織と個人のこれから」講演→http://ow.ly/IVR3P
□3/15(日)、国連防災世界会議の復興庁フォーラムに登壇→http://ow.ly/IVR1o
□『「お金でも制度でもない、被災地には人材が足りない」 藤沢烈さん』(9/8、毎日)→http://bit.ly/1wkPtBb
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローをお願いします→
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2015年02月11日

釜援隊が、復興と地方創生をになう第4期メンバーを募集中! 2月18日に説明会です。

015
小泉進次郎さんと釜援隊。(東北復興新聞撮影)

 釜石における復興コーディネーター集団である「釜援隊」が新規スタッフ募集です。その説明会が18日に東京でひらかれます。釜援隊は復興にかぎらず、地方創生においても有数の取組となっています(先日のイベントでも地方創生の政務官でもある小泉進次郎さんが紹介していました)。
 10人以上のチームで仕事をすることになりますから、地域での仕事が初心者の方でも心配ありません。関心ある方は、ぜひ説明会に足をお運びください。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
         『復興と地方創生のあいだ。』
〜釜石リージョナルコーディネーター活動報告・採用説明会@東京〜
【日時】 2月18日(水) 19:00〜20:30(開場18:30)
※説明会修了後、同会場で懇親会を行います(〜22:00 1,500円程度)
【場所】 ちよだプラットフォームスクウェア本館1F  fune フネ
東京都千代田区神田錦町3‐21 http://yamori.jp/printmap.html
竹橋駅(地下鉄東西線)より歩2分
【参加費】無料
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東日本大震災からまもなく4年
2014年の釜石は、目に見える変化も多い1年でした。

市内に建設予定のすべての復興公営住宅の入居申し込みが完了し、
中心市街地にはイオンがオープンし、被災した商店も共同店舗で営業を再開。
津波で大きな被害を受けた商業地区もにぎわいを取り戻しつつあります。
三陸鉄道の全線開通や、SL銀河の運行開始といった明るい話題もありました。

昨年は中越地震から10年、今年は阪神・淡路大震災から20年が経ちました。
それらの被災地の先達から聞こえるのは
「まだ震災前には戻っていない」「今も復興の途上にある」という声です。
では東北は、そして釜石は、どこまでいったら「復興」と言えるのでしょうか。

これまで復興の文脈の中で社会課題に取り組んできた被災地は、
「地方創生元年」の今、何を目指していくべきなのか―――
阪神淡路大震災の知見と釜援隊の経験から、復興と地方創生のあいだを紐解きます。

01|イベント概要
■タイムテーブル

18:30〜 開場・受付開始
19:00〜 ごあいさつ
19:05〜 基調講演
 立木茂雄氏(同志社大学社会学部教授)
 「どうしたら「復興」したと言えるのか?〜阪神・淡路大震災の経験から〜」
19:25〜 釜援隊の活動紹介(VTR上映)
19:45〜 釜援隊メンバーによる「復興」一言談義(パネルディスカッション形式)
20:15〜 募集要項・エントリー方法紹介
20:30〜 懇親会
22:00  解散

■ゲストプロフィール
立木茂雄(タツキシゲオ)
1955年兵庫県生まれ。同志社大学社会学部教授。専門は福祉防災学・家族研究・市民社会論。とくに大災害からの長期的な生活復興過程の解明や、災害時要援護者支援のあり方など、社会現象としての災害に対する防災学を研究。

1995年1月の阪神・淡路大震災時には、関西学院救援ボランティア委員会を組織し、約3ヶ月間で延べ7,500名の学生ボランティアのマネジメントにあたった。1997年から2005年まで被災者復興支援会議メンバーとして被災者の自立支援を目的とした被災者・支援者との直接対話や、生活復興に向けた政策・施策の提言活動を続けてきた。

■こんな人にオススメ!
・いま、復興のリアルな現場を知りたい方
・田舎暮らしやコワーキング、ソーシャルベンチャーなどの新しい働き方を求めている方
・地方創生/コミュニティ/まちづくり/地場産業振興/地域福祉
等のキーワードにビビッとくる方方
・釜石リージョナルコーディネーターへのご応募を検討される方

02|参加申し込み方法
https://www.facebook.com/events/829453187122411/
この上部にあるボタンから、「参加予定」を選んでください。

03|募集職種
・コーディネーター(地域コミュニティ)  1名
・コーディネーター(観光業推進)     1名
・マネジメント(広報・事務局担当)    1名

04|採用までの流れ
− 応募締切:3月1日(日)深夜23:59
− 書類選考結果通知:3月6日(金)
− 面接(東京・釜石):3月12日(木)〜15日(日)までの予定
−採用通知:3月20日(金)頃を予定
− 勤務開始:5月1日〜(応相談)

05|参考URL
釜援隊Facebookページ
https://www.facebook.com/kamaentai
東北復興新聞「釜援隊」が社会を変えるかもしれない3つの理由
http://www.rise-tohoku.jp/?p=8050
小さな組織の未来学 <開放>と<転換>の釜石学
http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20141204/426880/
復興の教科書
http://fukko.org/

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□『「お金でも制度でもない、被災地には人材が足りない」 藤沢烈さん』(9/8、毎日)→http://bit.ly/1wkPtBb
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(了)
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2015年02月10日

海士町、神山町、紫波町という地方創生のフロントランナー。(2月10日)

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官民連携推進協議会にて。(2月8日撮影)

 8日の午前中は、被災4町と大手企業のマッチングをすすめるイベントでした。内容は昨日のブログを見てください。

『小泉進次郎復興政務官が企業に投げたメッセージー藤沢烈BLOG』
http://retz.seesaa.net/article/413748333.html


 日曜日はもう一つのイベントでもファシリテーター。

『「新しい東北』×「地方創生」」パネルディスカッション
http://www.newtohoku.org/resource/works2/20150208/leaflet_2.pdf


 海士町から奥田麻衣子さん、神山町から大南信也さん、紫波町から岡崎正信さんと、「地方創生」のフロントランナーである三地域から主要人物があつまり、地方創生の政務官でもある小泉進次郎さんも参加してのパネルでした。
 海士町は危機感の醸成の仕方のレベルが違いました。目を背けたくなる町の未来像を図にして全町民に共有、町長は給与を5割カット。公務員の給与水準は全国最低レベルに。そうした先に、よそ者を呼び込む懸命な施策がありました。
 神山町の大南さんは「オープン、フラット、フレキシブルの三つが理念」と語ります。元々の住人と移住者に線を引かず、上下関係をつくらない。枠も設けない。理念を追求したことで仕事と感性をもった人材が集まっています。
 紫波町の岡崎さんは「補助金に手をつけず、冷たい冷たい金融機関と付き合ってきた」と言います。補助金では「利益が出せない」「指定された食材しかおけない」等の制約がでてビジネスにならなくなるからです。小泉さんは、それぞれの町の取り組みの裏事情や数字、そして意義を明快に語られていて、パネリストの三方も舌を巻いていました。
 会場には行政・企業などから多くの復興関係者が集いました。耳に痛い話も多かったと思いますが、皆さん深くうなずかれながら話を聞いていました。私自身が、復興の取り組みを進めるうえで、大いに学びとなりました。

■『神山プロジェクト』(篠原匡, 2014)★4ー1596旅
「大南は意外なことを口にした。「そんなことは構いませんので、本業が成り立つことを証明してくれればエエよ。無理はせず、あくまでも経済合理性で判断してください」」
 神山町ではサテライトオフィス(SO)という取組で有名です。その第一号はオンライン名刺管理サービスで有名なSansan株式会社です。その寺田社長が「地域への貢献もします」と大南さんに話したところ、引用した言葉をかけられたそうです。日曜日のパネルでその背景も伺いましたが、「フラット」の重要性を話されていました。本著の最初半分は、神山町のガイドブックになっています。ぜひこの本を手に取って、神山町に出かけてみてください。

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2015年02月09日

小泉進次郎復興政務官が企業に投げたメッセージ。(2月8日)

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東の窓の会にて、小泉進次郎政務官、女川町長と。(2月7日撮影)

 昨日は、「東の窓の会」が仙台で行われました。釜石・大船渡・石巻・女川という企業連携に熱心の四市町による、大手企業との連携を目指した集まりです。その第一回目のマッチングイベントが仙台で開催されました。参加いただいた小泉進次郎政務官が、早速昨晩レポートをあげています。
「今日のイベントは、大手企業と自治体が意見交換を行い、今後の協業体制の可能性を探る目的で開催されました。私は、イベントの冒頭、女川町の須田善明町長、一般社団法人RCF復興支援チームの藤沢烈さんと、企業の復興や被災地との関わり方についてパネルディスカッションを行いました。今日のイベント参加をきっかけとして、自治体と企業で相乗効果を生むような協業がひとつでも多く生まれてくれたら嬉しいです」
『仙台で「東の窓の会」マッチングイベント、「新しい東北」官民連携推進協議会・会員交流会に参加』
http://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-11987464930.html

 小泉さん、そして須田町長とは「企業が復興に関わる意義とは?」のテーマでタップリ議論しました。 政務官が最後に話したこと。「私の世代にとって、東日本大震災は戦争に匹敵する大きなできごとだから、関わりつづけている。しかし企業の皆さんは利益をあげるという責任をもたれている。東北で事業機会を見つけて頂きたい」。企業人からみても、多いに勇気づけられる内容でした。
 今後、RCFは1つでも多くの協働事業が生まれるように働きかけることになります。

■『地域再生の経済学 豊かさを問い直す』(神野直彦, 2010)★3ー1595旅
「地方都市の再生には2つのシナリオがある。1つは、半市場主義にもとづく都市再生のシナリオである。もう1つは市場主義にもとづく都市再生のシナリオである」
「ヨーロッパ社会経済モデルでは社会資本(social capital)といえば人間の絆を意味する。社会経済つまりソーシャルエコノミーを発展させるには人間の絆である社会資本が決定的要因となる」
 地方財政の研究者による、地域を再生する道筋を描いた一冊。産業や観光といった市場経済でカバーできる領域は、とことん民間が担うべき。一方で市場社会のもとでは、事業者は中央都市にますます集中するため、地域社会は弱まる。これからの情報社会ではソーシャル・キャピタル(人間の関わり)が重要であって、そうした取組が実行できるように地方行政への権限移譲が必要・・。RCFとしては、東北の中と外。中と中。両面で人同士の関わりが強まるよう、事業を推進します。

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2015年02月08日

2016年以降の復興は財源次第。〜週刊復興ニュース(2月8日)

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いわき市・夜明け市場にて。(2月4日撮影)

 今朝は仙台にいます。被災市町村と企業のマッチングイベントと、「新しい東北」官民連携協議会に参加します。さて、今週の復興関連ニュースをお届けしますね。

【1位】『復興施策、今夏までに方向性 集中期間後に関し復興相表明』(福島民報、2月2日)
「全国で25兆円以上に及ぶ集中復興期間中の財源について、政府は復興増税や日本郵政株式の売却などによって確保してきた。竹下復興相は「(28年度以降の復興施策について)財源の裏打ちが最大の難問の一つ」と強調した」
http://www.minpo.jp/news/detail/2015020220724
 2016年度以降の復興の取組に対しての予算化の議論が続いています。ポイントはやはり財源です。他の予算を削るのは難しい中で、いかに捻出するか。今年の夏まで目が離せません。

【2位】『復興交付金 被災者の健康支援にも活用』(NHK、2月4日)
「現在は主にインフラ整備に使われている「復興交付金」を、災害公営住宅での自治会の設立などの支援にも積極的に活用し、コミュニティーづくりを進めるほか、放射線への不安などに対応する福島県の生活支援の相談員を現在の200人から大幅に増やすなどとしています」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150204/k10015197461000.html
 復興交付金が被災者支援に使われると報じられています。ハード(インフラ)中心であったものが、今後はソフト分野でも活用されます。国にとって大きな政策転換だと言えます。

【3位】『期待の新戦力「復興推進隊」 大槌、隊員第1号が着任』(岩手日報、2月7日)
「吉野さんは東日本大震災以前は都内のIT関連企業に勤めていたが、2011年5月に本県に移り、大槌復興刺し子プロジェクトを立ち上げるなど活動を続けてきた。吉野さんは「現段階では観光メニュー作りや、漁業の売り上げ、販路を拡大することを考えている。全力を尽くしてやっていきたい」と意気込みを新たにする。」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150202_11
 大槌町の復興推進隊が始まります。第一号は、刺し子プロジェクトの立ち上げを担ってきた吉野さんです。RCFはこの制度の企画と募集をサポートしています。

【4位】『いわきで大熊町民交流…サロン開設』(読売新聞、2月3日)
「町によると、町役場がある会津若松市で生活する町民は2000人弱だが、いわき市では約4200人が生活している。いわき市では、民間アパートなど借り上げ住宅に避難している町民が多く、町民同士が集まれる場所を求める声が以前から上がっていたという。先月末に訪れた渡辺友綱さん(86)は「3年ぶりに会えた人もいた。待ち望んでいた場ができてうれしい」と笑顔を見せていた。」
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150202-OYTNT50501.html
 福島では、避難町民の交流場所が相次いでオープンしています。まず場所が大事ですが、その上でより多くの町民が利用するように「企画」が求められます。RCFも大熊町と連携して、こうした拠点の活用を進めていきます。

【5位】『仮設住宅の目的外使用、県が要領まとめる』(福島民報、2月6日)
「医療・介護関係者をはじめ、被災地での就職希望者らを受け入れる。要領の運用は仮設住宅を管理する市町村が判断し、対象となる希望者に有料で貸し出す。入居期間は仮設住宅の供与期間まで」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2015/02/post_11447.html
 住居不足が続く中、仮設住宅を活用する動きが進んでいます。ボランティアに加えて、UターンIターンで東北に就職する人にも、貸し出されることになります。1DK月額7,500円、2DK月額11,300円など。

■『地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?』(久繁哲之介, 2010)★3ー1594旅
「成功模倣主義には大きな2つの欠陥がある。1.専門家が推奨する成功事例のほとんどが、実は成功していない。2.希にある本当の成功は、異国や昔の古い話であり、しかも模倣がきわめて難しい」
 地域プランナーによる、従来型地方施策がうまくいかない背景を説明した一冊。「大型商業施設への依存」「成功事例の安易な模倣」「自治体職員と土木建築工学者の発想」などに問題があるとしていて、地方創生が議論される2015年にも通じる話です。地域の当事者が考えぬいて新しい取組を試し続けるしかないわけですが、人口減少にともなう問題が悪化するスピードが早過ぎるわけです・・。
購入は→http://ow.ly/IEMGY

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2015年02月07日

地方創生でKPI原理主義がはびこる恐れ。(2月7日)

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 2月5日は、仙台で行われた、宮城県の復興支援員と地域おこし協力隊による年度末報告会に参加しました。

「復興支援員地域おこし協力隊活動年度末報告会」
http://ow.ly/IE97O


 宮城県は、「みやぎ復興応援隊」という名前で、石巻、南三陸などに県から復興支援員を派遣しています。3年間という期間が終了しつつある取組も少なくなく、「応援隊の活動をいかに地域に残すか」「応援隊員自身のキャリア」といったトピックが議論されていました。
 アドバイザーのお一人の稲垣文彦さんとは、「復興支援員が目指すべき目標は、交流サロンを何回やったとか、イベントに何人集客したではない。地域がいかに変わったかである」と話し込みました。
 最近は政府も「KPI」という言葉を用いるそうです。本来、KPI(Key Performance Indicator)は民間企業における管理会計の用語です。KPIで間違いがちなのは、思想なく数値目標だけを設定してしまいがちなこと。大事なのは、まずその会社がどんなビジョンをもっていて、そのための戦略方針は何か。それらを組織の中で共有するためにKPIは用いられるのです。しかし企業内でもKPIは単なる業績管理ツールになってしまい、ビジョンは戦略は置き去りにされて数値目標が目的化しているケースが見られます。
 地方創生や、復興支援員の文脈でも、同じ問題が発生しないか恐れています。めざすべきは地域の未来であり、そのための地域の変化。そのことを抜きにして、売上利益とか、集客数などを支援員の目標にすべきではないのです。よそ者が入ることで、地域の人と組織がいかに変わりつつあるか。そうした事例が積み重ねられているか。その一点をまずは洞察することが必要です。

■『里山資本主義』(藻谷浩介, 2013)★3ー1593旅
「『里山資本主義』とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された『マネー資本主義』の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方だ」
「ETICが、起業を考える若者を対象に行った意識調査では、いま、若者たちの五人に一人が、農業や漁業といった『一次産業』に挑戦したいと考えているという。かつて、企業の花形だったIT産業の二倍以上である」
http://ow.ly/IE518
 一昨年話題を呼んだ、従来のビジネスとは違った価値交換が地域で行われつつあるのでは・・と事例を交えて論じた一冊です。地方創生が各地で検討されている今、読んでおきたい一冊です。藻谷さんはETICも取材されています。熱意ある若者たちが地方で活躍しつつある様子は、東北でも見られます。その取組が一過性にならないようにするのがRCFの役割です。

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2015年02月05日

震災を機にうまれた最大のサービスは、LINE。〜2月8日に森川社長が仙台で講演

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早朝のいわき駅にて。(2月5日撮影)

 LINE森川社長が2月8日、仙台の起業家応援イベントで基調講演します。わたしが皆さんにぜひ参加してほしい理由は、森川社長が退任直前だからではありません。LINE自体が、東日本大震災をきっかけに生まれたサービスだからです。
「(相手が自分のメッセージを読んだ際に付く)あの『既読』表示は、東日本大震災を経験して、安否確認のためにあると便利だということで付けた機能なのです」」
『あれから3年、“震災生まれ”のLINEが命を救い、スマホが募金プラットフォームに』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmgp/20140310/260877/

 震災発生数日後に、大阪の喫茶店で一橋大学の後輩の稲垣あゆみさんから、LINEという世の中に出ていないアプリについてこっそり説明を受けました。このサービスが世界中で2億人弱の方が使う程のサービスに成長し、彼女自身も日経ウーマンオブザイヤーで賞をとるとは思いもよりませんでした。
「11年3月に東日本大震災が発生。「大切な人と連絡が取れない」という事態を目の当たりにし、知人同士が簡単に連絡を取り合える同アプリを最優先開発に据えるとの社の方針が決定。4月、稲垣さんを中心に、多国籍のスタッフで20人余りのチームを結成。急ピッチで開発を指揮し、わずか2カ月後のリリースを成功させた」
『LINEの開発チームをけん引した女性の素顔』
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20131121/167065/

 余談ですが稲垣さんは、フローレンス駒崎弘樹さんが構想した休眠口座預金活用プロジェクトにプロボノとして関わってくれたことがあって、語学力をいかして韓国の休眠口座事業を調査してくれました。
 東日本大震災を機にうまれたサービスの中での大ヒットはLINEであったと言えるでしょう。大きな社会課題は、大きなビジネスを生む機会にもなるのだといえます。
 同時に、震災復興はまだまだ続きます。復興はシリア・イラク含め世界中で解決がもとめられている課題です。五年目をむかえる東北で何ができるのか。LINE森川社長のスピーチを聞きながら、2月8日は仙台で起業というテーマについて考えて頂ければとおもうのです。

『起業家応援イベント SENDAI for Startups! 2015』
http://sendai-startups.org


☆日時 平成27年2月8日(日)
 講演会 14:00〜17:30(開場13:00) 交流会 17:45〜19:00
☆会場 東北大学百周年記念会館川内萩ホール(青葉区川内40)
 講演会:ホール 交流会:2F会議室
☆内容 ※プログラムは一部変更となる可能性がございます。
〔講演会 14:00-17:30〕
 基調講演
 ・LINE株式会社 代表取締役社長CEO 森川 亮 氏
 仙台・東北の起業家プレゼンテーション
 ・株式会社せん 代表取締役 水野 千夏 氏
 ・トライポッドワークス株式会社 代表取締役社長 佐々木 賢一 氏
 ・株式会社マテリアルコンセプト 代表取締役社長 小池 美穂 氏
 ・株式会社みちさき 代表取締役 菊地 守 氏
 ・株式会社47PLANNING 代表取締役 鈴木 賢治 氏
 ビジネスグランプリファイナリストによるプレゼンテーション・表彰式
〔交流会 17:45-19:00〕
 ・参加者同士のネットワーキング
☆入場無料(交流会参加の場合は会費2,000円)※好評につき交流会の応募は締め切らせて頂きました。
☆定員1,000名(先着)
☆ご来場は公共交通機関をご利用ください。
 バス停「東北大学川内キャンパス・萩ホール前」下車 徒歩3分
☆申込み
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2015年02月02日

中東へのRCFのかかわり。(2月2日)

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伊豆急下田にて。

 後藤健二さんの冥福を、心よりお祈りいたします。
 週末はRCFの経営メンバーで合宿を行いました。東北復興および社会課題に対するRCFとしての計画を議論するためです。海外への貢献についても、話題にあがりました。最近の活動を振り返ってみても、中東ではトルコとイラクに関連してRCFでも2つ調整業務を行っています。

 一つは、イラク連邦政府の職員向けの研修についてのコーディネイトです。第二の都市モスルが支配下におかれるなど、シリア同様イラクもISILの影響が大きくなっています。イラク政府は「数年後の復興段階をみすえて、緊急段階でいかなる取組をすべきかを、日本から学びたい」と考えています。東北の復興は課題も多いわけですが、様々な試行錯誤をおこなった知見もあります。緊急支援からいまの復興段階にいたるまで、政府や被災自治体などで中心的に動かれている皆様を、紹介させて頂きました。

 いま一つは、日本トルコ文化交流会による復興支援のサポートです。池上彰氏を審査委員長として、民間団体の表彰と支援を行われるわけですが、現地の団体の紹介をいたしました。2月10日に記者発表会、28日には授賞式が行われることになっています。

「エルトゥールル号からの恩返し 日本復興の光大賞15」(審査委員長 池上彰による)記者発表会
http://www.dreamnews.jp/press/0000106400/


 トルコにも、シリアからの難民が100万人以上流入しています。元々住んでいた地域を強制的に離され、長きにわたって戻れないという意味では、福島の状況と似ているのではないか、とトルコの方が話されていました。今回の賞でも、福島での活動を特に注目されていました。
 ISILによる日本人拘束について、大変無念な結果になってしまいました。ISILという集団に対して行うべき対策は、正直いって私は何もわかりません。ただ、シリアから300万人以上の難民が生じていて、そうした皆さんが心に深い傷を負いながら避難生活を送られている。そうした事実に対しては、日本人ができることはあると思うのです。
 その意味では、難民支援のために政府が2億ドルを拠出したことは、きわめて真っ当だと思いますし、その事実に対して「十字軍に参加した」とするISILの声明は歪んだものだと感じます。人道支援を続ける一点においては、私はいまの日本政府を支援したいと思います。
 RCFとしても、東北復興の経験からでき得ることは、何かできないか、と願っています。

■『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル、2012)★4ー1592旅
「よいことをしたのだから自分を甘やかしても構わないと思っているのに気づいたら、ちょっと落ち着いて、それがごほうびに値するかどうかではなく、自分は『なぜ』よいことをしたのかと考えてみましょう」
「欲求を感じたら、体でどのような反応が起きているか、その感覚に意識を向けましょう。欲求を頭から追い払おうとせず、なおかつ欲求に従って行動することなく、欲求の波を乗り越えましょう」
 2013年のビジネス部門ベストセラーとなった一冊。スタンフォードの女性心理学者による、人間の「意思」と「行動」について心理学の最新の科学的成果からまとめています。良いことをしていると自分で感じていると、自分を甘やかす傾向にあるとのこと。自分の行動を「正義」「善」であると思いこまず、冷静に自分の行動を振り返る。復興に取り組む自分達にとって参考になります。
購入は→http://ow.ly/IhW29

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