2016年06月08日

復興から5年の区切りと、官民連携。(6月8日)

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アジサイの季節になりました。

 6月6日は、復興庁主催による東日本大震災5周年復興フォーラムがありました。当日は伺えませんでしたが、参加する企業を紹介させて頂きました。

<復興フォーラム>被災3県 風化防止訴え(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160607_71018.html


 「企業・NPO・行政による復興」という考えが込められたイベントになっていて、三県知事はもちろん、首相や米国大使もそうした文脈(コンテクスト)を理解できているのは、改めて時代が変わってきたと感じています。その裏側では、復興庁の岡本事務次官はじめ、多くの関係者の尽力がありました。
 昨晩もある企業の皆様と、NPO・行政が連携した熊本支援のあり方を議論できました。また今日はこれから、初任国家公務員向けに企業との連携について講師を行います。

[読書1705旅]『人が集まる、定着する! 会社の採用』(原正起, 2015)
「自社の存在を知ってもらうことから考えよう。特に経営者からの発信は効果的。何をどう発信するかを考え抜くことが、採用成功のカギとなる」p22
「ソフトバンクは『No.1』採用を実施しており、どんな分野でもナンバーワンの経験がある人材を別のプロセスで採用している。スタッフサービスはわずか一日で採用を決める『ファスト採用』で学生にアピールしている。ドン・キホーテは履歴書を完全撤廃して、書類選考のない採用を行った」p103

 人材採用競争が激化する中で、いかに自社の存在をユニークに広めていくか、実例とともに示した一冊です。RCFは「東北復興」や「官民連携」を行うNPOとして独特なポジションを持っており、当初は採用においても比較的人が集まって頂けました。しかし復興も目新しさはなくなり、新たな切り口の提示が必要になります。いかに潜在転職層にRCFの存在を届けていくか、考えています。

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2016年06月06日

社会からの要請にNPOは応えられるか。(6月6日)

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京コンピューター。

 G1関西フォーラムがあり、土曜日は日帰りで神戸に行きました。スーパーコンピュータ「京」と多細胞システム形成研究センターを午前中に視察。午後には、理化学研究所の松本理事長や高橋政代先生といった研究者から、先端技術と社会について話を伺いました。分科会は「震災復興とテクノロジー」に参加し、福岡市の高島市長や、孫泰蔵さんとともに、防災のあり方について議論。
 学術、行政、政治、経済といったみなさんの社会への強い想いを感じる一日でしたが、NPO関係は私と白井智子さんの参加にとどまっていて、もっと現場を担えるNPOのプレゼンスを上げなければ・・と感じた次第です。今週は、新公益連盟の合宿があります。政府や大手企業と対等の組むことができるNPOをさらに増やすことに努めたいと思います。

[読書1704旅] 『新卒採用の実務』(岡崎仁美,2014)
「複数企業から内定を獲得した学生に対し、どの会社に入社するかを決めるにあたって『最も重視した条件』をたずねた調査があります。2014年春卒業生の回答で一位となったのは、『一緒に働きたいと思える人がいるとかどうか』という項目でした」p22
「新卒採用の根幹は、自社の事業を前に進めたい企業と、自身の未来を切り開きたい若者とが互いを理解し、信頼関係を構築して、共に歩む意志を確かめ合うコミュニケ―ションです」p233

 福島で人材関連の事業を進めるにあたり、人材関連の本を読み直しています。給与水準や知名度よりも、「働きたいと思える人がいるか」「勤務地」といった要素が重要とのこと。勤務地という意味で、福島沿岸はハンデがあります。しかし魅力的な経営者はいますから、そこを引き出してとにかく伝えることが必要です。
 RCFでも採用強化を進めていますが、RCFでの仕事がいかなるキャリアに繋がるのかを伝えていく必要があるな、と感じています。

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2016年06月04日

熊本地震で、企業はいかなる役割を果たすか。(6月4日)

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熊本地震企業説明会にて。

 熊本地震の企業向け報告会が、昨日行われました。50の企業や団体から80名近くの方が参加。中長期の支援を考えている企業も半数以上で、熱気を感じました。
 熊本県庁の方(発災後、まだお休みがない状況とのことです・・)、またJVOAD、ピースボートという現地で活動されている皆様の報告があり、また視察された企業からの報告もありました。在宅避難者、車中泊がまだ続いていること。赤十字への募金がそこまで集まっていないことから、東日本では仮設住宅に提供された家電セットをお渡しできないといったことが発生しています。
 報道が激減する一方で、緊急期以降の支援はこれからになります。ボランティア、物資、その後の本業を活かした支援など、企業の皆様の取り組みに大きく期待しています。また我々も日本財団さんとともに現地の動きとのコーディネートを行います。熊本での取り組みを検討している企業の皆様、何かありましたらお声かけ頂ければと思います。
 なお、本日から助けあいジャパンさんが開設した熊本地震特設サイト「いまできること」で早速昨日のレポートがあがっています。こちらのサイトにも是非注目ください。

「震災から一ヶ月半。日本財団が現地報告・被災地支援説明会を開催」
http://bit.ly/1Ps21BN


 さて今日はG1関西フォーラムに出席するため、いまは神戸にいます。これから理化学研究所の視察です。
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2016年06月03日

社会的インパクト評価イニシアチブの設立検討会合。(6月3日)

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社会的インパクト評価イニシアチブ検討会合にて。

 社会的インパクト評価イニシアチブの設立検討会合に、新公益連盟の事務局長の立場で参加して参りました。NPO/市民セクターの役割が増していますが、必ずしも社会的投資や寄付に対する成果がでているのか、見えづらい面があります。そうした評価手法を整備し、日本国内に普及するための機運を高めるために関係者が集い、このイニシアチブが発足します。
 新公益連盟は、特に成果重視の事業者が30団体集まっていますから、まずはこのネットワークに入っている団体はほぼ社会的インパクト評価を行っているように、流れを作っていきたいと思っています。
 さて今日は午後に、熊本地震についての企業説明会があり、50を越える企業・団体が集まる予定です(※1)。メディアの注目はすでに落ちていますが、企業の皆様と何ができるかを考えていきたいと思います。

※1 企業向け被災地支援説明会開催(日本財団)
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2016/66.html

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2016年06月02日

6月20日、地方創生に企業がかかわる意義を考えるイベントを共催します。

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JEBDA鷹野さんと、日立の増田さんと。

 昨日は、JEBDA鷹野さんと、日立増田さんと、6/20に共催させて頂くイベントについて打ち合わせ。国・自治体・地元企業・大手企業一同に会し、「地域で活動すること」の意味について議論致します。私はパネルのモデレーターで参加します。

「地方創生に地域外の企業が関わるインパクトとは何か?〜復興のフロントランナー、釜石市・女川町のオープンシティ戦略に学ぶ〜」
・2016年6月20日(月)14:00-17:15 @日立製作所品川セミナールーム
・特別講演「地方創生の現状と課題」 間宮淑夫(内閣官房まひ・ひと・しごと創成本部事務局次長)
・「釜石市のオープンシティ戦略」 田中透(釜石市副市長)
・「女川町の1000年に一度のまちづくり」 近江弘一(女川みらい創造株式会社専務取締役)
詳細・申し込みは→http://jebdaevent20160620.peatix.com/

 丁度newspicksでノーベル平和賞を受賞したカイラシュ・サティヤルティ氏と坂之上洋子さんの対談が掲載されていましたが(※1)、そこでも企業による社会貢献の未来像が示されていました。カイラシュ氏は「20年後に実現する」と書かれていましたが、実は日本企業は東北復興の現場で、彼がイメージする取り組みを一定程度実現しているように思うのです。どんな取り組みが進んでいるのか、6/20のイベントでご理解頂ければと思います。

※1 ノーベル平和賞・カイラシュ 将来のビジネスは思いやりと知性が手をつなぐ
https://newspicks.com/news/1583897/

[読書]『政・財 腐蝕の100年』(三好徹,2012)〜1703旅
『午後2時頃には会社へ戻って、朝に下した指示の実行ぶりを確認する。もし、思ったほどに進行していなかったら大声で叱咤し、それが一段落すると、要路の高官を招待してある妓楼へ赴き、酒席の間に政府の次の動きをさぐり、ときには徹底的に頭を下げ、場合によっては威嚇的な言葉をつらねる。これが岩崎の日課であった』

 明治から昭和にかけて、時の政治家や経営者がいかに金銭的な癒着を行っていたかを紐解いた一冊です。これを読んでいると、某都知事含め、最近の政治家の所業がかわいく見えてしまいます。最近は少し指摘が行き過ぎているようにも思いますが、権力者の汚職のすさまじさを知ると、やむを得ないのだろうと感じます。

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2016年06月01日

G1・KIBOWソーシャルアワードの受賞 (6月1日)

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G1・KIBOWソーシャルアワード。

 「G1・KIBOWソーシャルアワード2016」社会起業家部門でアワードを頂戴しました。この社会起業家部門は、過去に大西健丞さん、宮城治男さん、佐藤大吾さんが受賞しているもの。今回は、ヤマトホールディングスの山内雅喜社長、SEKAI NO OWARIのFukaseさんと共に表彰されました。
 とりわけ"玄人"的な役割を評価頂ける内容で、黒子を自任している自分としては大変ありがたい賞です。賞に恥じないよう、東北や熊本の復興、そして日本にまだまだ潜む社会課題解決にむけて、歩んでいきたいと考えています。

代表 藤沢が「G1・KIBOWソーシャルアワード2016」受賞しました
http://rcf311.com/2016/05/31/160601_g1socialaward/


[読書]『原発避難者の声を聞く〜復興政策の何が問題か』(山本薫子ほか, 2015) 〜1702旅
「両親は『孫と離れたくないから帰らない』といっているが・・。(本当は)帰りたいのに嘘をついたまま避難先で死んでしまうのか、とも思うことがある」p22
「『住めないと頭では分かっているんだけれども戻りたい』という複雑な気持ちですね。そして、『戻りたい』というのは『住む』ということじゃないんだよね。『残したい』という話になってきたりとか・・」p25
「行政区内は家族みたいにみんな知ってたから・・そういうお隣さん、ご近所さんがいなくなったというストレスはすごいですね」

 原発事故による全町避難を強いられている、富岡町の皆様の生の声から、避難の実態を紹介している一冊です。富岡町の方にも話しを伺いますが、「帰還する、移住するの二択ではない。町民は本当は全員戻りたい」と話されます。希望と現実にズレがある部分に本質があるのです。福島に限らず、元住んでいた地域を離れた方ほど、体や心に負担がかかっている現実もあります。時間をかけたサポートが必要です。

posted by 藤沢烈 at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする