2017年03月31日

福島にとっての歴史的な1日。(3月31日)

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4月1日に避難指示解除となる富岡町にて。

 年度末です。韓国前大統領逮捕で揺れていますが、福島にとっても今日は歴史的な日です。原発事故による福島県の避難指示が、今日と明日をもって4町村で解除となるためです。
「東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の避難指示は31日に浪江町と飯舘村、川俣町山木屋地区で、翌4月1日に富岡町で、一部を除き解除される。解除対象は約3万2000人」
『<避難解除>31日から 福島4町村3万2000人』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170330_63007.html

 RCFは、福島沿岸での事業再建を進める企業の求人支援と、また新たにこの地域でチャレンジを行う方をサポートする仕事を行っています。また、今回解除されない双葉町・大熊町での被災者支援を続けてきました。
 6年間、住むことができなかった町です。インフラの再建が必要です。医療、教育といった最低限のサービスもゼロから戻していく必要があります。雇用も必要です。安全は確かめられても、安心への不安も残ります。そうした状況ですから、帰還しないことを決めている方も少なくなく、人口が急減することも課題です。
 しかし、この町の再建を目指している方々の思いをくみとって、一つ一つの仕事を進めていければと考えています。福島沿岸の復興は、政府や行政だけでは難しいテーマです。民間の知恵と熱意が、まさに求められています。
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2017年03月30日

こども保険。一人一人が子育て世代を支えることができるか。(3月30日)

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昨日の記者会見にて。

 「こども保険」という政策が提言されました。こちらは小泉進次郎さんら自民党若手議員が構想したものです。私もオブザーバーとして議論に加わっていました。昨日から、多くの報道がありましたら、耳にした方も多いと思います。
「小泉議員を中心とした若手議員の会議では「子育て」に社会保険がないことを問題視し、全ての子どもが保育や教育などを受けられるよう、社会全体で支える仕組みとして「こども保険」の創設を提言した。まずは、保険料率を0.1%とし、財源約3400億円を確保するとしている。これにより小学校入学前の子どもの児童手当を月5000円増額することなどを目指している。
『小泉進次郎議員ら「こども保険」創設を提言』(3月29日、日本テレビ)
http://www.news24.jp/articles/2017/03/29/04357674.html

 「増税だ」と誤解されていますが、本質はそうではありません。医療・年金・介護と高齢者世代にメリットの大きい公的保険の枠組み(フレームワーク)に、子育て世代への支出を追加するものです。子育て支援を増やす一方で、伸びが予想される医療・介護の支出を適正にしていく考えです。小泉議員は次のように発言しています。

「0.1%すらも負担だと思うような社会だったら、いつまでたったって子どもを社会全体で支える日本なんだって事は言えないと思いますね」(小泉議員)
 
 年収400万円の方だと、0.1%の負担とは月240円になります。この金額が小さいとは言いません。公的保険の一つである年金は、社会全体でお年寄りを支える仕組み。同様に、こども保険を通じて、社会全体で子育て世代を支える仕組みがあっても良いと考えます。
 私が子どもを生まない年代になったとしても、次の世代の子どもたちに向けて、保険料を払い続けることに100%同意できます。
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2017年03月29日

聖火リレー検討委員会の第二回目会合が開かれました。(3月29日)

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第二回の聖火リレー検討委員会にて。

 報告できていませんでしたが、聖火リレー検討委員会の委員になっています。東京オリパラの組織委員会が設置したもので、東北分野における有識者枠で入らせて頂きました。
 さて、この二回目の会合が昨日虎ノ門ヒルズで開催され、報道されています。
「東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県については「沿岸部だけでなく避難先の内陸部も回る」と説明し、熊本や鳥取の地震、新潟県糸魚川市の大火の被災地も踏まえ、47都道府県を丁寧に回る方針を示した」
『東京五輪の聖火リレーに被災地の子どもたち参加も 応援歌制作も検討』
https://this.kiji.is/219370871099524602?c=113147194022725109

 次回は4月末に開催され、ルートやランナーについて協議されることになっています。守秘義務がかかっていますから報道以上のことはお話しできません。が、東北の復興を世界に伝えるために、東北の声を代弁していきたいと考えています。

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2017年03月28日

休眠預金「未来構想」プラットフォームが始まりました。(3月28日)

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第一回会合の様子

 休眠預金を活用して、非営利活動を推進する法案が昨年、国会を通っています。今後は、実際にいかにNPOにこのお金が渡され、実際に社会課題解決が進むかが課題となります。この議論を進めるための、民間のプラットフォームが昨日立ち上がりました。
 RCFではなく新公益連盟の事務局長の立場として、メンバーに加えて頂きました。この資金がいかに扱われ、社会課題解決につながるかが、ソーシャルセクターにとって大きな分岐点になるように思います。新公益連盟は、現場をもつ事業型NPOが中心のネットワークです。いかに革新的な非営利事業を生み出せるか、知恵を絞っていきます。

□設立趣旨
平成26年12月に法律が成立した休眠預金の最適な活用を実現するため、全国的な民間セクターの意見集約の場であり、詳細設計の検討や提案、社会理解促進を目的とした普及啓発、 セクター全体の準備の促進などを進めるためのプラットフォームを設立する。活動にあたっては、休眠預金活用推進議員連盟とも連携し、政府が設置する審議会への情報提供や提案も行う。 また、将来の指定活用団体の最適な発足に向けた機運も醸成する。
□活動内容
1. 休眠預金の最適活用に向けた具体的検討と提案
2. 普及啓発や準備促進
3. 指定活用団体の最適な発足に向けた機運醸成
(休眠預金「未来構想」プラートフォーム案より抜粋)

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2017年03月27日

少しずつ更新します。(3月27日)

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千鳥ヶ淵の桜もあとすこし

しばらくblogの更新もできていませんでしたが、少しずつ再開したいと思います。6年目の3月11日を迎えたこともあり忙しい日々でしたが、この週末はゆっくり読書ができました。
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2017年03月11日

東日本大震災から6年。3月18日・19日に南相馬を行きませんか

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3月11日。今日で、東日本大震災から6年となりました。

この日だからこそ、一つ告知をさせてください。
3月18日(土)、19日(日)に、南相馬の今を知り、これからの関わりについて考えるツアーを行います。

「南相馬エリア現地視察ツアー 〜福島12市町村スタートアップセミナー in 南相馬〜」
http://peatix.com/event/242397/view


RCFは今年から福島沿岸でのチャレンジを目指す取り組み(FVC)を開始しています。一緒に立ち上げた南相馬の半谷栄寿さん、和田智行さんがホスト役となり、津波と原発事故を通じた被災状況と、逆に発展の可能性を知って頂きます。和田智行さんは「福島は日本最後のフロンティア」「地域の100の課題から100のビジネスを創造する」と話されます。彼がいる南相馬小高地区は一時期人口がゼロになりましたが、千人が戻り、今後数千人の方が住むために急速にまちが作られていきます。福島・東北は困難を抱えた地域ですが、同時に人口減が進む日本では限られた成長する場でもあるのです。福島で何か取り組みたい方だけでなく、6年目の福島を見てみたい、という気軽な気持ちでお越しいただいて構いません。交通費・宿泊費はご負担頂きますが、参加費は無料です。参加をお勧めします。

毎日復興に関わっているRCFにとって、3月11日は復興に"取り組まない"一日となります。なぜなら、この日の東北は鎮魂の日となり、被災された皆様は静かに一日を過ごすため、特に現地では動きを控えるためです。私も、すこし離れた長野から、東北のことを想う一日にします。


posted by 藤沢烈 at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする