2018年04月13日

南相馬での公民連携の動き。(4月13日)

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福島民報の記事より。

 少し前になりますが、南相馬市で「公民連携プラットフォーム会議」があり、話題提供をさせて頂きました。
 南相馬市の田林・前副市長の呼びかけにより、市からは門馬和夫市長筆頭に市職員70名が参加。民間からは、あすびと福島の半谷さん、小高ワーカーズベースの和田さん、トイボックスの白井さんが参加されました。いずれも非営利組織ではありますが、事業を通じて南相馬の地域課題や復興課題の解決を目指されている組織です。
 地域でのNPOの役割は日に日に増しています。ただし、生活に困られている住民の方にリーチするには、行政との連携は必須になります。行政にとっても、要求をするされるの関係ではなく、フラットにNPOと意見交換できる関係や場づくりは必要です。その意味で、南相馬の今回の動きは、被災地全体の今後の復興のあり方を考える上でも、意義あることにように思います。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4492212353/
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2018年04月12日

松井孝治さんと自民党若手議員が、政と官の関係について語る。(4月12日)

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小泉さん、松井さん、福田さん、清水さん。

 昨夕の「2020年以降の経済社会構想会議」は、松井孝治・元内閣官房副長官がゲスト。若手議員20名と、2時間にわたって統治機構改革について議論。民主党政権がなしえなかった複合的改革ができるか、松井さんから若手議員に対して大きな宿題が投げかけられた場となっていました。松井さんも、facebookで投稿されています。




 2020構想会議は、昨年まで続いていた「小泉小委員会」の後継会議です。自民党若手議員の会議体ですが、派閥横断で様々な政治信条の議員が集い、直近ではなくて5年後10年後を見すえた議論を続けています。
 この日は、第二回の会議の講師であった日経新聞編集委員の清水真人さんも来られて、政と官の関係について、「中立性」をキーワードに仕切り直しをする必要があると論じています。昨日も使われた記事が丁度10日に日経電子版に掲載されていますから、ぜひ御覧下さい。

『政と官の仕切り線 政権交代時代の「中立性」』(日本経済新聞, 4/12)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29150830Z00C18A4000000/ 

下の村井議員のブログにあるように、「平成デモクラシーの総括とポスト平成の政治改革」をテーマに、5月中に中間とりまとめを行うことも決められています。引き続き注目下さい。

2020年以降の経済社会構想会議・第4回(むらい英樹ブログ, 4/11)
https://ameblo.jp/murai-hideki/entry-12367685336.html

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『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月11日

希望の道を、つなごう。〜東京五輪聖火リレーの概要が公表されました。(4月11日)

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 昨日、東京五輪組織委、政府、東京都らが調整会議を開き、聖火リレーの概要をかため、公表しました。私は組織委の聖火リレー検討委員の一人でしたが、これで1つの区切りとなった思いがあります。

聖火リレー、114日で列島回る 開始前に被災地へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29216840Q8A410C1CC1000/


さて、今回の発表のポイントは3つあります。

■1. 被災地は3日。(日程の決定)
 被災三県を3日、東京を15日、その他を2日など、全体で114日で回る案となりました。3月11日前後からスタートするという話もありましたが、3月下旬から始まることになる模様です。

■2. 希望の道を、つなごう。(コンセプトの公表)
 「希望の道を、つなごう。~Hope Lights Our Way」が、
 コンセプトとなりました。こちらもコピーライターが検討した複数の案を、検討委員が協議し提案していたものです。あくまで前向きで、しかし鎮魂も感じさせる復興五輪をイメージさせる文言になったように思います。

■3. スタート地点は先送り。
 東北なのか沖縄なのか、といった議論がありましたが、昨日の調整会議では出発地の決定は見送られています。ただし、スタートの前に聖火が岩手・宮城・福島で展示されていることが決まりました。

 今後は、各県で聖火リレーの実行委員会が立ち上がり、細かなルートやランナーについて協議が開始されます。東北三県は3日ありますから、被災沿岸も内陸も、しっかりと回って頂ければと思います。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月10日

音喜多駿氏による小泉小委へのコメント。(4月10日)

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東京都議の音喜多駿氏が、『人生100年時代の国家戦略』を読んだ感想をインタビューで応えています。

ブロガー議員は「人生100年時代」をこう見る(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/214662


 共感する点が多いとする一方で、「こども保険を高齢者も負担すべきであり、医療費などもカットすべき」「年金の受給年齢引き下げはいますぐ議論すべき」など、より施策を強めるべきと語られています。
本には書き記しましたが、小泉小委員会ではかなり踏み込んだ議論もされています。メディアに発表する時は抑えたトーンでしたが、解雇規制の緩和や、高齢者が一律に負担割合が低いことについても突っ込んだ議論がなされていました。
個人的には、安倍政権には様々な問題があれど、金融政策は賛成の立場です。他方、社会保障改革は進んでいるとは言えません。与野党超えて、時代にあった制度について議論が進むことを願っています。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月09日

新公益連盟の4月度幹事会を開く。(4月9日)

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新公益連盟・幹事会にて。

 社会起業家や事業型NPOのネットワーク組織である、新公益連盟の幹事会が開かれました。

新公益連盟 ~ともに社会を変え、社会を創る。
http://www.shinkoren.or.jp/


 代表理事の駒崎弘樹さんを筆頭とした幹事が二ヶ月に一回集い、20程のテーマを1.5時間で濃密に議論します。今回は、7月に行われる合宿について意見交換しました。
 今年で四回目になりますが、はじめて大阪で行います。基本的には正会員・賛助会員のみの参加となりますが、一般公開できるセッションを設けられないか、との議論もありました。その場合はこちらでもお伝えしたいと思います。大阪は公益庁についての議論がおこなっていたり、社会起業家むけのファンドができたりと、近年社会的事業についての動きが活発なように感じています。大変楽しみです。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月08日

冨山和彦さん、小城武彦さんとローカルキャリアについて語る。(4月8日)

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冨山さん、小城さんと。

地域×デザイン展にて、経営共創基盤の冨山さん、日本人材機構の小城さんとパネルディスカッションをご一緒する機会がありました。その模様がまとめられています。

『東京の歯車より地方の心臓に 経営共創冨山代表が語る地方の魅力』
https://www.projectdesign.jp/201805/local-design-2018/004884.php


 小城さんは『東京の歯車もいいけれど、一度、地方で心臓をやってみませんか』と、冨山さんは『東京で壁にぶつかっている多くの有能なサラリーマンは、地方へ行くべきだと確信しています』と、地域でのキャリアの可能性を話されていました。
 私からは気仙沼や南相馬小高での取組をご紹介しました。「ローカルキャリア」という新しいキャリアの可能性を復興の現場から見出しましたが、日本経済を牽引してきたお二人からこうしたメッセージがあることから、時代の変化を改めて感じます。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月06日

岩佐大輝さんに会いに山元町ICHIGO WORLDへ。

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岩佐大輝さんと。

 ミガキイチゴで有名なGRA岩佐大輝さんを訪ね、山元町のICHIGO WORLDを訪ねました。

http://ichigo-world.jp/

 「1粒1,000円」で話題となったミガキイチゴは、東北からも付加価値が高い製品づくりが十分可能であることを示しました。その後もイチゴのスパークリングワインを開発して全国販売したり、化粧品を販売したりと、次々に事業展開をしていて、今回お会いした際も、まだ話せないのでしょうがまた壮大な事業計画をお持ちでした。
 新著『絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業』も話題です。引き続き、山元町のみならず東北経済を牽引してほしいと思います。

https://amzn.to/2q87jJd

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2018年04月05日

こども宅食の2017年度事業報告会を実施しました。(4月5日)

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こども宅食・事業報告会にて。

 文京区の低所得子育て世帯に、食材支援をおこなう「こども宅食」事業。2017年に物資提供とボランティアで支えて頂いた皆様向けに、先日報告会を行いました。
 文京区の成澤区長から挨拶を頂くとともに、一年間物資を提供してくださった企業の皆様に感謝状をお送りしました。その後フローレンス駒崎さんから事業報告、ファンドレイジング協会の鴨崎さんから支援世帯への調査報告を行い、参加者で懇親を深めました。
 支援をゴールとせず、支援を通じていかなる社会的成果を出せているかを効果検証しつつ、事業の内容を更新し続けています。今年度からは、支援世帯が3倍の450世帯となります。有り難いことに支援企業の皆様は世帯増にも対応して頂きましたし、新しい支援元も増えています。新年度になり、寄付やボランティアの受付サイトも更新されました。こども宅食事業、引き続き注目頂けますと幸いです。

こども宅食・ふるさと納税寄付サイトはこちら→
https://www.furusato-tax.jp/gcf/270

ボランティア登録サイトはこちら→
http://kodomo-takushoku.tokyo/

□出版情報

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2018年04月04日

石川善樹さんによる、小泉小委員会の回想録。(4月4日)

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ちょっと前になってしまいましたが、石川善樹さんが、「小泉小委員会」の振り返りを記事にされています。

『「小泉小委員会」は結局、何を議論したのか?~アドバイザー・石川善樹氏が振り返る』(東洋経済オンライン, 3/20)
https://toyokeizai.net/articles/-/211946

善樹さんはアドバイザー、私はオブザーバーとして会議には毎週のように一緒していました。会議は多岐にわたる社会課題を議論していたわけですが、どんなテーマでも関連するデータや論文をユーモアたっぷりに引用されて、小泉さんはじめ参加議員の笑いを大いにとっていました。
 この記事でも、小泉小委員会の特質を存分に語って頂いていますので、ぜひご覧頂ければと思います。

□出版情報
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2018年04月03日

東京オリパラの聖火リレー、4月10日に固まります。(4/3)

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聖火リレー検討委員会にて。


4月10日、東京五輪の聖火リレー調整会議が開かれ、大まなか日程やスタート地点が固まるとの報道があります。
 
東京五輪「聖火リレー調整会議」10日に初開催 県別日数配分など了承へ(SANSPO.com, 4/2)
http://www.sanspo.com/sports/news/20180402/oly18040219470002-n1.html


聖火リレー、被災地スタート案に慎重 どうなる復興五輪(朝日新聞, 4/2)
https://www.asahi.com/articles/ASL3Z3TB2L3ZUTFK00C.html


 3/23には、久々に聖火リレー検討会議が開かれ、私も出席し、改めて東北で世界リレーを走ることの意義についてコメントいたしました。
 聖火リレーは、東北で最もオリンピックを感じやすい機会となります。方針が決まることで、東北での五輪の盛り上がりがいよいよ広がることを期待しています。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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2018年04月02日

8年目のはじまり。(4月2日)

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麹町にて。

 新年度になりました。
 東日本大震災から7年強が経ったわけですが、個人的に3年目よりも5年目よりも、このタイミングが区切りとなったように思います。
 岩手・宮城の復旧復興事業は進展し、福島も多くの避難地域の帰還が始まって一年経過しました。企業・行政・NPOのいずれも復興について区切りを迎えつつあるように思います。
 RCFもその例から外れません。この3月で、4年強活動を続けてきた、双葉町と大熊町の復興支援員事業について、RCFとしての関わりが終わることになりました(事業としては引き継ぎとなります)。双葉町復興支援員については、メンバーが町民の皆さん向けのブログを書いていました。その最後のメッセージが下記にありますので、ぜひ読んで頂ければ幸いです。(事業終了に伴い、5月末にクローズの予定です)
 
ふたさぽブログ(双葉町復興支援員ブログ)
https://futasapoblog.wordpress.com/

 役割を終える事業もありますが、東北への関わりについても、その他地域や、別の社会テーマについての新しい役割も増えることになります。事業が正式決定次第、お伝えしていきます。

□出版情報
『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)
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