「一般の病院がほとんど前置胎盤症例を担当しなくなりました。その結果として、私の病院の2006年の前置胎盤の症例は以前の何と2倍に増えました。これはうちの病院近辺だけなのかと思いましていろいろ聞いてみたのですが、東大病院も、自治医大病院も倍に増えています」p110
東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム部門『シンポジウム詳録 現場からの医療改革推進協議会07』(2007)
「現場からの医療改革推進協議会」のシンポジウムレポートの第二回2007年度版より。医療問題がさらに深刻化している様が各レポートから伺える。
北里大学の海野教授による産科医療問題の講演より。
一施設あたりの質と、施設数の問題に二分できる。
診療体制と診療内容に質は分かれる。施設における体制では、一施設の医師数が限られた状況が続いているのと、その中でも女性医師比率が高まっているため、マンパワーが限定的になる状況がある。大野病院事件以来、リスクの高い診療を避ける病院が増えているのも現実。
あるいは施設数自体でも、高齢化した産科医が施設を閉じ、また助産師が雇用できないことで新規施設が伸び悩む状況も続く。
こうした状況ゆえに、急速に産科医医療が悪化している。行政と医師の連携によるスピーディな対応が求められる。
□編集後記
年内の筋トレも今日で最後。

