「ユダヤ人はキリスト教の真実について知ることができたのに、なおもそれを否認したというのは、ほとんど人間としてあるまじき行為のように思われた。(略)ユダヤ人は悪魔を礼拝し邪悪な秘密の儀式で悪魔と交信するという報告が生み出された」p346
ポール・ジョンソン『ユダヤ人の歴史 上巻』★★★★
ユダヤ人への迫害の歴史を知ると、絶望的な気持ちになる。イスラム教のジハードに追いやられ、キリスト教国からは裏切り者と蔑まれる。迫害されるほどに、ユダヤ人は恨みを持って陰謀に取り組んでいるとの誤解が助長する始末。子供が事故死するのも、ペストが流行するのもユダヤ人が加担しているとされた。
ヨーロッパでのユダヤ人迫害は11世紀から始まる。13世紀はやや落ち着くも、14世紀に各地で迫害が同時発生し、1500年頃に各国でユダヤ人は追放処分になる。
その後も18世紀にはテロリスト/革命家としてのユダヤ人が取りざたされるし、20世紀にはホロコーストが起きる。大戦後も、迫害は続く。
□編集後記
一日三回アップを心がけていましたが、意図的に重たい本を選ぼうと思うため、アップ数は減るかもしれません。

