2009年02月03日

824旅 くらたまなぶ『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』★★★★

「『楽しい』『泣けちゃう』『いい』『悪い』『すっごく』『とっても』『お願いだから〜』『もっと〜』『チョー〜』などなどなど。豊かな表情とともに言葉があふれ出してくる。まさにマグマの噴出だ。(略)一つ一つの『気持ち』が、いい商品づくりのための、部品となり材料となり構造となる。開発を推進するエネルギーとなり、起業後の事業ビジョンそのものになることさえある」p67
くらたまなぶ『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』(日本経済新聞社, 2003)

 リクルートで、「とらばーゆ」「じゃらん」「ゼクシー」など14の事業立ち上げた倉田学氏による、事業立ち上げの仕事術。起業家の必読書の一つだ。

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 くらた氏は事業立ち上げを「ロマン」と「ソロバン」になぞらえる。
 ロマン段階では、消費者の不満・不平から逆に見える「夢」を起点に、「誰に」「何を」いかなる「カタチ」で提供するかを目いっぱい妄想する。その後に、現実の合うように数字(ソロバン)を弾いていく。
 スタートはロマン。人々の思いを、「属性」「行動」「動機」と深堀していき、whyを繰り返す先に本当の「気持ち(心理)」を理解していく。その時、事業がくっきり見えていく。
 気づくとソロバン仕事漬けになる。時間を区切って、時に夢をカタチにするロマンの時間をとる。すると、ソロバンがロマンになり、ロマンが新たなソロバンを作っていく。自分の仕事も循環させねばならない。

□編集後記
藤沢の原動力は何か、と問われる機会があった。生きている100年は、人類の歴史からみても一瞬だ。その一瞬に、自分に課せられた役割を全うし、次の世代にバトンを渡すこと。そのイメージが沸くプロジェクトでは、何しろ力が込上げてくる。



posted by 藤沢烈 at 21:53| Comment(1) | TrackBack(1) | 本の旅 ★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当にお忙しい中、今日は付き合って下さりありがとうございました。
編集後記のお言葉、大変胸に染みわたりました。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by 尾崎章彦 at 2009年02月04日 05:07
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MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術
Excerpt: MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術
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Tracked: 2009-05-25 18:06