2009年05月18日

1038旅 遠藤演明『50年後の未来予測』★★

「文明が進み科学技術が進歩していくほど、視野は広まりグローバルに物事を考えることができるようになり、それがひいては、相手(国家と文化)を重んじることになっていくのです。もっと未来になればグローバルから宇宙へと視野は拡大していき、もっと大きな相手(惑星と生物)を重んじる事になっていきます」p203
遠藤演明『50年後の未来予測』(文芸社, 2004)

★本の概要
 エンジニアを経て新製品開発コンサルタントをつとめる著者による50年後を予測した一冊。技術者の目から、世界情勢から日本のこれからを描き、その観点からの近未来小説も含まれている。

★いまを超越する技術
 これからの技術が、今のリミットを次々に超えていくことが分かる。
 東京・ロスを三時間で結ぶ極超音速旅客機、時速700kmの次世代リニアモーターカーによって、国と国、地域と地域の距離が急速に近づく。藩ごとに分裂していた日本が統一されたように、国との距離感も近づく。マイクロマシンによる体内遠隔治療、機械による自己再生、サイボーグの登場。人間に依存することなく、機械があらゆる場所で自立して活動をしはじめる。自動車の自動運転が実現し、モニター/キーボードはなくなって頭の中だけでの入出力も可能に。人間自身も、自分の制約を超えた力を得ることができる。
 技術の実現は時間の問題。社会の変化やリスクの見極めが求められる段階である。

★編集後記
 新しい考えを取り込むためには、そのための環境も必要。何かを読み、聞き、話し、書くか。それぞれに工夫が要りそうだ。

posted by 藤沢烈 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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