2009年05月30日

1068旅 宮脇檀『男の生活の愉しみ』★★

「仕事は私の全生活の一部分として組み込まれている。それは重要だけれど、生活にはそれより重要なことが他にいくらでもあると思っている。それは私が仕事人間ではあったけれども、同時に生活の中に同じように重要で、私たちに大事でしかも面白いことがあることを知ってしまっていたからである」p4
宮脇檀『男の生活の愉しみ』(PHP出版社, 2001)

★本の概要
 建築家による、「住」に限らない男の生活全般についてのエッセイ。独身男としてどんな愉しみを持とうか、なんて考えていたからふと手にした一冊。

★男の愉しみとは?
 「旨いものを喰う(食)」「生活の中で考える(住)」「旅で学ぶ(旅)」の三章立て。
 「食」についてはさらに外食と自炊に分かれる。酒を飲まなくなってから外食への情熱も減ってきたから、自炊の上達がテーマになりそう。野菜鍋ばかり食べてないで、包丁でも買ってみようか。「住」では台所用具、椅子の話が出てくる。読書生活のために椅子は奮発したから、数年は不満はなさそう。「旅」は鍋とホテルについて北海道から沖縄まで、日本全国の鍋を筆者は巡っているようだ。また建築家らしく、ホテルでは室内を細かく巻尺で測り、質の違いを見定めているという。私も出張が多かった頃は、現地の食べ物やをいろいろと物色していた。今だと、むしろ朝早くにその地元でランニングしたいかなあ。
 結論としては、余りに生活に変化は起きなさそうでした笑。

★編集後記
 松岡正剛さん主催の「連塾」に初参加。漫画家の萩尾望都さん、日本近代史研究者の松本健一さん、美術家の横尾忠則さんがゲスト。残念ながら荻尾さんと松本さんのセッションにしか出られなかったけれど、「異能にたずね、異界をさぐる」のタイトル通りに"あちらの世界"が垣間見える素晴らしい内容だった。会場や演出も最高品質。こうした文化イベントをいつか開催できるように、精進したい。

posted by 藤沢烈 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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