2009年06月29日

1140旅 旅行情報研究会『バックパッカーズ読本』★★★

「2007年現在、日本人バックパッカーでひしめき合っていたアジア各地の安宿街や日本人宿も、落ち着きを取り戻している。21世紀に入り、インターネットの爆発的な普及がバックパッカー旅行のスタイル自体を変容させつつある。次世代の旅行者は、なにを読み、なにに影響されて旅に出るのだろうか」p21
旅行情報研究会『バックパッカーズ読本』(双葉社, 2007)

★本の概要
 バックパック一つで世界を旅したくなった人への入門書。事前準備、旅行中のシミュレーション、危険対策、様々なモデルプランから旅のデータまで、必要な要素が網羅的に編集されていて分かりやすい。途中途中のコラムや四コマ漫画も面白い。たまには場所を変えてジョギングや読書をしようと思っていたのだけど、国内旅行より海外に出た方がへたすると安い昨今なので、今更バックパーカーに興味が出てきたり。

★日本人バックパッカーの歴史
 一冊結構参考になったけれど、その中から日本人バックパッカーの歴史について紹介したい。
 1960年代に、小田実『何でも見てやろう』が売れて、海外旅ブームがスタート。当時は道中稼ぎながらの無銭旅行スタイルだった。60-70年代にかけては、バックパックを背負っての日本各地への旅行が流行。70年代には藤原信也『印度放浪』が話題となり、世界的なヒッピームーブメントとも歩調を合わせてインドへの旅行がはやった。そして80年代には沢木耕太郎『深夜特急』が若者たちのバイブルとなり、東南アジア・インド・ヨーロッパとユーラシア大陸を横断する旅を行うバックパーカー族が誕生。90年代にはテレビ番組『電波少年』によるヒッチハイクでの大陸横断が話題となってブームに。現在は少し落ち着いているようだ。
 流行というほど大人数になるか分からないけれど、アジアや世界を歩きながら、新しい時代を考えていく若者が増えていく予感がある。その様子を横から直接見てみたい。
 
★編集後記
 夏の旅を検討中。

posted by 藤沢烈 at 22:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

そういえばこの間コンサルタントの内定者が喋る会みたいなのに参加したのですが、ほぼ全員がバックパッカーだった(らしい)のが印象的でした。

烈さんの旅がどのような中身になるのか、陰ながら応援させていただきたいと思います。
Posted by トマト at 2009年06月29日 23:31
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