「大船渡市は、昭和27年に7町村が合併して誕生し、これまで港を活かした工業・水産業の沿岸都市として発展してきた。三陸町は、昭和31年に3村の合併により誕生し、豊かな海を活かした水産業のまちとして発展してきた。平成13年11月15日、大船渡市と三陸町とが合併して、人口約4万5千人の新生・大船渡市が誕生した」p13
「将来的には2市2町(大船渡、陸前高田、住田、三陸)の合併を念頭におきながらも、交流が活発に行われている両市町(大船渡、三陸)の合併を推進し、海という地域素材を生かした三陸沿岸の拠点都市を目指していくことが、この地域の発展に寄与するものと考えます」p207
■概要
旧大船渡市と三陸町が合併して、2001年に新・大船渡市が誕生。その合併に向けた大船渡市議会や岩手県議会での討議の内容、市民/町民懇談会における資料、合併後の行政計画などがまとめられた一冊。大船渡における各地域の特徴を理解するために手に取った。
■大船渡市のこれから
大船渡市は岩手県一の港区を抱えていて、工業・水産業が発展していた。三陸町は豊かな海を背景とした漁村が集まっていた。二つの地域が融合して発展することを目指していた矢先に起きたのが震災である。
大船渡市・陸前高田市・住田町は、気仙広域連合としして、将来的な合併も視野に入っている。「環境未来都市」のモデル地区にも認定されて、コンパクトシティ/ICTを活用した都市作りも目指されている。
http://futurecity.rro.go.jp/teiansyo/kesen-koiki1.pdf
こうした広域行政の方向性を理解するとともに、数千人単位のコミュニティが望む姿をつなぎ合わせる事が必要になる。RCFとしては、地域の歴史を理解しつつ、企業や個人による支援を繋げていきたいと考えている。
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