2012年03月20日

被災地における事業者間プラットフォームの必要性

昨日19日は、岩手県北上市の"協働のまちづくりフォーラム"で基調講演をさせて頂きました。
http://www.city.kitakami.iwate.jp/sub02/shimin/shimin11/page_7080.html
 テーマは「地域貢献活動が地域・企業に何をもたらすか」。理念追求」「課題把握」「協働」「伝達」のサイクルをぐるぐる回すことで、CSRが推進されることを議論させて頂きました。(こちらの内容は後日ウェブにアップしますね)
 フォーラムでは、北上市で地域貢献できている企業が表彰。9万人の町ながら、今年は279件の活動が推進。震災復興にもいかされ、別に214の事例が報告されていました。こうした事例はボランティアセンター経由ではないため、全国のボランティア数には含まれません。100万人の全国ボランティアも重要ですが、今回は現地の企業・個人の動きが緊急支援、いまも続く復興支援で柱になってきました。
 フォーラムの前には高橋敏彦・北上市長と懇談。北上市による沿岸被災地への支援(仮設住宅支援員配置事業など)が、いかなる意義をもっているか。また北上市に知見があるコミュニティ支援が、いかにモデルになりえるかをシェアさせて頂きました。
 市長からは、被災住民に加えて、被災事業者間のプラットフォームを形成することの必要性についてコメント。支援員配置事業により、仮設住民の声を拾うことは実現していますが、復興に欠かせない事業者の声が必要。北上には、商工会や青年会議所に加えて、企業の非営利ネットワークも活躍しています。沿岸地域の事業再開・復興へのヒントを頂けました。
posted by 藤沢烈 at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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