■釜石の共通言語〜復興支援日誌4月27日(日)ー1145日目
釜石でのテレビロケ二日目。唐丹での郷土祭を見学させて頂いた後、唐丹公民館での見世館長との話。オンデマンドバス普及の取組をみた後、再び釜援隊事務所に戻り、嶋田副市長にもコーディネイトの意義について話して頂きました。この二日間感じたのは、釜石のリーダーの皆さんに共通言語ができつつあること。示し合わせてはいないし、おそらく無意識だと思うのですが、「地域資源の可能性」「他所者の重要性」「コーディネイトの意味」について、皆さん同じ見解を持たれているように思うのです。地域を超えて。セクターを超えて。釜石の凄みを感じさせる二日間だったように思います。こうした地域に関わらせてもらえて、嬉しく思います。ロケは来週、双葉町があるいわき市へと移ります。
■岩手県の復旧・復興ロードマップ
24日に岩手県は最新の「復旧・復興ロードマップ」を公表しています。港湾・公営住宅など725事業のうち476箇所で着工し124箇所で完成。この1-2年がピークと分かります。
「工程表によると、漁港(108カ所)や港湾(25カ所)は、ほぼすべての工事が着工し、完成した所もそれぞれ30%、28%に上る。災害公営住宅(158カ所)は32%で着工し、完成は14%にとどまる」
『岩手)県が復興ロードマップ公表 防潮堤などに遅れ』
http://ow.ly/wcojT
岩手県庁の公表ページはこちらです。復興の進捗をデータで正確につかめる資料です。市町村による違いもぜひ御覧下さい。
『社会資本の復旧・復興ロードマップ(平成26年4月24日公表)』
http://ow.ly/wcoFM
■福島の女性が抱える課題とは
23日「震災から3年被災地の生活困窮者支援を考える」院内集会がありました。福島大の丹波先生やビーンズふくしまの中鉢さんが、福島の女性が抱える課題について報告されています。
「丹波准教授は「震災から4年目に入っても、福島県内の災害公営住宅の建設はわずか1割で、被災者が安定して生活する環境にはない」と指摘。また、震災前後の被災者の職業の変化のデータを示し「震災後、自営業者、パート従業員の約7割が失業しており、パート従業員の多くは女性。除染作業などで有効求人倍率は上がっているが、代替できるものではなく、女性により影響が出ている」と述べた」
『被災地の貧困「女性が深刻化」研究者が報告』
http://ow.ly/wcoOK
■お知らせ
□5月1日いわき、5月2日東京にて、大熊町復興支援員説明会を開催
http://rcf311.com/2014/04/11/saiyo_okuma_1404/
□RCFでは常時、復興コーディネイターおよびアシスタントを募集しています。
詳細は→http://rcf311.com/recruit/
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローを是非お願いします→
https://twitter.com/retz
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(了)