■復興支援日誌5月20日(火)ー1167日目
復興について、いつも思うのは「アリーナにおりる人が少ない」ということ。観客的には大勢人がいて議論が展開されているのですが、舞台におりて復興にむけて取り組む人はとにかく少ないのです。もちろん全員が現地に行く必要はないのですが、大事なのは観客席で議論することよりも、復興に向けて取り組んでいる現地の方や支援に入っている方を応援いただきたい、ということです。
今回の漫画の一件で、福島の問題に関心をもった方は、ぜひとも現地に訪問頂いて、福島を感じて頂ければと思います。東京からたった1.5時間で福島に行けます。なかなか行けないという方も、福島の産品をぜひ買ってみてほしいと思います(応援するお弁当もあります)。
■「美味しんぼ」に寄せられた意見
昨日発売されたスピリッツには、『美味しんぼ』への有識者の意見が10ページにわたり掲載されています。その内容が公開されています。ぜひ一読ください。
「原作者・雁屋哲氏が作品で提起された福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の現状や、低線量被曝による健康への影響などについての問題は、私たちひとりひとりが将来にわたって真剣に考えていかなければならない重要なテーマであると考えます。作品が取り上げたテーマについての様々なお考えを、特集記事としてご紹介することで、これまでにいただいたご抗議やご批判へのお答えに代えさせていただくとともに、今後の誌面作りに活かして参りたいと存じます」
「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」
http://ow.ly/x0pXD
こちらはNHKがまとめた福島の皆様の反応です。個人的には、科学的にこうした事態は起こらないと説明できる力を、多くの人が持てる機会になれればと思います。
『「美味しんぼ」最新号にさまざまな意見』
http://ow.ly/x09kk
■仮設住居入居者の平均年収179万円
仙台市の仮設住宅入居40世帯への調査によれば、平均年収が249万から179万に減少。健康状態が悪くなった方は7割近く。厳しい生活状況が分かります。
「震災後に健康状態が悪くなった人のいる世帯が7割近くを占めた。医療機関受診を控えたり、食費を抑えて医療費を捻出したりしていた。POSSE仙台支部の渡辺寛人代表(25)は「経済的に困窮している人が仮設住宅に集中し、高齢化も進んでいる。苦しい状況を我慢しながら生活していることがうかがえる」と話した」
『仙台の仮設住宅入居者、平均年収179万円 NPO調査』
http://ow.ly/x234h
■お知らせ
□NHK Eテレ「東北発未来塾」「コーディネイトする力」で四週特集頂きます。RCFが取組むコーディネイトの取組をぜひ御覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/yotei/
第一週 6/2(月)PM11:00-11:20、再6/7(土)AM11:20-11:40
第二週 6/9(月)PM11:00-11:20、再6/14(土)AM11:20-11:40
第三週 6/16(月)PM11:00-11:20、再6/21(土)AM11:20-11:40
第四週 6/23(月)PM11:00-11:20、再6/28(土)AM11:20-11:40
□エン・ジャパンさんでRCF復興コーディネイターの募集を進めています。(6月9日迄)
詳しくは→https://employment.en-japan.com/desc_572815/
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローを是非お願いします→
https://twitter.com/retz
https://www.facebook.com/retzfujisawa
(了)