2014年07月08日

東北で、DVと児童虐待が増え続けている理由


赤坂迎賓館の外灯。

被災地からのDV(家庭内暴力)相談が他地域の2倍近くになっていると、NHKが報道しました。
「全体に占めるDVや性暴力の被害の相談割合を調べたところ、被災3県以外では、全体の4.8%でした。一方、被災3県では、2倍近い全体の8.3%を占めることが分かりました。
分析を行ったお茶の水女子大学の戒能民江名誉教授は「被災地では、大震災を受けて家族の一体化が強調され、女性が性暴力やDVにあってもなかなか外に言えなかったが、震災から3年余りがたち、ようやく相談できるようになったのではないか」と話しています」
『被災地からのDV相談 他地域の2倍近く』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140704/k10015732031000.html

 被害が、東北だけ前から多かったわけではありません。震災が原因です。震災で仕事を失うことで、男性のプライドが傷つけれる。狭い仮設住宅に移ったことで、女性が隠れにくくなる。それらが背景にあって、東北に限らず災害時には、暴力が許されやすくなります。
 2013年3月10日の、時事通信による下記の記事を読むと、震災後にDVや児童虐待が急増していることが分かります。
「12年の児童虐待取扱数は、福島県警で前年比76%増の109件、宮城県警も同34%増の254件と過去最高を記録。岩手県警は同11%増の144件となった。親のDVなどを見て心が傷つく心理的な虐待は、宮城県警で同42%増の155件に上った。1995年1月に起きた阪神大震災の後もDVの相談件数は急増。兵庫県では、94年度の39件から95年度は74件、97年度には138件と3年で3.5倍になった。当時、支援に当たった「ウィメンズネット・こうべ」(神戸市)は「災害後の大変な時期は、家庭の問題だからと遠慮する人もいるが、我慢せずに相談して」と呼び掛ける」
『配偶者間暴力、被災地で深刻=福島で6割超−児童虐待も過去最高を記録』
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_jishin-higashinihon20130308j-07-w270

 仮設住宅生活はまだまだ続きます。家庭のなかの暴力は、個々人の問題ではなく、環境を理由として増え続けるでしょう。地域ごとの繋がりを強め、暴力を未然に防ぐことが求められています。

■お知らせ
□「WORK FOR 東北」企業向け説明会が7/9(水)日本財団で開催(個人も参加できます)
http://www.work-for-tohoku.org/event/20140709/index.html

□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローを是非お願いします→
https://twitter.com/retz
https://www.facebook.com/retzfujisawa
(了)


posted by 藤沢烈 at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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