2014年07月28日

CSV/復興支援を企業が考える上で、何よりも大切なこと〜石巻市副市長笹野氏、NEC山本氏、TOTO城之下氏との対話より


石巻市の笹野副市長、NEC山本さん、TOTO城之下さんと。(2014年7月9日撮影)

 少し前になりますが、7月9日にWORK FOR 東北の企業向け説明会を催しました。その際に、TOTO城之下さん、NEC山本啓一郎さん、石巻副市長の笹野さんとパネルディスカッションさせて頂いた様子がまとめられています(→http://www.work-for-tohoku.org/news/9 )。
 企業がいかに復興に関わるべきかについて、大事な示唆が得られました。まずはお二人の発言をご覧下さい。
TOTO城之下:派遣者への期待は、まずは復興への貢献です。会社としてはビジネスの話はあまり考えていません。仲間が被災地で働くことで、社員が被災地とものすごく距離が近くなり、現地の状況に対して理解が深まるのがメリットと考えています。
NEC山本:今もNECから3人派遣されていますが、会社は「続けなければならない」という視点に立っています。ビジネスは二の次ですが、ビジネスをまったく意識しないと持続可能にならないので、そのバランスが大切です。NECが持つアセット・リソースをどう東北のために使うのか、その結果本人が得られるもの、本人がコネクタになって東北と会社が得られるものがあると考えています。

 共通しているのは、復興そのものへの貢献を一義としている点です。人材育成や収益化は目的にしていない。しかしその事で、まずは企業と被災地の距離が近づいていく。すると、企業のもつリソースを現地に有効に使うことができるようになり、企業による貢献が実現する。その結果として、人材育成や事業開発に至ることができるわけです。
 震災を機に、CSR(企業の社会的責任)ではなくCSV(本業を通じた社会貢献)との考え方が広まりつつあります。ここで重要なのは、本業を通じて社会貢献をすると、"結果"として本業も活性化する、ということ。けして収益化を目的として社会に関わるべきではない、ということです。
 最後に、笹野副市長の発言もご覧下さい。
石巻市 笹野副市長:復興というのはハードが整うまちになることではなく、人様のお世話にならない社会に、自分の力で戻すことと考えています。そのために、生業の再生が一番大事です。企業やNPOの力をお借りして、自分たちでどう立ち上がっていくか。そのために企業の皆様には、生業の種をどう磨いてビジネスにしていくか、その部分での支援をご期待申し上げたいです。

 震災から4年目になり、自立した社会になることを東北は目指しています。民間のノウハウはそこに大きく貢献できます。復興を目的として全力で関わり、その結果として新しいノウハウとキャリアを得る。関心ある企業様はぜひWORK FOR 東北に御連絡頂ければと思います。また8月5日には、現地自治体がつどっての説明会も開催されます。ぜひお越し下さい。

□参考
『「WORK FOR 東北」企業向け説明会を開催しました』 http://www.work-for-tohoku.org/news/9

■お知らせ
□8月5日(火)19時から「WORK FOR 東北」個人説明会。釜石市、石巻市が復興人材を求めています。
http://www.work-for-tohoku.org/event/20140805/index.html
□RCF復興支援チームでは、復興コーディネイターを随時採用しています。
http://rcf311.com/recruit/
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローを是非お願いします→
https://twitter.com/retz
https://www.facebook.com/retzfujisawa
(了)
posted by 藤沢烈 at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック