2014年10月13日

堀義人さん100の行動/復興編から分かる、復興の3つのポイント。(10月13日)

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いわき、夜明け市場にて。

 グロービスの堀義人さんによる政策提言「100の行動」で、「復興」が取り上げられました。RCFも少しコメントをさせて頂きましたが、あるべき姿と現状認識のバランスがとれた素晴らしい内容ですので、ぜひ一読頂ければと思います。

『【復興 その1】 「職」「町」「人」の面で新たな東北復興ビジョンを描け!ー100の行動』
http://100koudou.com/?p=1904


 全文はぜひ直接読んで頂くとして、RCFの立場から大事なポイントを3つ紹介いたします。

□1.よそ者、若者、バカ者の活用を!(ベンチャー・NPO)
「「よそ者」の参入は雇用を生み、テクノロジーやノウハウの伝播にもつながる。よそ者、若者、バカ者がうまく動ける環境を整え、新たな価値創造や販路開拓などのイノベーションを起こし、高付加価値産業を育てることが重要だ。彼らのバイタリティーによって、新たなベンチャーを創出し、新たな雇用を生み出すことが重要だ」

 東北産業の付加価値が高くないために、優秀な人材が流出し続ける悪循環があります。復興を契機に、企業・NPO・行政で「よそ者」人材が東北には集まっています。ただし彼らが東北に残れる期間は限りがあります。その間に地域にイノベーションを起こす必要がある。その観点で、RCFも復興支援員事業や、グーグルとのイノベーション東北、キリンとの絆プロジェクトを推進しています。

□2.徹底的な規制緩和による「楽市楽座」を!(農林水産業)
「広大な大地を有する東北地方の農業も、三陸沖という世界最高水準の海洋資源を持つ漁業も、森林率70%という広大な資源から良質な木材を産出する林業も、やり方次第で成長産業化することは可能なはずだ。そのためには、これらの産業への参入障壁となる規制を撤廃して「参入の自由」を担保し、外から人や資本を呼び込み、合従連衡で経営を「規模化」できる制度を整備する必要がある」

 既存事業者の変革は必要です。同時に、外から人材・資本が集まって新しい事業が生まれることも必要です。そのための参入の自由は、東北が競争環境におかれ、適度な新陳代謝がおき、発展を遂げるために求められると考えています。

□3.「官・民・NPOの役割分担を明確化し、着実な連携を!」
「企業、NPO、行政の連携を強化することが課題だが、現状では必ずしも足並みが揃っていない。「場」は確かに立ち上がっているものの、実際の連携プロジェクトは生まれてこない。課題は、行政、企業、NPOの役割分担の明確化と、全体状況を把握し、NPOの力を適材適所に配置・調整する機能の強化だ。このため、社会におけるNPOの役割・在り方を社会的に明確に認識することとともに、セクターや地域を越えて連携を強化するコーディネーターが必要だ」

 震災を機に、企業は本業を通じた支援を乗り出し、NPOは多様し、行政は他セクターとの連携を進めつつあります。またセクターを超えた議論の場も様々に官民で用意されています。しかし、持ち味を活かしたプロジェクトが十分生まれたとは言えません。そうしたセクター間を繋ぎ、新しい取り組みを生み出す「復興コーディネイター」が必要であり、RCFはまさにそうした立ち位置で仕事を進めています。

■『会社は社会を変えられる』(岩井克人他、2014)★3ー1548旅
「食べ物が食卓にまで届くためには、農業や水産業の現場が元気でなければならない。(略)単にモノをヒトに届けるのではなく、そこにかかわるコトにこだわろうというのである」
「おカネの追求を第一の目標にせず、おカネで買えない何かを従業員に提供する会社が、まさにそのことによって、もっとも優秀な人材を集め、もっともおカネを稼ぐ結果になるということです」

 キリン、電通、伊藤忠商事等の事例から、戦略的/攻めのCSR(CSVと呼んでもよいでしょう)についてまとめられた一冊です。企業が社会に関わろうとする背景が理解できます。
詳細・購入は→http://ow.ly/CCNMF

■お知らせ
□10/16(木)いわき、17(金)東京赤坂にて、双葉町/大熊町復興支援員の採用説明会。詳細→http://rcf311.com/2014/10/02/saiyo1002/
□10/26(日)、岩手北上で「ニューオリンズに学ぶ官民一体型まちづくり評価の実際と活用」に登壇。詳細→http://blog.canpan.info/kitakami/
□『「お金でも制度でもない、被災地には人材が足りない」 藤沢烈さん』(9/8、毎日)→http://bit.ly/1wkPtBb
□東北復興に関心ある方は、twitterとfacebookのフォローをお願いします→
https://twitter.com/retz
https://www.facebook.com/retzfujisawa
(了)


posted by 藤沢烈 at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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