2015年02月18日

商店街はなぜ滅びるのか(新雅史、2012)★★★★★ー1602旅

「郊外にあるショッピングモールの増加は、商店街や小規模スーパーの崩壊を招いた。その結果、地域によっては、自動車がないと日常生活に必要な商品が手に入らない状況に苦しむ人々、すなわち『買い物難民』を発生させた」
「以前よりも距離の遠近に関係なく消費することが可能になった。しかし、障がいに苦しんだり災害を被ったしたときに、やはり頼りになるのは地域社会における消費空間である。わたしはそのことを東日本大震災で確信した」

「商店街」をテーマにした、若手社会学者による一冊です。
 1920年代に商店街がいかに"発明"されたか。戦後の高度経済成長期にいかに発展したか。そして1970年代以降、ダイエーというライバルの登場で政治にすりよってしまい、コンビニの登場でいかに内部崩壊したか。そうした背景事情が分かります。
 しかし著者は、東日本大震災をきっかけとして、商店街の新しい可能性を感じるようになります。それは何か。地方創生元年となる今、読んでほしい新書です。久々に★を五つ付けました。(烈)

posted by 藤沢烈 at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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