2015年04月13日

[読書] 物流からみた道路交通計画 (1610旅)

「震災復興の過程では、戦後の復興と同じように、食料供給、インフラ整備、産業復興が必要である。これらはいずれも円滑な物資流動が不可欠であることから、物流の重要性が再認識されたところである」
『物流からみた道路交通計画』(苦瀬博仁, 2014)

 東北の産業復興では、「人材不足」「販路回復」が取り上げられがちですが、実は物流が大きな課題になっています。3月21日に行われた三菱商事さんの復興報告会で行われたパネルディスカッションでも、会津中央乳業の二瓶社長は「地域の出荷量が減ったことで、同時に物流が減りつつあるのが問題」と指摘しました。また「東の食の実行会議」でも、かねてから物流問題を解消しなければ、東北の水産業の活性化はないと議論されています。
 一方で、東北では復興道路が多く建設されつつあります。この道路を、物流事業者とも連携しながら、いかに活用するかが急がれます。RCFでも、いすゞ自動車さんや行政機関の皆さんとともに、この問題に取り組んでいきたいと考えています。



□参考
「いすゞ自動車による本業をつうじた復興への取組。(3月30日)ー藤沢烈BLOG」
http://retz.seesaa.net/article/416483145.html
「3.11 復興道路・復興支援道路情報サイト」
http://www.thr.mlit.go.jp/road/fukkou/

■おしらせ
□資生堂と共に、大船渡の椿の里づくりコーディネーター募集中。4/24,25は東京で説明会→http://ow.ly/Lta5p
□5/30の社会的インパクト投資シンポジウムに登壇です
http://impactinvestment.jp/2015/04/529-302.html
□藤沢烈の新著が3月11日に講談社より発売されました。『社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場』。購入は→http://ow.ly/JI7F3
□RCFが受託している双葉町復興支援員の新規メンバー募集中です。詳しくは→http://rcf311.com/2015/03/19/futaba_bosyu1503/
posted by 藤沢烈 at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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