2015年05月22日

観光復興のための、二つのポイント。(5月22日)

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福島駅にて。(5月21日撮影)

「1980年代以降、私たちを取り巻く社会・経済・暮らしは激変し、それに伴って観光に対するニーズやスタイルも大きく変化してきています」
『「観光」を切り口にしたまちおこし』(白井冬彦, 2013)★3ー1626旅

 4月のブログに書きましたが(※1)、ボランティア・ツーリズムのような新しい観光が、震災復興をきっかけに広がりつつあります。始まりは80年代でした。それまでの大箱一辺倒のスタイルが変わり、多様な観光(ニュー・ツーリズム)が広がったのです。
 
「条件不利地域における観光展開に必要なこと。一点目は、条件不利となる負の遺産をその地域ならではの視点からとらえなおし、負の遺産と当該地域とのかかわりを観光客にみせることである。二点目は、負の遺産だけでなく地域の人が地域に対する誇りをもてるなにかを観光資源として機能させることである」p156
『観光とまちづくり』(深見聡、2010)★4ー1625旅

 震災というピンチをチャンスに変えて、東北観光を盛り立てるためには、二つポイントがあると本著は主張します。一つは、負の遺産を受け入れること。度重なる津波の脅威や、歴史に残ってしまう福島第一原発事故。そうした事象が、岩手や福島の歴史と強く関係していることを、むしろオープンに見せていく必要があります。
 いま一つは、負の遺産以外の「ウリ」を用意すること。人や食が東北ではウリとなるでしょう。
 
 新しいツーリズムという潜在的機会を活かすためにも、過去と向き合い、今の魅力を伝える必要があります。

※1 新しいツーリズムは東北から生まれる。(4月28日)
http://retz.seesaa.net/article/418055422.html

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posted by 藤沢烈 at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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