2015年05月25日

ヤマダ電機46店舗閉鎖と、地方創生。(5月25日)

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岩手ビッグブルズは、秋田ノーザンハピネッツに敗退。(5月23日撮影)

 ヤマダ電機が、5月末に46店舗閉鎖することが話題になっています。
「ヤマダ電機が地方の郊外型店舗を中心に約40店を5月末に閉鎖することが24日、分かった。消費税増税の影響で販売低迷が続く中、不採算や収益率の低い店舗の整理を急ぐ」
『ヤマダ、40店閉鎖=郊外型中心に5月末』
http://jp.wsj.com/articles/JJ11701350305887723324618830196932599631394

 東北では、岩手・花巻、宮城・栗原築館、福島・喜多方の名前があがっています。ヤマダ進出で競争力のない地域電気店は淘汰されていたでしょうから、地域における影響は大きいでしょう。
「『ストックホルムで買い物をすれば地元の商店が潰れてしまう。商店街が消えて困るのは町の住人で、なかでも車に乗れない子どもやお年寄りだ。だから少々高くとも日用品は地元の商店で買う』」p84
『持続可能な地域経済の再生ー地域の現場に学ぶ』(東北開発研究センター, 2004)

 大型店の統廃合にともなう地域集約化をやむなしとするのか、これを「市場の失敗」とみて地域の維持を目指すのか。東北復興に関わっていて、人が移動することの地域・人々への負担が甚大であることもわかっています。ヤマダ電機の記事をみて、難しい問題を各地域は与えられているな、と感じますし、こうしたテーマを深めることこそ地方創生だと考えます。

『持続可能な地域経済の再生ー地域の現場に学ぶ』(東北開発研究センター, 2004)


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posted by 藤沢烈 at 06:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
地方、郊外は少子高齢化と都心回帰で、これから益々購買力を持った人がいなくなる訳で、企業としては至極当然の選択だと思います。むしろ遅すぎの感じがありますが。
東京駅の八重洲駅前に出店されるようですが、ここは五輪に向け再開発が目白押し、地上には丸の内と同じように高層タワーオフィス、地下には大規模なバスターミナル、JRの羽田空港アクセス線開通、モノレールの東京駅延伸など。また、この地は元々訪日外国人の買い物エリアとなっている銀座・京橋と日本橋に挟まれ、駅の向こう、丸の内には皇居があり、外国人の一大観光エリアになるでしょう。
今回のヤマダ電機の決断は、将来を良く見通してると思うし、企業としては選択と集中をしたに過ぎないと思います。
政府は地方創生とか税金を地方に向けさせるけど、東京一極集中は国内、海外の資本が集中し、地方や郊外で益々撤退が進むことでしょう。
Posted by sonoyan at 2015年06月21日 17:03
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