2016年05月06日

保育園以上の問題とは何か〜『人事の潮流』(経団連出版, 1681旅)

「総務省によれば、2012年10月1日時点で家族を介護中の雇用者は240万人にのぼった。うち男性は103万人で、その六割が40-50歳代の管理職世代であった」p138
「やりがいのある仕事づくり三要素。第一が、仕事の意味や意義。第二要素が、エンパワーメント。その人にパワーを与えて、できるようにしてあげること。最後の要素は、リーダーシップ。重要なのは現場のリーダーシップである」p31

 17人の有識者による人材マネジメントに関する論考集。社会構造の変化によって、人事の扱いも変わる。世の中的には、お子さんを持った女性向けの制度設計についての議論が多いが、同じぐらいに問題になるのが介護である。保育園もそうだったけれども、介護の問題に対しての社会の準備も間に合っていない。
 あとは経営者として、スタッフにやりがいをもって仕事に当たっていくための工夫について、反省が多い。各プロジェクトの意味合いをもっと社内に説いていかないと。

posted by 藤沢烈 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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