2016年05月12日

15年たっても変わらない雇用事情と変わったこと〜『日本の雇用 ほんとうは何が問題なのか』(大久保幸夫),1687旅

「1991年に19.8%だった非正規社員の比率は、1995年を境に上昇しはじめ、2000年には26.0%、2003年にはついに30.4%と3割の大台を超え、2008年には34.1%にまで達している。その数はいまや1760万人となった」p19
「いま失業者がほしがっているのは、長期に安定して働くことができる正規社員としての雇用であり、生活ができるだけの収入を保障された場である。1990年代からの非正規雇用の拡大で、不況下でも非正規の雇用ならば市場にあるのだ。わざわざ税金で作り出さなくてもよい」p52
「私が参加した政府のプロジェクトで、2025年までの日本のビジョンをつくるというものがあった。『日本21世紀ビジョン』として小泉内閣のときに発表されたが、そこでは『健康寿命80才』という内容を打ち出している」p176

 昨日に続き、大久保幸夫さんの著作から。「2020年小委員会」でも、日本21世紀ビジョンのことは触れられていて、小泉議員も「うちの父がお世話になりました」と話されていた。健康寿命80才をすでに記述されているなど、15年経っても内容は色あせないとのこと。ただし、人口知能(AI)を中心に、技術の進化によって働き方が激変しつつあることは、書き加える必要があるとも。
 非正規社員ももはや40%に。この事実を前提として、非正規社員であっても待遇が変わらなかったり、社会保障に不利な状況は作るべきではない。この点は、即刻進めていくべきだろう。

posted by 藤沢烈 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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