2016年05月13日

精神論ではなくて環境を用意する〜『女性が活躍する社会』(大久保幸夫・石原直子), 1688旅

「1995年に国連で『ナイロビ将来戦略勧告』が採択されて、指導的地位に就く女性の割合を30%にまで増やすことが宣言されてから、多くの国が着実に対応していったのですが、日本はあまり変わりませんでした」p4
「女性を本気でリーダーにしたいのなら、メンタリングだけでは不十分。その人の評判を周囲に広め、登用や任用の意思決定の場で影響力を発揮できる人をスポンサーにしなくてはいけない、というのが欧州企業のダイバーシティ担当者が、口をそろえて話してくれたことでした」p46
「欧米企業のジェンダー・ダイバーシティに関する課題は『ウィメン・リーダーシップ・パイプラインをいかに構築するか』にほとんど集約されていると言っても過言ではありません」p152

 こちらも大久保幸夫さんによる、女性が社会で活躍するためのあり方が描かれた一冊だ。各国で女性リーダーが生まれる中、日本ではこの20年間変化が見られない。その原因として、影響力あるスポンサーの必要性や、一人を育てるのではなく一挙に複数の女性をサポートするパイプラインの考えが必要であるとの説明がある。
 女性に限らず、地方でも(例えば熊本で)リーダーを増やすことが何しろ重要。その時にも、精神論ではなくて、リーダーが増えるための環境を用意することが重要なのだと気づかれる。

posted by 藤沢烈 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/437847420
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック