2016年08月30日

今日で、東日本大震災から2,000日。(8月30日)

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京都・円山神社にて。

 今日で、東日本大震災から2,000日がたったことになります。震災当時の小学6年生は、高校3年生になっていて受験勉強の夏を送っています。35歳だった私も40歳になりました。時間は過ぎ、復興というと熊本を思い起こすことも増え、東日本大震災は多くの人にとって過去の事になりつつあります。
 しかし、5年前から時間の流れが止まったままでいる人のことを忘れてはなりません。産経新聞がそうした被災した皆様の2,000日について、心の残る連載をされています。

『娘の火は消えたの? 早いよ 婿の再婚「つらい」』(産経新聞, 震災2000日を歩く)
http://www.sankei.com/affairs/news/160826/afr1608260010-n1.html

『娘が生きた証し「娘の死に場所を粗雑にしておけない」』
http://www.sankei.com/premium/news/160827/prm1608270026-n1.html


 観測史上はじめて、大型の台風が東北に上陸する予報になっています。台風による被害がすくないことと、震災から2000日になったことを祈って頂ければと思います。

[読書1742旅]『情報参謀』(小口日出彦, 2016)★4
「私は、自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの四年間、同党の『情報参謀』役を務めた。自民党が政権奪還に向けて、本書に記したような戦略的な情報分析活動をおこなっていた事実はこれまで一度として明らかになったことはない」p3
「松本大臣は暴言会談から2日後の7月5日に大臣辞任に追い込まれている。(略)ネットの力がテレビや大手メディアを動かし、一瞬で大臣を辞めさせるだけの情報パワーをもってしまったのである」p118

 昨日紹介した西田先生の「メディアと自民党」が外部から自民党のメディア対策の変化を分析した本だとすれば、この本は自民党の内部で実際にメディア対応を行った人物による本となります。自民党が政権を失っていた2009年から2012年にかけて、著書はテレビメディアやインターネットでの自民党等の露出状況の分析と、それにともなう提言を行い続けています。とりわけ、インターネットの政治における重要性が増し続けていて、自民党がそこに迅速に対応したプロセスを知ることができます。政治とメディアの関係を考えるうえで、貴重な史料になっていると言えるでしょう。