2017年06月10日

南相馬のNPO法人の不祥事について。(6月10日)

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NPOセクターにおいて、大変残念な事件が明らかになりました。
「南相馬市は8日、指定管理者として同市屋内市民プールを運営する認定NPO法人「フロンティア南相馬」の前代表理事の男性(40)が、プールの利用料約350万円を着服したと発表した。被災地の子ども支援にも取り組んでおり、同法人によると、前代表理事は事業収益や寄付金の一部約650万円も着服したとみられ、着服額は総額約1000万円に上るという。市は前代表理事の刑事告訴を検討している」
前代表理事が350万円着服 南相馬のNPO、総額は1000万円か
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170609-178904.php

 NPO法人は、これまでも不祥事を起こしています。「企業が不祥事を起こしても、"株式会社が不祥事を起こした"とは報じられない。NPO法人が不祥事を起こした時にニュースになるのは不公平ではないか」と言う方がいます。その意見に私は明確に反対です。
 非営利事業の非課税、個人や企業からの寄付、様々な補助金・・NPOは多くの優遇があります。まして認定NPO法人の場合は、寄付に対する大きな税制優遇もあります。それゆえに、社会に対しての大きな責任も持ち合わせているからです。
 東日本大震災において、非営利組織は400億弱の寄付を頂いて、活動を続けてきました(※1)。多くの団体は堅実に役割を果たしましたが、けして少なくない問題も発生しています。行政の役割に限界がある中で、相対的にソーシャルセクターへの期待が高まっています。休眠預金の活用が始まれば、毎年数十億という規模の財源がNPOに投じられることになります。いかにNPOの不祥事を未然に防ぐか。直ちに検討を始めなければ、NPOセクターの信頼が失墜すると感じています。
 新公益連盟においても、不祥事を防ぐための指針づくりを検討してきたいと思います。

※1 「東日本大震災における災害寄付の実態と課題」(中嶋貴子)
http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/archives/DP/2014/DP2014J007.pdf
posted by 藤沢烈 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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