2007年11月03日

19旅 アーヴィン・ラズロ『カオス・ポイント』★★★★

「アメリカで今特に期待のもてるオルタナティブ・カルチャーに参加している人々を『文化的創造性をもつ人々(CC=cultural creatives)』と呼んでいる。これらの創造的な人々の文化は、レイが呼ぶ『伝統的』な人々の文化とは対照的である。ここで『伝統的』な人々とは、過ぎ去った昔に戻ることに、主流から抜け出す道を見出そうとする人々である。アメリカで主流になっているのは、レイが呼ぶところの『近代的人間Moderns』である。近代的人間は、消費社会を熱烈に支持している」p105
「近代的人間は、アメリカにおいて、最も人数が多く、また、変化に抵抗するグループを形成している。伝統的人間のグループは縮小しつつある。これは、年老いたメンバーが亡くなっても、若い世代の人々がこのグループに加わって減少した分を補うことが次第に少なくなっているからである。一方CCのグループは拡大しつつある。20年前、このグループはアメリカ人全体の3%以下でしかなかったが、世紀の変わり目には、約5,000万人にまで膨れ上がった」p112
アーヴィン・ラズロ『カオス・ポイント』(日本教文社, 2006)

人を区分すること自体古いのですが、大変興味深い視点であったので取り上げます。ラズロー博士は地球交響曲第五番に出演されていることで有名な方。
日本の政治で言えば、伝統人を代表する自民党と、近代人を代表する民主党の争いがありました。しかし小泉元首相・竹中元総務相を代表として、自民党が近代化。結果として、自民党と民主党の境界が見えなくなります。(昨日も大連立が話題になっていましたね)
しかし、私の友人達は、自民党と民主党のどちらにもシンパシーを感じない感覚があります。敢えて言えば民主党の中におられる文化創造人に近い議員には共感がありますが、まだ力弱い。近い将来、文化創造人を代表する政治勢力が、自民党・民主党連立の近代人勢力と拮抗する状況が生まれるのだと思います。
ビジネスにおいても、近代人と文化創造人の拮抗はありますが、これは改めて。

カオス・ポイント.jpg
posted by 藤沢烈 at 11:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 本の旅 ★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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