2007年11月29日

42旅 レヴィ=ストロース『神話と意味』★★★★

「一方には科学、他方には"神話的思考"とでも呼びうるものというふうに、両者が本当に分離断絶したのは、17,8世紀のことでした。その時代には、ベーコン、デカルト、ニュートンなどがでて、神話的かつ神秘的な考え方をもつ旧世代に対抗して科学を確立する必要があったのです」p7
「昔は、神話的思考に出てくるさまざまなことを無意味で馬鹿げたこととして片付けてしまいがちでした。これからはきっと、その非常に多くを理解できるようになるでしょう。そして、17世紀哲学の二元論が事実として受け入れた心身の絶対的断絶などは存在しないのだと信ずる傾向になるでしょう。人間の心のなかに起きることが基本的生命現象と根本的に異なるものではないと考えるようになれば、そしてまた、人間とほかのすべての生物――動物だけでなく植物も含めて――とのあいだに、のりこえられないような断絶はないのだと感ずるようになれば、そのときにはおそらく、私たちの予期以上の、高い叡知に到達することができるでしょう」p32
レヴィ=ストロース『神話と意味』(みすず書房, 1996)


 一橋では社会学を専攻していました。以来13年ぶりのレヴィ=ストロース。彼もユングも河合隼雄も、神話を持ち出すのは晩年になってからでした。現代は、経営者でも学者でも、こうした話題に抵抗感がある方が随分と減った感があります。烈は大丈夫か、と思われている方もいるかもしれませんが・・。
 科学と神話の融合は、この数年で劇的に進んでいくでしょう。その時に、神話思考をもったリーダーが求められていきます。

□参考ウェブサイト
『神話と意味』
『クロード・レヴィ=ストロース』

神話と意味.jpg
posted by 藤沢烈 at 15:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 本の旅 ★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
りょういちです。

自分や多くの他人にとって、

神話というキーワードが、心の琴線に触れるかどうかわかりません。


が、烈のいいたいことはわかるような気がします。


ちょうど今、北方 謙三の「水滸伝」をさくさく読んでいます。
「革命の起こし方」みたいな本でささります。


おそらく烈が捜し求めているものは、方法論ではなくて、
次のパラダイム(=理想世界)への入り口でしょう。


理想 − 現実 = 改善

と木島くんに教えてもらいました。


改善を考えるためには、

理想の定義と

現実の定義


いずれもが必要になってくるということなんだと思っています。


おおきなおおきな”理想”のシナリオへの入り口への旅


ご一緒させていただきたいと思っています。

ニュアンスが違っていたらまた教えてください。

共有する(できる)こともまた、進化だと思っています。
Posted by りょういちです。 at 2007年11月29日 18:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/70005382

この記事へのトラックバック