2007年12月13日

56旅 アニータ・ブラウン&デイビット・アイザックス『ワールド・カフェ』★★★★

「アニータと私は、グループの中心に置かれた大きな壁紙の上に、私たちの集合的な発見と洞察が、目に見える形で現れる様を目の当たりにしました。それはあたかも一人ひとりの自我を超えた、大きな集合的自我の知が、目にみえるようになったようでした。(中略)このように、カフェのプロセスでは、人々からテーブルからテーブルへと移動して、多様な洞察を結びつけ、他花受粉させることにより、ある種の集合的な知にアクセスすることを可能にするのです」p18
「会話は、私たち人類が共に考え、行動を調整するための中核となるプロセスなのです。会話の生命的なプロセスは、集合的学習と人類の共進化の中心にあるのです。会話は、私たちが生きている現実を創造し、維持し、あるいは変革していくための人間的な方法なのです」p23
アニータ・ブラウン&デイビット・アイザックス『ワールド・カフェ』(ヒューマンバリュー, 2007)

 次の社会に向けて個人神話が必要であり、共有していくことが必要と考えている。そのための手法の一つは、ワールドカフェだろう。
 鈴木利和さんの紹介により、本著の監訳者である香取一昭さんがホストを務めるワールドカフェに、昨晩参加してみた。素晴らしいセッションだった。直接話したのは最初テーブルについた三名と、その後一度入れ替わった三名の六名のみ。しかしそこに集った38人の考えがうっすらと感じられたのだ。
 質疑応答では、全体共有が難しい、との意見もあった。それは、各テーブルの出来事をロジカルに説明しようとした為ではなかったか。各テーブルの象徴的なキーワードを三つ挙げる。各テーブルの出来事をストーリーで語る。各テーブルのアウトプットをイラストで紹介する。少しの工夫で、集合知を共有することが可能に感じられた。(ワールドカフェの進め方は下図参照)
 ぜひとも、無意識と集合知への理解を深めながら、個人神話を共有するためのワールドカフェを開いてみたい。どんな未来がそこに出現するのか、楽しみだ。

WCagenda-thumb-500x375.gif

□参考ウェブサイト
『ワールド・カフェ』
『ワールド・カフェを実施してみました』(銀座コミュニティカレッジ)

ワールド・カフェ.jpg
posted by 藤沢烈 at 08:52| Comment(0) | TrackBack(1) | 本の旅 ★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ワールドカフェの振り返り
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Weblog: 銀座コミュニティカレッジ
Tracked: 2007-12-17 19:33