2017年02月18日

"フロンティア"から日本を動かす取組みに参加しませんか。3月2日に東京でキックオフイベント。

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 震災と原発事故からの再建をめざす福島沿岸。原発関連で10万人の雇用があった地域でしたが、社会的事業と起業のまちとして生まれ変わりつつあります。この地域での事業を「フロンティアベンチャー」と呼び、福島沿岸だからこそできる事業機会とは何かを考え、実際にアクションするコミュニティを今後つくっていきます。
 賛同人になって頂いた、フローレンスの駒崎弘樹さん、オイシックスの高島宏平さん、あすびと福島の半谷栄寿さんに集まって頂き、キックオフイベントを3月2日(木)に東京八重洲で開催します。福島沿岸の課題を、事業を通じて解決することができるのか。現地で仕事することに関心ある方から、応援したい方まで、幅広くおこし頂ければと思います。

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日本最大のフロンティアから、社会を動かす 
〜福島12市町村スタートアップセミナー in 東京〜
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 フロンティア・ベンチャー・コミュニティ(FVC)の賛同者である起業家をお招きし、今後福島ひいては日本で必要とされるフロンティア・ベンチャーについてスペシャルトークセッションを行います。
 これから力強く歩み始める、社会課題フロンティア福島沿岸部。今何が必要とされているのか?社会課題を解決する為に必要なことは?この地での起業はどんな意味を持つのか?他に同じような思いを持っているのはどんな人たちなのか?
 新たな出逢いから自分にできるアクションを考えてみませんか。先輩起業家から学び、同じ志を持つ者同士が交流できる絶好の機会です。あなたもまずはイベントに参加し、FVCに参画しませんか。
 みなさまのご来場をお待ちしております!

【当日プログラム】
18:30 受付開始
19:00 司会挨拶  藤沢 烈(一般社団法人RCF 代表理事)
19:05 基調講演「福島イノベーション(仮)」
半谷 栄寿氏(一般社団法人あすびと福島代表理事/福島南相馬復興アグリ株式会社 代表取締役)
19:35 パネルトーク「福島に必要な課題解決事業(仮)」
  駒崎 弘樹氏(認定NPO法人フローレンス代表理事・新公益連盟 代表)
  高島 宏平氏(オイシックス株式会社代表取締役社長)
  半谷 栄寿氏
20:30 交流会
21:30 終了

【会場】
AP東京八重洲通り
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-yaesu/ya-base/

【お申し込み】
Peatixお申し込み専用サイトから!
http://fukushima12-startup-tokyo.peatix.com/view

Facebookにて最新情報を投稿中です!
>>https://www.facebook.com/events/245136199273862/<<

▶FVCについて
フロンティア・ベンチャー・コミュニティ(FVC)は日本の社会課題の縮図である福島沿岸部を、新しい課題解決事業が生まれる"フロンティア"と考え、首都圏の起業家、福島の起業家、日本全国の創業希望者、支援者の皆様を繋ぐネットワークとなり、新たな創業ムーブメントを加速させていきます。
>>https://peraichi.com/landing_pages/view/i02u1<<

▶応援者(順不同)
出雲充氏(ユーグレナ)、岩佐大輝氏(GRA)、小野寺孝晃氏(TATAKIAGE JAPAN)、加瀬澤良年氏(ビズリーチ)、駒崎弘樹氏(フローレンス)、佐別当隆志氏(シェアリングエコノミー協会)、高橋大就氏(東の食の会)、高橋正巳氏(Uber Japan)、高島宏平氏(オイシックス)、半谷栄寿氏(あすびと福島/南相馬復興アグリ)、松本丈氏(TATAKIAGE JAPAN)、和田智行氏(小高ワーカーズベース)他

▶主催・協力
共同主催:経済産業省、特定非営利活動法人TATAKIAGE JAPAN、一般社団法人RCF
協力:福島相双復興官民合同チーム

▶お問い合わせ先
担当窓口:福島12市町村スタートアップセミナー事務局(一般社団法人RCF)
担当者 :一般社団法人RCF 大槻、四登
アドレス:fukushima12-startup@rcf.co.jp
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2016年11月07日

ソーシャルキャリアフォーラムに登壇。(11月7日)

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 11/3(祝)は、DODAさん主催のソーシャルキャリアフォーラムに参加しました。私は、クロスフィールズ小沼大地さん、ジャパンギビング佐藤大吾とパネルディスカッション。「ソーシャルセクター」がこの15年で海外・国内でいかに広がってきたか、政府や企業の動向も交えながら説明しました。また阪神大震災、東日本大震災という2つの地震がこのセクターにとっても大きな契機になっていることを伝えました。それにしても、400名以上が参加とのことで、裾野が大変広がっていることを感じさせてましたし、新公益連盟からも14団体が参加できて、受け皿も少しずつ用意できていることを実感しています。素晴らしい機会を与えて下さったインテリジェンスの皆さん、Teach for Japanの松田さん、ありがとうございました。
 さてこの日も紹介しましたが、RCFにおける「社会事業コーディネーター」というキャリアについても絶賛求人中です。関心ある方は、社内説明会を定期的に開いていますので、ぜひお越しください。(直近は11/18金、12/2金です)

https://rcfrecruit.tumblr.com/seminar

[1761旅]『まちづくりの仕事ガイドブック』(饗庭伸ほか, 2016)★4
「まちづくりの仕事をする、ということは、自分の人生の持ち時間をまちのために使い、その対価で自分の人生を組み立てる、つまり、自分とまちの間で経済をつくるということである。それぞれの人が小さな経済をつくることが、まちの経済の仕組みのバランス回復につながり、そこに、ほとんどの日本のまちがまだつくりえていない、持続可能な経済が現れてくるはずである」p4

 「まちづくり」という分野に関わる63の仕事を集めた一冊です。ハードだけでなくソフト分野での「まちづくり」に重きが置かれ始めていることがよくわかります。「地域コーディネーター」「政策コーディネーター」という役割ももっと認知してもらわねば・・と思います。


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2016年11月02日

若者力大賞ユースリーダー支援賞を受賞しました。/『地域公共人材を作る~まちづくりを担う人たち』(11月2日)

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神宮外苑前にて。

(財)日本ユースリーダー協会さんによる、第8回若者力大賞を受賞しました。

第8回若者力大賞 受賞者決定のお知らせ&表彰式のご案内(日本ユースリーダー協会)
http://www.youthleader.or.jp/awards/8th/


 こちらは、「社会のための貢献活動に取り組んでいる20代・30代の次世代リーダー、及び、その指導者を表彰」する取り組みです。5年間の復興支援、また30代の若手公務員/企業人を自治体に派遣する地方創生人材支援制度の制度策定に関わったなどを評価頂きました。
 「若者」に対しては個人的に思いがあります。20年近く前になりますが、大学生時代に店長を務めた「狐の木」は、若い世代が社会活躍するためのベースキャンプを作りたいという思いで立ち上げました。その後も社会起業、ベンチャービジネス、復興に関わる中で、新しい世代によるムーブメントがいかに形成されるかに心を砕いていました。
 政治、経済、地域社会・・いまや日本のあらゆる分野で、30代以下の若い世代が中心的な役割を果たしつつあります。ただしそのことは、もう期待値や潜在力(ポテンシャル)だけで動いてはいられないことを意味します。特に、新公益連盟を通じて関わるソーシャルセクターにとって、大きな過渡期を迎えていると感じています。様々な経営資源がこのセクターに集まる中、真に社会的成果を出していると言えるのか。行政・企業とくらべて、より効果的効率的な取り組みであると胸を張って言えるのか。
 今回の受賞をきっかけに、むしろ歩みをとめ、これまでの取り組みを振り返りながら、今必要なことを考えたいと思います。

[1759旅]『地域公共人材を作る~まちづくりを担う人たち』 (梅原豊ほか, 2013)★3
「地域の新しい課題に素早く気づき課題解決に取り組んだり、人と人とをつないで解決策を立てる話を形成したり、専門的ノウハウやネットワークを提供したりする「地域の公共を担う人材=地域公共人材」の質や量によって、これからの地域の未来が決まると言っても過言ではない」p2

  まちづくりの担い手について検討をすすめる国土交通省の委員になることになりそうで、改めて地域の担い手なのは誰なのか、考え続けています。「地方公共人材」という京都で生まれ全国に広がるキーワードについての一冊。「問題解決」と「コーディネイト」を単に両方やるだけでなく、高度に両立させることが重要。RCF的には、「風と土」の融合、ミクロとマクロを組織的に行き来することが大事・・なんてことを考えています。

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2016年10月26日

岩手かけ橋共創ネットワーク会議を開催。/『超少子化 異次元の処方箋』(10月26日)

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岩手かけ橋共創ネットワーク会議にて。

 昨日は、岩手かけ橋共創ネットワーク会議が開催されました。岩手県庁の担当者と、大手企業の復興支援担当者が集い、これからの岩手復興に向けた意見交換を行う会合です(※1)。今回は、アルビオンさん、PwCさん、日立製作所さんに発表頂きました。
 5年をこえて東北に関わる企業には特徴があります。一つは、経営陣含む社員の賛同を得られていること。被災した会社の社長と向き合う機会、復興を目指す高校生との交流・・業務では得られない経験を、そうした企業では提供できています。一つは、中長期的な企業価値への貢献。東北への関わりから、すぐに利益につながることはありません。しかし、丁寧に東北と関わり、企業の力を通じて地域に貢献することで、人材育成にもつながりますし、また新しい事業機会を生み出すことにもつながります。
 地域に関わる企業のスタンスは、随分と各企業に浸透してきたように思います。

※1「平成27年度第2回岩手かけ橋共創ネットワーク会議」を開催しました(2016年2月)
http://iwate-fukkou.net/topics/detail.php?id=1149

[1758旅]『超少子化 異次元の処方箋』(NHKスペシャル「私たちのこれから」取材班, 2016)★4
「『奈義町の特色は、出産から子育て、教育まで含めて、ある程度幅広いメニューを地道に長くやり続けた点にある。それをやった自治体は明らかに、出生率の回復がプラスに転じるんです』」p110
「成功している地域の類似点を探ると、浮かび上がってくることがある。それは、社会全体で子育てを支援しようという、行政と市民の姿勢だ。子育て世帯も、そうでない世帯も、これから子育てを支援しなければいけないという合意形成ができている。だからこそ財源からの出費が認められ、予算が有効に使われている」p123

 少子化を扱ったNHKスペシャルをまとめた一冊です。公助(自治体施策)だけでなく、共助(地域住民による支え合い)を組み合わせ、かつ息長く取り組みをすすめることが必要だと書かれています。単年度主義であったり、2-3年で政策が変わり、民間との協働を得意としない旧来型の行政スタイルでは、なかなか少子化対策が進まないことがよくわかります。

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2016年10月25日

スポーツ・文化・ワールド・フォーラムに登壇しました。(10月24日)

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スポーツ・文化・ワールド・フォーラムにて。

 先週の話になりますが、「スポーツ・文化版ダボス会議」である、スポーツ・文化・ワールド・フォーラムで行われた一セッションに登壇しました。

「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」官民ワークショップに代表藤沢が登壇します(RCF)
http://rcf311.com/2016/10/06/161020mext/


 アクセンチュアさんの主催セッションであり、地方創生担当の山本大臣、日本交通の川鍋社長らが、「サーキュラーエコノミー」について意見を交わしました。サーキュラーエコノミーとは、循環型経済と訳せばよいのでしょうか。既にある製品や、遊休資産の活用によって、新しい価値を創造するという考え方です。山本大臣は、日本では資源の再活用は江戸時代から長く日本社会に根付いたことを説明。川鍋社長は、タクシー業界が、その資源をまだまだ活用できることを紹介。私は、ちょうど一日前の10月20日に行われた釜石市とairbnb社の覚書締結について情報提供しました。
 災害が起きると、元通りに戻すことが予算が投じられるため、将来の人口減少下の街に対応できない復興が進められてしまいます。サーキュラーエコノミーのような考え方は、災害復旧・復興や、これからの地方創生の分野でこそ生きるように感じます。

[1757旅]『災害対策全書 4 防災・減災』(災害対策全書編集企画委員会, 2011)★4
「市民と取り組む震災復興まちづくり訓練を通して、被害と再建プロセスを追体験し仮設住宅用地の事前検討など、事後も見据えた事前の取組如何で発災後の困難さが軽くなっていくことが共有され、実際に事前の取組に着手している地域もある」p101

 災害復旧・復興のバイブルである本シリーズの四冊目です。今度放送されるNHKラジオでもテーマにした、「事前復興」についても当然ふれられています。ただし、インフラ復旧、仮設住宅用地検討などのハード面が中心。コミュニティ形成や産業再生といったソフト面での事前復興についても必要と認識されたのは、やはり東日本大震災以降のことです。


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2016年10月18日

G1中部で災害分科会のモデレーターを務めました。(10月18日)

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G1中部パネルディスッションにて

 14〜15日の広島での会議の後は、G1中部に参加しました。中部を代表する政財界の代表者が、経済・社会の課題について当事者同士でじっくり議論し、具体的なアクションを生み出す場です。RCFも最近は新潟・石川で事業展開していて、七尾市の森山さんをお誘いしたこともあり、参加しました。当日は、「地域を守る本気の官民連携〜熊本地震の教訓、南海トラフ地震への備え」とのタイトルの分科会に司会参加。ツネイシホールディングスの神原専務、福岡市の島市長、西濃運輸の田口社長と議論を行いました。公ではなかなか話せない熊本地震時の対応も伺いましたし、島市長を中心とした自治体側の防災への動きに呼応し、民間側の動きを加速させていくことで話が盛り上がりました。防災に専任で関われるのは、非営利団体であるRCFの役割です。皆さんの思いを引き受けて、タイトルどおり、本気の官民連携を模索していきたいと思います。

[1756旅]『災害対策全書 2 応急対応』(災害対策全書編集企画委員会, 2011)★4
「交通渋滞の中、毎日3食の食事をすべての避難所に配送する物流システムが必要となる。このような行政にノウハウのない業務については、積極的に民間事業者の活用を図るべきである。神戸市は物資基地の運営を神戸港の物流業者に委託し、極めてスムースであったといわれている。避難所への配送も赤帽などの小型車での輸送が可能な業者へ委託し、あるいは弁当業者に配送を一任した方が効率的である」

 今回のG1中部でのディスカッションの準備のため、災害対策のバイブルである本著を改めて読み込みました。 私は三冊目である「復興編」を参考にしてRCFの事業を決めたわけですが、緊急対応に関するこの本も網羅的に課題が扱われていて、参考になります。すべての防災に関わる行政・企業・NPOが必読の一冊といえます。

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2016年10月15日

平和にむけて、日本のNPO・企業が果たせる役割とは。/『南海トラフ地震・大規模災害に備える』(10月15日)

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湯崎知事と、コトラー教授。

 本日、広島で行われていた「国際平和のための世界経済人会議」が終わりました。読売新聞が報道しています。
「湯崎知事は「企業が社会的責任(CSR)だけではなく、本業で平和に貢献する仕組みができれば、継続し大きな力になる」と強調。「広島から、平和とビジネスを結びつけて、世界に具体的に提案したい」と意義を語る」
「平和とビジネス 両立探る」(読売新聞, 10月14日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20161013-OYTNT50203.html

 RCFは、特にNPO・企業の皆様の招待を担当しておりました。国内NPOにとっては、国際的な課題を改めて理解し、また自分たちの事業が貢献できる領域について考えるきっかけになったと思います。また企業にとっても、CSVの発想で海外の課題にも対応していく必要性と可能性について考えて頂けたのではないでしょうか。RCFは「社会事業コーディネーター」として、そうした課題意識をもったNPO・企業の皆さんとともに、国内外の社会課題に対応できる存在でありたいと考えています。
 さて、広島から、次は浜松へ。G1サミット中部に参加します。明日の午前中には福岡市の高島市長、西濃運輸の田口社長、ツネイシホールディングスの末松専務とともに、次の大規模災害にむけて行政と企業がいかなる準備をすべきか、語り合うことになっています。
 
[1755旅]『南海トラフ地震・大規模災害に備える』(田結庄良昭, 2016)★3
「2015年の台風接近で、神戸市は土砂災害警戒区域内の約11万世帯に避難勧告・指示を出しましたが、実際に避難した人は皆無でした。茨城鬼怒川洪水災害でも実際に避難した人は少なく、急きょヘリコプターなどで救助される人が約1000人を超えたのです」p93

 災害地質学の専門家による、熊本地震を踏まえた今後の災害の主にハード面の課題をまとめた一冊です。今年の台風10号では、岩泉町での避難勧告の遅れが問題となりました。1方で、避難指示が出てもなかなか逃げて頂けない現実もありますし、特に夜間での避難指示によって危険が生じることもあります。災害時、自治体のリーダーは判断を迫られるわけですが、そのためのシミュレーションの機会は多くはありません。


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2016年10月14日

熊本地震報告会が開催されました。(10月14日)

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熊本地震報告会にて。10月12日からキリン「熊本づくり」全国発売。

 昨日、熊本地震の報告会が開催されました。企業から25社ほどが集まっていただきました。熊本県庁から震災半年になる熊本の現状と今後の展望をプレゼン頂いたのち、キリン、マイクロソフトの二社から中期的な支援を発表。東日本大震災での支援経験が、熊本でも多いに発揮されていることがわかりましたし、そのベースとして行政・企業・NPOの連携があることが理解できる内容でした。日本財団の青柳さんからは、今後の災害に備えるために、企業担当者との意見交換会を定期的に行うことも発表されています。
 なお、10月12日からは、キリン一番搾り「熊本づくり」が全国で発売されています。こちらを一本飲むごとに10円が熊本支援に活用されます。私も、さっそく近くのローソンにおいてあった「熊本づくり」を買い占めてしまいました・・。おそらく一週間程度でなくなってしまいますから、早めにお買い求めください。味も、通常の一番搾りよりも濃厚で、また熊本を象徴する色である「赤」味がかっていて、風情を楽しめます。
 さて、今朝は「平和のための世界経済人会議」に参加するために広島に向かっています(JAL便はwifiが使えて便利ですね)。フィリップ・コトラー教授を招聘して、「平和をいかにマーケティングしていくか」というテーマで幾つものセッションが行われます。加藤たけしさんが書かれた記事がまとまっていますので、参考にしてみてください。
http://atcafe-media.com/2016/10/13/worldbusinessconference-for-worldpeace/

 新公益連盟の所属団体は60を超えましたが、活動が海外に広がっている団体は限られています。しかし、東日本大震災で多くの国内NPOが活躍したように、日本のソーシャルセクターが海外の紛争・平和維持活動・災害に活躍できる機会はまだまだあります。新公益連盟に属している団体が海外に目を向ける機会に、広島の会議がなればと思います。

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2016年10月12日

三陸創生実践塾に参加。(10月12日)

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陸前高田テラスにて。

 昨日は、岩手県主催の「三陸創生実践塾」に参加するため陸前高田へ。この講座は、岩手沿岸市町村の若手リーダーが集い、復興にむけた政策をつくりだす取組です。昨年が第一期でしたが、今年度の施策に12件中8件反映されたそうです。担い手確保、地域産品のブランディング、観光など、RCFでも取り組んでいるテーマを皆さんお持ちでした。
 私からは、行政として取り組むべきであり、また具体的な成果が期待できる課題にいかに絞るか、について助言しました。皆さん市町村職員ではありますが、震災後に民間から転職した方も少なくありません。今回の塾生のような「復興世代」が沿岸復興をリードすることを期待します。
 来年1月には盛岡で、関満博先生(塾長)を前に発表が行われることになっています。

[1754旅]『俺たち県庁防災対策部』(稲垣司, 2016)★4
「復興事業が進み、いつしか新たな『まち』が生まれ、なりわいや産業が戻ってきたとしても、そのとき、一人ひとりの住民が『幸福』を実感していない限り、真の意味の復興はないのだろうと思います。言い換えれば、『人間』や『人間関係』が壊れていない状態、あるいは、回復している状態が実現していない限り、真の復興はないと言えるのではないでしょうか」p212

 東日本大震災直後に、三重県庁の防災の責任者となり、三重の防災の考え方を再構築した方による一冊。3.11後の地域防災のあり方について、具体的にまとめられています。「事前復興」の考え方も明確に取り入れてあり、東北の経験に学びながら、真の復興について哲学されている様子が参考になります。



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2016年10月11日

10月13日に、熊本地震報告会(第2回)が開催です。/『消防・防災と危機管理』

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第一回熊本地震報告会の様子

あさっての10月13日(木)15時〜17時、熊本地震についての第二回報告会が日本財団(虎ノ門)で開催されます。

【ご案内】平成28年熊本地震に関する企業向け報告会(第2回)の開催
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/articles/2016/53.html


 熊本県庁で震災対応の陣頭指揮をとる、小牧・地域振興課長が来られます。また、キリン社とマイクロソフト社が、熊本地震にいかに対応しているかを話して下さります。平日の日中の開催ではありますが、企業の方に限らず、NPO・一般の方の来場も可能ですので、ぜひ足を運んで頂ければと思います。
 会場の雰囲気は、6月3日に行われた第一回報告会の様子をご覧ください。
 
「震災から一ヶ月半。日本財団が現地報告・被災地支援説明会を開催」
http://imadekirukoto.jp/report/nipponfoundation_01/


[1753旅]『消防・防災と危機管理』(瀧澤忠徳, 2016)★3
「安全・安心な社会にとっての脅威は、人為的なものであれ、自然現象であれ、それは、油断をしているところ、備え、準備の脆弱なところを突いてくるものであり、官民の緊密な連携協力の下に不断の努力、取り組みが必要である」

 今週末に、福岡の高島社長や西濃運輸の田口社長と、防災時の官民対応について対談することになっており、災害時対応について再整理しています。この本は、主に行政職員向けに防災対応についてまとめた教科書的な一冊です。当たり前ですが、東日本大震災によって、防災の考え方が様変わりしたこと。また、行政が、NPOや企業・ボランティアと連携することは既にミッションとして落とし込まれていることがよく分かります。

 
 


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2016年09月29日

リクルートキャリアさんと新公益連盟による、社会的企業への転職サイトリニューアル。(9月29日)

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BtoSプロジェクトより。

 社会的企業に特化した求人情報サイト「BtoSプロジェクト」がリニューアルです。

http://btos-project.com/organizations/

 こちらは、リクルートキャリアさんが主催していて、新公益連盟が協力して推進されています。新公連からは、クロスフィールズさんとRCFが企画に関わっている形です。今回は、JEN、放課後NPOアフタースクール、リディラバ、ReBit、ピースウィンズ・ジャパン、G-netの6団体が参画しました。同日、リクナビNEXTでも求人開始がなされています。
 社会的企業/NPO側の経営陣と採用担当者が今回のために研修を受けていて、ビジネスセクターからの採用について認識を改めて深めた上で、参画頂いています。企業同様の採用力を持っていくことは、NPOが組織力・経営力を高め、それを通じて社会的インパクトの拡大につながると考えています。
 お伝えしているように、本日二日目のソーシャルイノベーションフォーラムで、新公益連盟主催のセッションがあります。今日求人開始した、ピースウィンズジャパン大西代表、G-net秋元代表も登壇します。会場にお越しになる形は、どうぞ宜しくお願い致します。

[1752旅]『サンデーとマガジン〜創刊と死闘の15年』(大野茂)★5
「1963(昭和38)年に『鉄腕アトム』で、手怩ェ日本で初めてテレビアニメの制作に乗り出したとき、彼は1本わずか50万円という破格の安価で仕事を引き受けてしまう。(略)ウォルト・ディズニーに憧れていた手怩ノとって、アニメ動画への参入は何としても実現したい夢だった。たとえ安い制作費であっても、手怩ノはマンガ連載で稼ぎ出す膨大な印税収入があった。その収入で安い番組制作費の補填をしながらアニメを作り続けるという、彼にしかできないビジネスモデルを作ってしまった。その前例のせいで、以後のアニメの制作費が異常に安いという弊害が生まれてしまったのである」

 毎月1,000円程度で相当量の書籍が読み放題になるkindle unlimitedに加入しています。その中で読んだわけですが、この一冊を読んだだけで、一カ月の費用の元は取れた感覚になっています。漫画のリアルな歴史というだけでなくて、新しい文化がいかに社会に立ち上がるかを理解できる一級のノンフィクションになっています。手塚治虫が安すぎる形でアニメを作ってしまったことが、現代のアニメ制作の現場にも影響を与えているのは有名な話ですね。

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2016年09月28日

ソーシャルイノベーションフォーラム、開始。(9月28日)

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日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムについて

 今日から3日間、日本財団主催によるソーシャルイノベーションフォーラムが開催されます。

http://www.social-innovation.jp/about/program/

 初日は、小泉進次郎議員による基調講演からスタートしました。震災復興や、釜石の嶋田副市長をモデルにした地方創生人材支援制度のことも言及されていましたし、2020年以降の日本社会を乗り切っていく必要性。そのために政府と行政だけでなく、民間の力が必要であること。コレクティブインパクトの必要性についても話されていました。復興の現場もそうですが、地域や社会の担い手は限られています。そうしたメンバーが知恵をだしあいながら、明るく行動し続けることがなによりも必要なことです。
 新公益連盟では、新経済連盟さんの協力も頂きながら、明日29日にセッションを設けています。

http://www.social-innovation.jp/about/session/e1/

 ピースウィンズ・ジャパンの大西健丞さん、マドレボニータの吉岡マコさん、ネクストの井上高志さんに登壇いただき、G-netの秋元祥治さんがモデレーターとして進められることになります(私は冒頭でちょっとご挨拶)。
 他にも、日本を代表するイノベーター達が集まったセッションばかりが30近く集結しています。平日の昼間の時間ではありますが、ぜひ顔をだして頂ければとおもいます。

[1751旅]『霞が関から日本を変える』(NPO法人プロジェクトK, 2012)★4
「今後は、自治会や社会的企業等との協創によって、市役所をコーディネーターとしたネットワーク型の行政運営に移行していくと感じています。現在は、自治体経営の在り方自体が大きな転換点にあるのです」
「地方にしてみれば地方分権を求めるのと同様に、補助金に自由裁量を求めるのではないかと思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。1.自由に任されると、自治体間の競争になる。Aという町でやっている○○という事業が、なぜ「おらが町」ではできないんだ、と市民から批判される・・」

 新公連でもお世話になっている朝比奈一郎さんが設立し、陸前高田副市長を務めていた久保田崇さんが理事を務めるなど、縁があるプロジェクトKさんによる一冊。公務員の立場でも、強い想いがあれば今必要な政策が十分進められると感じさせられます。
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2016年09月20日

台風10号災害から3週間。岩泉町へのボランティアと寄付について。/『羆嵐』(9月20日)

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三陸沿岸にて。

 台風10号によって、北海道・東北で大きな被害があってから3週間が経ちました。最大の被害をうけた岩泉町では社会福祉協議会がボランティアを募っていますが、まだまだ不足している状況です。
「19日は被害の大きかった安家地区にもおよそ120人のボランティアが入りました。安家地区は町の中心部から離れていることや道路状況などからボランティアが入れるようになったのは数日前のことです。被害から20日が経った今もまだ泥に浸かったままの家が多く残っていて、ボランティアは床下の泥をかき出す作業に追われました」
『台風被災地に多くのボランティアもまだ足りず』(岩手放送, 9月19日)
http://news.ibc.co.jp/item_28112.html 

 ボランティア進捗率は、久慈市86%、宮古市77%に対して、岩泉町は25%に留まります(9/17現在)。熊本もそうでしたが、「支援ニーズの未完了が続く」→「支援要請が控えられる」→「ニーズが少ないと誤解されボランティア減少」の悪循環に至る可能性があります。9/30までは盛岡から岩泉への無料バスも運行しています(※1)。県外ボランティアも受け付けていますから、ぜひ検討下さい。詳しくは、岩泉町ボラセンのfacebookページをご覧ください(※2)。
 もちろん行くことができない方が大多数でしょう。義援金の受付が進められていますし、手軽に募金できるYahoo!ネット募金もスタートしています(※3)。20日時点で3千人の方が100万円寄付して下っています。引き続きのご支援を、宜しくお願い致します。

※1 【ボランティア用】盛岡〜岩泉・盛岡〜久慈の公共交通機関時刻表(岩手県庁)
http://www.pref.iwate.jp/koutsuu/koukyou/048329.html
 
※2 岩泉町災害ボランティアセンターfacebookページ
https://www.facebook.com/iwaizumivc/

※3 2016年台風10号 岩泉町災害義援金(YAHOO!ネット募金)
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5088001/


[1750旅]『羆嵐』(吉岡昭, 1982)★4
「男たちは、村落にとどまっていたことが不遜であったことに気づいた。その地を開墾地として村落を作ったが、それはかれらの勝手な行為で、その地は依然として雪深い渓流沿いの山間部であることに変りはない。羆は自由に行動し、餌をあさったにすぎないのだ」
「気象の激変に、男たちは眉をしかめていた。冬期の気候は不安定であったが、風の強さはかれらが今まで経験したこともない激しいものであった。 「クマ嵐だ。クマを仕とめた後には強い風が吹き荒れるという」」

 1915年に北海道苫前村で発生した、羆(ヒグマ)が民家を遅い、7名を虐殺した三毛別羆事件を描いた一冊です。吉岡昭さんは三陸津波を題材とした小説も書いていて、こちらも読みました。普通に町中で暮らしていると、便利で安全な生活が当たり前のように感じてしまいますが、そうではなくて、人は自然の中で生かされているのだ、と感じさせられます。東日本大震災もそれを考えさせた災害でした。



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2016年09月15日

復興を支えた皆さんと、これから。/『社会保障の財政学』(9月15日)

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副市長の皆様と

 昨日は濃密。午前中は議員会館にて、来年度の社会起業家施策に向けて議論。午後は、新公益連盟の皆さんと、シビックエコノミーおよびソーシャルセクターのこれからについて議論。夕方には、J-WAVEでコレクティブインパクトをテーマに、堀潤さんナビゲートの番組にスタジオ出演(安田菜津紀さんとは急きょお休みでお会いできませんでした)。
 そして夕方は門前仲町へ。ここには、「女川男」という漢気あふれる名前の、女川から送られる魚が出される都内唯一の店なのです。ここに、釜石、大船渡、石巻、女川で副市長などで活躍された国家公務員の皆さんで、久しぶりの邂逅でした。東北での3-5年の経験をもとに、新しい仕事に打ち込んでいる様子。笹野さん(元・石巻副市長)が『大きな災害がああったら、きっとこのメンバーは呼び出されるね』と言われていたのが印象的。これ以上の災害はあっては欲しくないわけですが、いざという時に頼れる"仲間"がいるのは、なんともあり難いことです。

[1749旅]『社会保障の財政学』(小西砂千夫, 2016)★3
「社会保障給付は中福祉か高福祉であるのにも関わらず、社会保障負担は小さな政府論で考えがち、という値ごろ感のずれが国民全体に広がっているところに、わが国の社会保障財政の根源的な課題がある」p39
「税金は安いほうがいいというのは、政府なんて信用できないという国民意識の裏返しである。反対に、社会保障への財政負担の大きな国は、国民の紐帯を重んじるよい国である。その発想の転換が、わが国の命運を握っている」p255

 今年でたばかりの、税と社会保障の一体改革を踏まえた社会保障財政論です。アカデミックの論理的な結論は常に「増税しないなら低福祉。中福祉をめざすなら増税が必要」となります。しかし、まずは安易な増税はせずに、経済成長や民間(NPO等)による社会福祉のケアでどこまで対応できるのか、もう少し考えていきたいというのが私の立場です。





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2016年09月14日

J-WAVEに今晩、スタジオ出演します。(9月14日)

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新公益連盟の幹事会にて。

 本日、J-WAVE JAM THE WORLDに出演します。「BREAKTHROUGH!」というコーナーで、20:55-21:30の間20分程度の出演とのことです。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと、新公益連盟、それからコレクティブインパクトについて語り合うことになっています。

http://www.j-wave.co.jp/today/index.html?0914
(夜20時台をご覧ください)

 コレクティブインパクトについては丁度先週末に研修会を行いましたし(※1)、昨日は新公益連盟の幹事会が行われ、コレクティブインパクトの実現に向けて具体的な方針が定まったところです。日本で広まりつつある、この新しい考え方について知って頂く機会になればと思います。

※1 「コレクティブ・インパクトを学ぶ。」(藤沢烈BLOG)
http://retz.seesaa.net/article/441854637.html


[1748旅]『上手な求人広告の出しかた』(内田ひろし, 2016) ★3
「1-2名の人材を募集したい時、おおよそ何人くらいの人材を面接すればよいと思いますか?私のこれまでの経験から導き出した答えは、募集人数の約4倍です」p27
「『商売柄、お客様はお年寄りの方が多く、落ち着いて接客出きます。やたら大声を出さなくていいのです』ということを明確にうたいました。すると、五名の応募があり二名採用となりました」p80

 福島の事業者に対する求人支援を行っているため、いかに人材確保をするかについて、最近勉強しています。コア人材が入ることは、事業者にとってとても大きなインパクトがあります。一方で、求人対策が十分できていない現状が地域にはあります。都市部では当たり前に行われている取組を導入するだけで、地域にとっては大きな成果が出るように思います。

posted by 藤沢烈 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

KIBOW社会投資のボードミーティングに参加。(9月13日)

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グロービスさんにて。

 昨晩は夜20時から、KIBOW社会投資のアドバイザリーボート会議に参加。KIBOWさんは、グロービス堀義人学長が中心となって設立された、国内初の社会的投資ファンドを運営しています。

KIBOWインパクト投資とは
http://kibowproject.jp/investment/impact.html


 私もアドバイザリーの末席に加わっていて、昨日は半年に一回のアドバイザリー会議でした。議論の中心は、2号案件について。地方都市の中心市街地が空洞化が続く中、あえて映画館を再生することでコミュニティ活性化を目指すユニークな事業に投資をされています。

KIBOW社会投資ファンド、シーズオブウィッシュに出資〜街の映画館再生を通して地域を活性化する社会的事業を支援
http://www.globis.co.jp/news/release/20160831_kibow.html

 事業時代の採算を合わせていくと同時に、いかに地域社会への貢献を進めていくか。堀学長はじめ、駒崎弘樹さんや青柳光昌さんといったアドバイザリーの仲間と喧々諤々議論しました。社会的事業にとって市場原理はどこまで活かせるのか。限界はどこなのか。ゼロイチではない、様々なアプローチがありえることが、議論の中からも見えてきたように思います。健全な事業成長と、着実な社会貢献の二つが達成できていることが、社会的事業にとっての課題になっていくと実感しています。

[1747旅]『「読まなくてもいい本」の読書案内』(橘玲, 2015)★3
「日本の社会で『リベラル(自由主義者)』と呼ばれているひとたちは、大学の教員にしても、マスメディアの正社員にしても、自分達の組織が弱者を差別していることには知らない顔をして、『国家権力』なるもの(安倍政権とか)とたたかう振りをしてカッコつけているだけだ。フーコーが教えてくれたように、ひとはエラくなるほど自らの内なる権力から目を背け、外に敵を作って偽善を隠蔽しようとする」p319

 複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、情報通信、という5つの科学分野にそって必読文献を紹介した一冊です。こうした新しい知のパラダイムにそった本以外は「読まなくてもいい」とバッサリ切る筆者のスタンスが爽快です。


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2016年09月12日

コレクティブ・インパクトを学ぶ。(9月12日)

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コレクティブ・インパクト研修にて。(9月10日)

 土曜日は、新公益連盟主催による、「コレクティブインパクト研修」を行いました。講師は、2000年から日本の社会起業家シーンをリードして下さっている井上夫妻。素晴らしい内容だったわけですが、ここでは、新公益連盟がコレクティブ・インパクトを推進しようとしている背景を紹介します。
  9月2日の日経記事でも、新公益連盟が「コレクティブ・インパクトの実現」を目指していることを報じて頂いています。
「目指すのは行政や企業、住民をも巻き込み、組織や立場の壁を越えて成果を出す「コレクティブ・インパクト」。米国でも最近よく聞くようになった言葉だ。NPOや社会起業家の認知度が高まるなか、内輪のサークル活動に終わらせず、真のインパクトを生み出せるかに注目が集まる」
社会起業家が新公益連盟――分野の枠超え政策提言、社会貢献、顔ぶれ多彩(日本経済新聞)
http://rcf311.com/2016/09/02/160902_shinkoren/

 新公連の代表である駒崎弘樹さんのフローレンスは400名の組織となっています。しかし駒崎さんは、子ども達を取り巻く日本の社会課題が解決に至ったとはとても言えない現実に気づき、自団体を越えた連携が必要だと考えていました。そうした背景で新公連は設立されましたが、偶然(ある意味必然)にも、米国でも同じ問題意識が上がっていました。Teach for americaを始め、10万人単位で教育機会を提供するスーパーNPOが生まれたにも関わらず、米国の教育問題は悪化する一方だったのです。米国ではそうした反省に立ち返り、政府・企業・NPOが一丸となって教育課題を解決する流れ(=コレクティブ・インパクト)が生まれたのです。
 日本では、東日本大震災を契機に、セクターを越えて復興を進める必要性があることを行政が企業が特に気づきました(※1)。そして新公益連盟を一つのプラットフォームとして、コレクティブ・インパクトの流れを日本国内でも進めていくことになります。そのことを改めて実感させられた、土曜日の研修でした。

※1 詳細は、岡本全勝さん(前・復興事務次官)、青柳光昌さん(日本財団)との共著『復興が日本を変える』を是非お読みください。

[1746旅]『リーダーの本棚』(日本経済新聞社, 2016)★3
「連載を続けながらいつも驚かされるのは、登場するリーダー各氏の読書の幅の広さである。当然といえば当然だが経営者が経済書ばかりを読むわけではない。どの分野の方も、国際政治や小説、科学書、歴史書、宗教書、古典など実に様々な本を手に取り、楽しみとして読むだけではなく、生き方や仕事に生かしている」p4
 最近読書量を少しずつ戻しています。そのため、書評本を手に取って、何を読むべきかを吟味していて、その流れでこの本も読みました。引用したように、ビジネス書よりも、歴史や科学の本が数多く紹介されています。リーダー程に多くの本を読んでいることが分かりますし、また経営上の悩みを、古典の著者にぶつけていたのだな、とよくわかるブックリストになっていました。
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2016年09月11日

震災から5年半。(9月11日)

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赤坂迎賓館にて。

 今日で、震災から5年半が経過しました。福島県からの避難者9万人(県内5万人、県外4万人)を筆頭に、14万強の方が仮設住宅などで避難生活を続けています。支援活動ができる方は少ないと思いますが、こうした方々がいることは、ぜひ頭の片隅に留めて頂ければと思うのです。
 東日本大震災は11日、発生から5年半を迎える。被災地では、遅れていた住まいの再建が本格化しているが、いまも約14万4000人が避難生活を送る。
『東日本大震災5年半 避難なお14万4000人』(毎日新聞, 9月11日)
http://www.sankei.com/affairs/news/160911/afr1609110006-n1.html

 
[1745旅]『誰でもできるロビイング入門』(明智カイト,2015)★4
「これまで弱者やマイノリティを守るためのロビー活動を行う人間が足りなかった。私はNPOやソーシャルビジネスの担い手が事業と結びつけて、弱者やマイノリティを守るロビイングを行うのがよいと考えている」p8
「民主党は『テーマ』を重視しており、『何に困っていて、それを解決するためにはどうすればよいのか』ということを議論することで政策をつくり上げていく。一方で自民党の場合は『人』を見る。『この人のために自分は政治家として仕事をすることができるのだろうか』というところを見たいというわけである」p215

 日本では「ロビイング」という言葉のイメージが良くありません。業界団体や企業が、自分達の利益に誘導するために用いるイメージがあるからでしょう。一方、NPOが公益のために行うロビイングもあるわけです。そうした「草の根ロビイング」について書かれた実践的な著作です。分野ごとに、ロビイングの実例が豊富に掲載されていて、参考になります。
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2016年09月08日

9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊・復興支援員の合同説明会が開催

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桃の季節ももうすぐ終わり。

 来週9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊や復興支援員の合同説明会が開催されます。
 震災から5年と半年になります。岩手・宮城と比べても福島の復興は時間がかかりますが、地域には復興の芽がいくつも育っていて、伸ばす人が必要です。福島での仕事に関心がある人にとっては他にはない機会になります。ぜひ足を運んでいただければと思います。

ふふふカフェ 2016 vol.3 〜福島県の地域おこし協力隊・復興支援員合同募集説明会〜(9/16@東京)
http://fukushimafukkououentai.jp/archives/2401.html


 RCFも、福島駐在ふくめてスタッフ絶賛募集中です。最近の説明会は明日9月9日です!
 https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1744旅]『3.11 震災は日本を変えたのか』(リチャード.J.サミュエルズ, 2015) ★3
「東北のローカル化推進派のなかでも急先鋒に立つ岩手県の達増知事は、際立ったスーパーサイズ化推進派の急先鋒で近県の同職にある宮城県の村井知事と真っ向から対立している」p290
「『これまで継承されてきた、中央から都道府県、都道府県から市町村、という三層のモデルは機能しませんでした。地方が地方を助けるために団結せざるを得なかったのです』p306

 今年の3月に岡本全勝さんと『復興が日本を変える』を共著しましたので、同時期に出たこの本も気になっていましたがようやく読めました。私達の本が「日本を変える」この本は「日本を変えたのか」となっているように、前者が事実関係と今後の展望をまとめたのに対して、この本は事実に対する分析が中心になっています。やはり「地方自治」に関する部分を興味深く読みました。岩手と宮城のスタンスの違い、三層(ピラミッド)構造の限界など、私も感じているところが分析されている点は驚き。その上で、地域や防災/復興が成熟するために何が必要か、考えさせられます。
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2016年09月07日

9月9日(金)に、RCFの採用説明会が開催です。

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RCF採用説明会にて。

 先週末になってしまいますが、9月2日(金)に弊団体オフィスにてRCFの採用説明会が開かれました。

【レポート】9月2日に採用説明会を行いました
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/149965841373/160902event


 オフィスで開催したのは実に久々です(1年ぶりかな??)。集まった皆さんに大変熱心に話を聞いて頂けたのが印象的でした。同時に、ボランティア含め震災以降に東北に行った経験がある方がごく少数。東北復興に関わっていたからRCFに興味を持つ・・という流れが変わったんだなあ、と感慨深いものがありました。
 さて、あさってになってしまいますが、9月9日(金)にも同じ形式で採用説明会を行います。「社会事業コーディネーター」という新しいタイプの仕事に関心がある方は、是非お越し頂ければと思います。
詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1743旅]『誰も書かなかった自民党』(常井健一, 2014)★4
「『ボクが目指しているのは伊能忠敬なんです。自分の足で全国を歩いて正確な日本地図を描いた彼のように、ボクも自分の地図を持っていたいんです』」p63

 小泉進次郎議員を中心に、自民党青年局の活動についてまとめた一冊。若い政治家が、地域を舞台にいかに政治活動を行っているかが分かります。小泉さんといえば、自民党執行部が変わっても農林部会長は変わらず、また2020年小委員会では委員長代行となりました。政府の外で、着実に力を蓄えています。
 なお、9月28日(水)昼には、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムにて小泉議員が基調講演をされます。関心ある人はぜひお越しください。詳細は→http://www.social-innovation.jp/about/program/
posted by 藤沢烈 at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする