2016年09月13日

KIBOW社会投資のボードミーティングに参加。(9月13日)

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グロービスさんにて。

 昨晩は夜20時から、KIBOW社会投資のアドバイザリーボート会議に参加。KIBOWさんは、グロービス堀義人学長が中心となって設立された、国内初の社会的投資ファンドを運営しています。

KIBOWインパクト投資とは
http://kibowproject.jp/investment/impact.html


 私もアドバイザリーの末席に加わっていて、昨日は半年に一回のアドバイザリー会議でした。議論の中心は、2号案件について。地方都市の中心市街地が空洞化が続く中、あえて映画館を再生することでコミュニティ活性化を目指すユニークな事業に投資をされています。

KIBOW社会投資ファンド、シーズオブウィッシュに出資〜街の映画館再生を通して地域を活性化する社会的事業を支援
http://www.globis.co.jp/news/release/20160831_kibow.html

 事業時代の採算を合わせていくと同時に、いかに地域社会への貢献を進めていくか。堀学長はじめ、駒崎弘樹さんや青柳光昌さんといったアドバイザリーの仲間と喧々諤々議論しました。社会的事業にとって市場原理はどこまで活かせるのか。限界はどこなのか。ゼロイチではない、様々なアプローチがありえることが、議論の中からも見えてきたように思います。健全な事業成長と、着実な社会貢献の二つが達成できていることが、社会的事業にとっての課題になっていくと実感しています。

[1747旅]『「読まなくてもいい本」の読書案内』(橘玲, 2015)★3
「日本の社会で『リベラル(自由主義者)』と呼ばれているひとたちは、大学の教員にしても、マスメディアの正社員にしても、自分達の組織が弱者を差別していることには知らない顔をして、『国家権力』なるもの(安倍政権とか)とたたかう振りをしてカッコつけているだけだ。フーコーが教えてくれたように、ひとはエラくなるほど自らの内なる権力から目を背け、外に敵を作って偽善を隠蔽しようとする」p319

 複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、情報通信、という5つの科学分野にそって必読文献を紹介した一冊です。こうした新しい知のパラダイムにそった本以外は「読まなくてもいい」とバッサリ切る筆者のスタンスが爽快です。


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2016年09月12日

コレクティブ・インパクトを学ぶ。(9月12日)

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コレクティブ・インパクト研修にて。(9月10日)

 土曜日は、新公益連盟主催による、「コレクティブインパクト研修」を行いました。講師は、2000年から日本の社会起業家シーンをリードして下さっている井上夫妻。素晴らしい内容だったわけですが、ここでは、新公益連盟がコレクティブ・インパクトを推進しようとしている背景を紹介します。
  9月2日の日経記事でも、新公益連盟が「コレクティブ・インパクトの実現」を目指していることを報じて頂いています。
「目指すのは行政や企業、住民をも巻き込み、組織や立場の壁を越えて成果を出す「コレクティブ・インパクト」。米国でも最近よく聞くようになった言葉だ。NPOや社会起業家の認知度が高まるなか、内輪のサークル活動に終わらせず、真のインパクトを生み出せるかに注目が集まる」
社会起業家が新公益連盟――分野の枠超え政策提言、社会貢献、顔ぶれ多彩(日本経済新聞)
http://rcf311.com/2016/09/02/160902_shinkoren/

 新公連の代表である駒崎弘樹さんのフローレンスは400名の組織となっています。しかし駒崎さんは、子ども達を取り巻く日本の社会課題が解決に至ったとはとても言えない現実に気づき、自団体を越えた連携が必要だと考えていました。そうした背景で新公連は設立されましたが、偶然(ある意味必然)にも、米国でも同じ問題意識が上がっていました。Teach for americaを始め、10万人単位で教育機会を提供するスーパーNPOが生まれたにも関わらず、米国の教育問題は悪化する一方だったのです。米国ではそうした反省に立ち返り、政府・企業・NPOが一丸となって教育課題を解決する流れ(=コレクティブ・インパクト)が生まれたのです。
 日本では、東日本大震災を契機に、セクターを越えて復興を進める必要性があることを行政が企業が特に気づきました(※1)。そして新公益連盟を一つのプラットフォームとして、コレクティブ・インパクトの流れを日本国内でも進めていくことになります。そのことを改めて実感させられた、土曜日の研修でした。

※1 詳細は、岡本全勝さん(前・復興事務次官)、青柳光昌さん(日本財団)との共著『復興が日本を変える』を是非お読みください。

[1746旅]『リーダーの本棚』(日本経済新聞社, 2016)★3
「連載を続けながらいつも驚かされるのは、登場するリーダー各氏の読書の幅の広さである。当然といえば当然だが経営者が経済書ばかりを読むわけではない。どの分野の方も、国際政治や小説、科学書、歴史書、宗教書、古典など実に様々な本を手に取り、楽しみとして読むだけではなく、生き方や仕事に生かしている」p4
 最近読書量を少しずつ戻しています。そのため、書評本を手に取って、何を読むべきかを吟味していて、その流れでこの本も読みました。引用したように、ビジネス書よりも、歴史や科学の本が数多く紹介されています。リーダー程に多くの本を読んでいることが分かりますし、また経営上の悩みを、古典の著者にぶつけていたのだな、とよくわかるブックリストになっていました。
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2016年09月11日

震災から5年半。(9月11日)

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赤坂迎賓館にて。

 今日で、震災から5年半が経過しました。福島県からの避難者9万人(県内5万人、県外4万人)を筆頭に、14万強の方が仮設住宅などで避難生活を続けています。支援活動ができる方は少ないと思いますが、こうした方々がいることは、ぜひ頭の片隅に留めて頂ければと思うのです。
 東日本大震災は11日、発生から5年半を迎える。被災地では、遅れていた住まいの再建が本格化しているが、いまも約14万4000人が避難生活を送る。
『東日本大震災5年半 避難なお14万4000人』(毎日新聞, 9月11日)
http://www.sankei.com/affairs/news/160911/afr1609110006-n1.html

 
[1745旅]『誰でもできるロビイング入門』(明智カイト,2015)★4
「これまで弱者やマイノリティを守るためのロビー活動を行う人間が足りなかった。私はNPOやソーシャルビジネスの担い手が事業と結びつけて、弱者やマイノリティを守るロビイングを行うのがよいと考えている」p8
「民主党は『テーマ』を重視しており、『何に困っていて、それを解決するためにはどうすればよいのか』ということを議論することで政策をつくり上げていく。一方で自民党の場合は『人』を見る。『この人のために自分は政治家として仕事をすることができるのだろうか』というところを見たいというわけである」p215

 日本では「ロビイング」という言葉のイメージが良くありません。業界団体や企業が、自分達の利益に誘導するために用いるイメージがあるからでしょう。一方、NPOが公益のために行うロビイングもあるわけです。そうした「草の根ロビイング」について書かれた実践的な著作です。分野ごとに、ロビイングの実例が豊富に掲載されていて、参考になります。
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2016年09月08日

9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊・復興支援員の合同説明会が開催

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桃の季節ももうすぐ終わり。

 来週9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊や復興支援員の合同説明会が開催されます。
 震災から5年と半年になります。岩手・宮城と比べても福島の復興は時間がかかりますが、地域には復興の芽がいくつも育っていて、伸ばす人が必要です。福島での仕事に関心がある人にとっては他にはない機会になります。ぜひ足を運んでいただければと思います。

ふふふカフェ 2016 vol.3 〜福島県の地域おこし協力隊・復興支援員合同募集説明会〜(9/16@東京)
http://fukushimafukkououentai.jp/archives/2401.html


 RCFも、福島駐在ふくめてスタッフ絶賛募集中です。最近の説明会は明日9月9日です!
 https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1744旅]『3.11 震災は日本を変えたのか』(リチャード.J.サミュエルズ, 2015) ★3
「東北のローカル化推進派のなかでも急先鋒に立つ岩手県の達増知事は、際立ったスーパーサイズ化推進派の急先鋒で近県の同職にある宮城県の村井知事と真っ向から対立している」p290
「『これまで継承されてきた、中央から都道府県、都道府県から市町村、という三層のモデルは機能しませんでした。地方が地方を助けるために団結せざるを得なかったのです』p306

 今年の3月に岡本全勝さんと『復興が日本を変える』を共著しましたので、同時期に出たこの本も気になっていましたがようやく読めました。私達の本が「日本を変える」この本は「日本を変えたのか」となっているように、前者が事実関係と今後の展望をまとめたのに対して、この本は事実に対する分析が中心になっています。やはり「地方自治」に関する部分を興味深く読みました。岩手と宮城のスタンスの違い、三層(ピラミッド)構造の限界など、私も感じているところが分析されている点は驚き。その上で、地域や防災/復興が成熟するために何が必要か、考えさせられます。
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2016年09月07日

9月9日(金)に、RCFの採用説明会が開催です。

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RCF採用説明会にて。

 先週末になってしまいますが、9月2日(金)に弊団体オフィスにてRCFの採用説明会が開かれました。

【レポート】9月2日に採用説明会を行いました
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/149965841373/160902event


 オフィスで開催したのは実に久々です(1年ぶりかな??)。集まった皆さんに大変熱心に話を聞いて頂けたのが印象的でした。同時に、ボランティア含め震災以降に東北に行った経験がある方がごく少数。東北復興に関わっていたからRCFに興味を持つ・・という流れが変わったんだなあ、と感慨深いものがありました。
 さて、あさってになってしまいますが、9月9日(金)にも同じ形式で採用説明会を行います。「社会事業コーディネーター」という新しいタイプの仕事に関心がある方は、是非お越し頂ければと思います。
詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1743旅]『誰も書かなかった自民党』(常井健一, 2014)★4
「『ボクが目指しているのは伊能忠敬なんです。自分の足で全国を歩いて正確な日本地図を描いた彼のように、ボクも自分の地図を持っていたいんです』」p63

 小泉進次郎議員を中心に、自民党青年局の活動についてまとめた一冊。若い政治家が、地域を舞台にいかに政治活動を行っているかが分かります。小泉さんといえば、自民党執行部が変わっても農林部会長は変わらず、また2020年小委員会では委員長代行となりました。政府の外で、着実に力を蓄えています。
 なお、9月28日(水)昼には、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムにて小泉議員が基調講演をされます。関心ある人はぜひお越しください。詳細は→http://www.social-innovation.jp/about/program/
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2016年08月30日

今日で、東日本大震災から2,000日。(8月30日)

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京都・円山神社にて。

 今日で、東日本大震災から2,000日がたったことになります。震災当時の小学6年生は、高校3年生になっていて受験勉強の夏を送っています。35歳だった私も40歳になりました。時間は過ぎ、復興というと熊本を思い起こすことも増え、東日本大震災は多くの人にとって過去の事になりつつあります。
 しかし、5年前から時間の流れが止まったままでいる人のことを忘れてはなりません。産経新聞がそうした被災した皆様の2,000日について、心の残る連載をされています。

『娘の火は消えたの? 早いよ 婿の再婚「つらい」』(産経新聞, 震災2000日を歩く)
http://www.sankei.com/affairs/news/160826/afr1608260010-n1.html

『娘が生きた証し「娘の死に場所を粗雑にしておけない」』
http://www.sankei.com/premium/news/160827/prm1608270026-n1.html


 観測史上はじめて、大型の台風が東北に上陸する予報になっています。台風による被害がすくないことと、震災から2000日になったことを祈って頂ければと思います。

[読書1742旅]『情報参謀』(小口日出彦, 2016)★4
「私は、自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの四年間、同党の『情報参謀』役を務めた。自民党が政権奪還に向けて、本書に記したような戦略的な情報分析活動をおこなっていた事実はこれまで一度として明らかになったことはない」p3
「松本大臣は暴言会談から2日後の7月5日に大臣辞任に追い込まれている。(略)ネットの力がテレビや大手メディアを動かし、一瞬で大臣を辞めさせるだけの情報パワーをもってしまったのである」p118

 昨日紹介した西田先生の「メディアと自民党」が外部から自民党のメディア対策の変化を分析した本だとすれば、この本は自民党の内部で実際にメディア対応を行った人物による本となります。自民党が政権を失っていた2009年から2012年にかけて、著書はテレビメディアやインターネットでの自民党等の露出状況の分析と、それにともなう提言を行い続けています。とりわけ、インターネットの政治における重要性が増し続けていて、自民党がそこに迅速に対応したプロセスを知ることができます。政治とメディアの関係を考えるうえで、貴重な史料になっていると言えるでしょう。
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2016年08月27日

4人の社会起業家と仙台で語る。/『若者の貧困と学校』(8月27日)

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仙台、ソーシャルイノベーションナイトにて。

 25日は、仙台で行われたソーシャルイノベーションナイトでモデレーターでした。
 二つのセッションを行いました。一つ目は、GRA岩佐大輝さんとre:terra渡邊さやかさん。二つめはスリール堀江敦子さんと、シェアビレッジの武田昌大さん。いずれも実績ある社会起業家ですが、事業内容よりも、起業した想いや地域へのかかわり方、継続に向けた心の持ちようなど、頭よりも心側に着目して話を伺いました。
 このセッションは、仙台市が社会起業都市を目指す一環で行われています。新公益連盟として、地方都市で社会起業家が増えることは重要だと考えています。まずは仙台をモデルケースとして、いかに社会起業家のコミュニティが形成されるか、模索していきたいと思います。

[読書1740旅]『若者の貧困と学校』(早稲田大学教育総合研究所, 2015)★3
「かつては利子付きの奨学金はありませんでした。導入されたのは30年前です。1984年に日本育英会法の全面改正で有利子枠がつくられたわけです」p11
「1990年代前半、奨学金を借りる人は学部では全体の22.4%でしたが、これが2012年に52.5%にまで上がっています」p20

 こちらも、近年の大学生の経済状況が悪くなっていて、一方で日本学生支援機構(以前は日本育英会)が財務強化するために有利子枠をつくったり、取り立てを民間並にしていることで、社会問題化しています。確かに奨学金という名前ではなくて、学生ローン等の言葉で借金であることは明確化すべきでしょう。一方で、大学に行く行かないで所得格差が開きやすい構造を変えていく必要があります。
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2016年08月25日

九州と東北は、災害を乗り越えるサービスを生み出せるか。/『日本の奨学金はこれでいいのか!』(8月25日)

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福岡市役所主催・防災サミットにて。

 昨日午前中は、福岡市役所主催の防災サミットに参加でした。
 私は「防災×パブリック」とのお題で、高島市長モデレーターの元、兵庫県立大学の木村先生、日本財団の黒澤さんとともに登壇。災害発生時や避難所段階において、自治体・NPO・企業がいかに連携しながら対応していくかについて、深く議論ができたように思います。その後は、孫泰蔵さんモデレートの元、コードフォージャパンの関さんらにより、社会課題を技術(テクノロジー)でいかに解決するか、事例を交えた議論が展開されました。
 今回のイベントは、福岡市役所が主導する形で、次の災害時に役立てるサービスやアプリを開発し、全国に広げていくことを目指して行われました。高島市長が「シンゴジラがどこにやってくるか分からない」と表現したように、想定外の災害は必ず日本のどこかに再び出現します。災害を経験した地域でないと、その重要性に気づきにくいもの。被災地域となった九州と東北が繋がり、役に立つサービスが生まれればと思います。2つの地域で仕事ができている我々も、お手伝いを続けます。
 今日は、これから仙台でのイベントに登壇です。

[読書1739旅]『日本の奨学金はこれでいいのか!』(奨学金問題対策全国会議,2013)★4
「教員は、日本育英会の無利子の第一種奨学金については、以前は一定期間勤務すると返還が免除される職業でした。しかし、1998年4月1日にその制度は廃止され、その後、大学学部、短期大学もしくは高等専門学校に入学した人の場合には、教員になっても奨学金返還は免除にならなくなったたからです」p13
「裁判所から支払催促を申し立てられる奨学金滞納者は2004年にはわずか200件でしたが、2011年には一万件にも増えています」p24
 今年の参院選でも給付型奨学金が話題になりましたが、この流れを作ったのが編集している奨学金問題対策全国会議であり、この本によって育英会奨学金の課題が浮き彫りになりました。
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2016年08月24日

福島から福岡へ。/『教育を家族だけに任せない』(8月24日)

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福島づくり、を飲みながら。

 昨日は福島出張。現在は、週に一回は福島に通っています。行く度に福島の桃を買って帰るのが日課だったわけですが、昨日は買えませんでした。明日は、福岡市主催の防災イベントに登壇(※1)します。福島を夜でて、翌朝9:00に博多にいるためには、羽田空港で宿泊してから、朝6時25分のJAL便に乗る必要があるのです。仕方なく(?)、キリン一番搾りの「福島づくり」を飲みながら、福島を後にしました。
 福岡のサミットでは、高島市長ファシリテートの下、とりわけ避難所対応について議論することになっています。東日本大震災の時は、わたしは「つなプロ」の情報分析担当として、300の避難所から寄せられる避難者の生活状況を整理し、どんな課題が潜んでいて、次にどんな対策が必要かを提言していました。今後の災害に備える議論になれば、と思います。

※1 福岡「防災サミット」に8月24日、登壇します。
http://retz.seesaa.net/article/440967931.html


[読書1738旅]『教育を家族だけに任せない』(大岡頼光, 2014)★4
「資力調査無しですべての大学生に給付奨学金を与えてしまうと、裕福な子どもの大学生活を支える給付奨学金に、家の貧しさのゆえに進学を断念した高校生が就職し労働者として働いて払う税金がつぎこまれることになる。それは許されないというのがバーの論理だ」p77

 教育政策のあり方について、論理的に丁寧な議論がなされていて参考になります。スウェーデンでの給付型奨学金の議論が面白い。導入に至ったのは、低所得者層への対策ではなく、本人の自立を促すためとのことです。経済力が低い高卒学生世帯が働くことでの税金が、経済力が高い大卒学生世帯の奨学金に回ることが不公正と判断。一方で、親が学費を負担しないようにし、本人が進学の判断ができるように、資力調査無しで給付奨学金を与えた、とのことです。日本でも、より深い奨学金の議論が必要です。
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2016年08月23日

オリンピック閉会と、震災支援への1万人の感謝。(8月23日)

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オリンピック閉会式での「ありがとう」

 リオデジャネイロオリンピックが閉会しました。リオから東京へのバトンタッチに向けた、日本による8分間のセレモニーが閉会式で披露されています。その冒頭では、世界中の言葉で「ありがとう」と感謝が示されました。5年前、東日本大震災に世界中が支援してくださったことへの感謝の言葉です。「ありがとう」の人文字は、被災地中心に27小中高10,000人の生徒たちでつくりあげました。

フラッグハンドオーバーセレモニー 芸術パート 国民参加に関して
https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/flaghandover/


 五年前のあの頃の支援に、日本は十分感謝することができていないのではないか。そんな想いがありましたから、素晴らしいメッセージになっていたと思います。2020年の東京オリンピックは、「復興五輪」という意味合いもあります。東北(そして熊本)の復興が進んでいることを、世界に知って頂ければと思います。その一端をRCFも引き続き担っていければと考えています。

[読書1737旅]『教育の失敗』(福井秀夫, 2010)★3
「教育バウチャーとは、学校に対する予算を、在籍する児童生徒数に応じて交付する制度のことである」p3
「クリーブランド市においては、バウチャー対象学校への転入の前後で、転入した児童の全米統一試験の成績が、読解力で5.6ポイント、算数で15.0ポイント上昇したという」p9

 震災前に、北欧に教育視察に行ったことがあります。デンマークでは、生徒数に応じて予算が交付されていることがあり、学校の新設が自由にできていました(自由だけど、生徒を確保できなければ存続できない)。リスクをとって新しい取り組みがなされることが、教育分野でも日本で進んでも良いように思います。

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2016年08月18日

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜/『教育バウチャー』(8月18日)

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RCFオフィスにて。

 RCFで採用を全面的に進める上で、東京オフィスの様子をスタッフがまとめてくれました。

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜

 赤坂見附駅からそれほど遠くないにも関わらず、赤坂御所の近くで緑が窓全面に広がるという、素敵な環境で仕事できています。
RCFでは、社会事業コーディネーターを採用中です。説明会は9/2(金), 9/23(金), 10/28(金)に開催しますので、ぜひお越し下さい。詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1736旅]『教育バウチャー』(福井秀夫, 2007)★3

「教育バウチャー制度について、現場の学校長としてどう思うか。『児童生徒の人数によって学校の収入が変わる教育バウチャー制度は非常に効果的だ。悪い学校が、予算が保持されているため生き残ることはよくない。2年前、ナッカ市でも大きな公立学校が廃校になった。また、新しい学校ができても魅力的でなかったので生徒が集まらなかった』」p108

教育バウチャーは、橋下・前大阪市長が進めたこともあり、塾費用の補てん的なイメージが広がっているように思います。しかし海外の文脈では、公教育に用いられます。公立学校が生徒確保を競争し、生徒数に応じて補助金が決まるのです。本著では、こうした公教育へのバウチャー制度のメリットデメリットについて論じられており参考になります。私の意見としては、教育へのアクセスは確保されるべきですが、サービス提供者側はいま少し競争があってもよいように思います。
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2016年08月17日

RCFの採用、再開です。(8月17日)

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 RCF採用公式ページより。

 担当スタッフの懸命な取り組みにより、RCFの採用ページがリニューアルされました。
 
RCF採用ページ
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815


 新規事業担当スタッフを募集しています。東北や熊本復興に限らず、新公益連盟を通じた非営利セクターの支援、全国への一次産業や人材支援の取組など、RCFがコーディネートする課題領域はますます広がっています。
 9月2日、9月23日、10月28日にそれぞれ採用説明会を赤坂オフィスで行います。関心がある方はまずはここにお越し頂ければと思います。
 皆さんの参加を、心からお待ちしています。

[読書1735旅]『教育投資が日本を変える』(下村博文, 2016)★3
「一夫婦当たりの理想子供数は2.42人であるのに対し、夫婦の最終的な平均出生子供数は1.96人にとどまっており、理想の子ども数を持たない最大の理由として、『子育てや教育にお金がかかりすぎる』ことが挙げられている」p50

 前の前の文部科学大臣であった下村議員による、教育政策についての一冊です。教育の投資対効果や、幼児教育の必要性などが、論旨明快に語られます。政局やイデオロギーではなくて、もっと論理をもって政策を語られる環境ができないかものか・・と考えさせられます。

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2016年08月16日

熊本地震から四カ月。(8月16日)

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皇居をランニング中。

 熊本地震から四か月が経ちました。

熊本、避難所になお1752人 地震から4カ月(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H3Y_T10C16A8CC1000/


 16万棟を超える被害がありましたが、市町村と県、NPO・企業の連携による、復旧復興が少しずつ進んでいます。仮設住宅は4千戸整備されつつあり、入居も開始されました。復興に向けた予算も8千億円用意され、複数年度で支援を続けるための復興基金もできます。
 一方で、東日本大震災をはじめとする過去の災害で生まれた課題も生じています。仮設住宅に移ってからのコミュニティ形成。設備の復旧を終えた事業者に対しての、付加価値を高める産業支援。復興を支える人材も既に不足しています。
 必要な取組は明確ですが、実行するための担い手が十分ではありません。こうした課題にRCFは東北で対応してきた経験がありますから、県庁を通じてできるかぎりノウハウを提供していきたいと考えています。

[読書1734旅]『「対話、共感、協働』の行政で、「新しい豊かさ」を』(三日月大造, ガバナンス2014年12月) ★3
「地域主権改革、地方分権改革は、政権交代してからというよりも、11年3月に発生した東日本大震災がターニングポイントになっているのではないか」
「私は、対話をして、課題を共有し、共感を得て、そして行政だけではできないので、みんなで一緒にやろうという『対話、共感、協働』の行政が必要だと考えている。その最も基礎基本になるのは住民自治」

 先日お会いした、滋賀県の三日月知事のインタビュー誌より。地域主権への機運は、東日本大震災が契機になっている点に同意です。基礎自治体と地域の団体がどれだけ育っているかで、震災後の緊急対応や復興への取組が大きく変わりましたから。その意味では、国に予算を要求するスタイルの地方創生だけに目を奪われてはだめであって、予算に関係なく地域の地力がいかに高まっているかに注目する必要があります。滋賀でもそうした取り組みができればと思います。
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2016年08月15日

仙台「Social Innovation Night」に8月25日、登壇します。

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キリン一番搾り仙台づくり。

 8月24日は福岡「防災サミット」に登壇しますが、翌25日には仙台に向かい、社会起業家の皆さんをモデレートします。

仙台市「SENDAI Social Innovation Night vol.2」にて代表理事 藤沢がモデレーター登壇します
http://rcf311.com/2016/08/04/160825_sendaisocialnight/


 今回は、岩佐大輝さん、武田昌大さん、堀江敦子さん、渡邉さやかさんといった皆さんを掘り下げる役割で伺います。
 国家戦略特区となり、仙台市は「社会起業都市」になることを目指しています。こうした機会を通じて、仙台の多くの方が社会起業家について理解を深めて頂き、実際に仙台の社会課題を解決する担い手になることを期待します。
 偶然ですが、福岡市と仙台市という、日本の地域を代表する都市に伺えるのが光栄です。RCFとしても、ますます日本の各地が盛り上がることに貢献していきたいと考えています。

[読書1733旅]『地域のブランド戦略 滋賀県編』(林廣茂, 2011)★3
「自給率が100%に満たない商業や対事業所サービスや対個人サービスは滋賀県の弱いところでして、京都など大都市にその機能をかなり依存している状況であります」p192
「平成21年度の人口10万人あたりの学生数は全国四位。企業が立地した場合、地域連携が優れている」p192

 研究者による、滋賀をいかにマーケティングするかをまとめた一冊です。滋賀は工業地域として発展を遂げていて、大学も集積している条件有利地域です。全国の中では人口減少も柔らかです。もちろん弱点もあって、京都や大阪に比べて地域としてのブランドイメージは高くありません。引用したように、ビジネス向けのサービス業は発展できておらず、京都に依存しています。三方よしの近江商人の土地柄です。外に頼らない滋賀初の商売や非営利事業が生まれることが求められています。

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2016年08月12日

福岡「防災サミット」に8月24日、登壇します。

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等々力渓谷にて。

 8月24日、福岡市主催「防災サミット」に登壇します。高島市長モデレートの下、災害時の行政やNPOの役割についてお話しすることになっています。

福岡市「防災サミット」にて代表理事 藤沢がパネル登壇します
http://rcf311.com/2016/08/03/160824_fukuoka/


 4月の熊本地震の時には、高島市長は強いリーダーシップを発揮して熊本の市町村を支えました。災害時には基礎自治体が大きな役割を果たします。防災と復興において自治体がいかなる役割を果たせるのか。福岡での開催ではありますが、関心ある方はぜひお越し頂ければと思います。

[読書1732旅]『地域再生 滋賀の挑戦』(森川稔, 2011)★3
「県内の状況は人口が増加し経済活動が活発な県南部と、人口が減少傾向にあり経済活動が停滞気味の北部とに、大きく区分することができる」p15
「滋賀の観光事業における数字を見てみると、2005年度の観光消費額はおよそ2666億円で県内全生産額の約4.9%でしかない。県では、2009年に『新・滋賀県観光振興指針』を策定し、『観光地・滋賀の認知度向上』、『滋賀県の特性を生かした国際観光・滞在型観光の振興』、『観光交流の活性化に向けた受入れ環境の整備』を基本目標として2013年度の観光消費額3000億円を目指している」p239

 引き続き滋賀に関連した本を読んでいます。滋賀県立大学の先生方を中心に、27人の滋賀関係者によるレポートです。滋賀といっても、都市に近いエリアから過疎地域まで幅広く存在していること。隣の京都と比べるまでもなく、外へのブランド化が立ち遅れていて、観光に大きな課題があること。東北ともまったく同じ構造を持つことが分かります。

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2016年08月10日

シンゴジラと震災。/『真・政治力』(8月10日)

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シンゴジラ上映中。

 シンゴジラを観ました。ゴジラ上陸時に、水が船、自動車、そして人を飲込む。予想外に現れる放射能の影響。冷温停止をめざす官邸。「ゴジラを守れ」と官邸前で連呼するデモ隊。私としては、ゴジラ上陸と東日本大震災を重ねざるを得ませんでした。
 物語上の政府は、ゴジラなる未曾有の自然の産物を抑え込めたようにみえます。しかし現実の日本社会はどうでしょうか。映画同様の、東京での大きな被害が起きた際に、果たして的確な緊急対応と復興を進めることができるのでしょうか。東北や熊本の復興を支えるとともに、まだ見ぬ災害に備えよ。庵野監督はそのように伝えているように思えます。この夏、お勧めの一本です。

[読書1731旅]『真・政治力』(石破茂, 2013)★3
「津波で甚大な被害を受けたから集団移転しましょう。その土地も国が確保します。住宅建設にかかるお金も国が出します。そして『それは国民みんなの負担である』と言い切らない限り、物事は決して前に進みません」p134

 石破茂議員が、自民党幹事長の時に書いた一冊です。TPP、安保など難しいテーマに対して説明責任を果たしていくというスタンスが貫かれていて、考え方がすべて同じではありませんが納得感があります。震災復興も、説明責任が求められるテーマだと思います。地域が主体になることは論を待ちませんが、地域側には多様な意見があって時に正論が発せられないことがあります。政治家には、正論を発していく責務もあると思います。
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2016年08月09日

天皇陛下の象徴としてのお務めと、震災。(8月9日)

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近江八幡にて。

 昨日8日、天皇陛下が象徴としてのお務めについて、お気持ちを表明されました。そのお言葉と、夜のNHKスペシャル「象徴天皇 模索の歳月」を拝見し、強く胸をうたれました。
 雲仙普賢岳噴火災害(平成3年6月3日発災)では、政府や宮内庁の反対をおしきり、いまだ災害がつづく7月10日に島原を訪問。被災者と同じ食事(インスタントカレー)をとられ、膝を崩され、被災者と同じ目線で時間の限りお見舞いをされています。阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、そして熊本地震。可能なかぎりはやく被災地を訪れ、くりかえし同じ目線で被災者のお見舞いをされるご様子は、すべて天皇陛下お一人の想いから繰り返されていたことを、昨日初めて知りました。
 陛下は、甚大な被害をうけた被災者を支えることが、象徴としての最大のお務めだと考えておられました。天皇陛下が生前退位を考えられたのは、2012年3月11日、東日本大震災1周年追悼式の際。お務めを果たすことが困難だと考える契機となった、心臓バイパスの手術をされたのは2012年2月のことでした。

[読書1730旅]『いのちにこだわる政治をしよう!』(嘉田由紀子, 2013)★3
「三十代で首長をめざした人たちの多くが、高校時代、大学時代に阪神淡路大震災を経験し、地獄のような被災地の中で、『地域の自治がなければいのちを守れない』という経験をしていたことです」p201

 最近、滋賀県にご縁があり、いろいろと滋賀に関連した本を読んでいます。こちらは、嘉田前知事の半生記のような一冊です。日本未来の党の顛末なども驚きでしたが、印象に残ったのは引用の一文。私も大学時代に阪神淡路大震災を経験していて、社会の上で働くのではなく、社会そのものを支える側に回りたい、と考えて今に至っています。震災は、被災された方に限らず、関わった一人一人の人生に大きな影響を与えます。
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2016年07月31日

都知事選と防災、事前復興。/『人口減少化における地域経済の再生』(7月31日)

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福島にある創業50年の焼き鳥屋さんにて。

 今日は都知事選ですね。東北復興に関わる立場として、首都直下地震への対応は極めて気になっています。津田大介さんによる「ポリタス」が防災についての公約比較を掲載されていますから、是非参考にしてみてください。

【まちづくり・インフラ整備・防災】都知事選2016 公約比較
http://politas.jp/features/10/article/535


 どの候補者の公約にも掲載がありませんが、私が重要だと思っているのは「事前復興」です。Newspicksにも投稿した内容ですが、被災直後は、復興への注目がたかまりすぎて、やや過大な復興計画が立てられがちです。「東京で震災が起きた時に、いかに復旧復興を進めるか」をあらかじめ計画しておくことで、直後の感情や混乱にひきずられずに取組を進めることができます。新しい都知事には、ぜひ事前復興を都政で進めて頂きたいと考えています。
 さて、今日は近江八幡にお邪魔して、三日月知事にご挨拶申し上げることになっています。

[読書1729旅]『人口減少化における地域経済の再生』(松岡憲司, 2016)★3
「2013年工業統計調査によると、『30-99人』の事業所数の割合(19.6%)は全国3位、『100-299人』(8.8%)および『300人以上』(2.5%)の事業所の割合はそれぞれ全国1位と3位である」p199
「企業規模が大きくなるほど、また自社ブランド製品や自社独自技術などをもつ企業ほど、新卒や技能者などの採用に意欲的であるが、そうしたニーズが十分に満たされていない」p205

 三日月知事にお会いすることになっているため、滋賀県の産業について調べものをしました。滋賀は、京都大阪や名古屋にも近い立地を活かし、工業県として極めて成長しました。一方で、人材採用については課題を抱えているとのこと。我々は福島はじめ各地で人材支援も行っています。そうした観点でのお手伝いもできればと考えています。

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2016年07月26日

復興からもう5年、まだ5年/『リーダーの本棚』(7月26日)

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復興リーダー会議シンポジウムにて。

 23日(土)は、慶應義塾大学にて復興リーダー会議シンポジウムが開かれました。

http://f-leaders.gsec.keio.ac.jp/index.html

 基調講演は、岡本全勝さん。陸前高田の戸羽市長との最近の会話のことを話されていました。まだ戻れない福島の方々がいることに触れつつも、5年前の「あの光景」からここまで戻ってきたのかと、感慨深かったと率直に話されていました。「復興」といえば最近は熊本の事になっていて、裏を返せば1,000年に一度の大被害が話題になりにくいほど、復興が進んできたとも言えます。ただし、コミュニティの構築や、産業の進化の課題は続きますし、新たな災害は毎年のように発生しています。東北での経験をいかに次の時代につないでいくか、という議論も、パネルディスカッションで実施しました。

[読書1728旅]『リーダーの本棚』(日本経済新聞社, 2016)★3
「連載を続けながらいつも驚かされるのは、登場するリーダー各氏の読書の幅の広さである。当然といえば当然だがね経営者が経済書ばかりを読むわけではない。どの分野の方も、国際政治や小説、科学書、歴史書、宗教書、古典など実に様々な本を手に取り、楽しみとして読むだけではなく、生き方や仕事に生かしている」p4

 経営者や政治家たちの読書遍歴をまとめた一冊です。もちろんビジネス書はあまり含まれてませんが、中村天風などの自己啓発書や、日本史世界史の本が多いですね。周りの経営者をみていても、20代のうちはビジネス書も読むが、30代になると歴史や科学の本を読む方が増えています。


posted by 藤沢烈 at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする