2016年10月12日

三陸創生実践塾に参加。(10月12日)

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陸前高田テラスにて。

 昨日は、岩手県主催の「三陸創生実践塾」に参加するため陸前高田へ。この講座は、岩手沿岸市町村の若手リーダーが集い、復興にむけた政策をつくりだす取組です。昨年が第一期でしたが、今年度の施策に12件中8件反映されたそうです。担い手確保、地域産品のブランディング、観光など、RCFでも取り組んでいるテーマを皆さんお持ちでした。
 私からは、行政として取り組むべきであり、また具体的な成果が期待できる課題にいかに絞るか、について助言しました。皆さん市町村職員ではありますが、震災後に民間から転職した方も少なくありません。今回の塾生のような「復興世代」が沿岸復興をリードすることを期待します。
 来年1月には盛岡で、関満博先生(塾長)を前に発表が行われることになっています。

[1754旅]『俺たち県庁防災対策部』(稲垣司, 2016)★4
「復興事業が進み、いつしか新たな『まち』が生まれ、なりわいや産業が戻ってきたとしても、そのとき、一人ひとりの住民が『幸福』を実感していない限り、真の意味の復興はないのだろうと思います。言い換えれば、『人間』や『人間関係』が壊れていない状態、あるいは、回復している状態が実現していない限り、真の復興はないと言えるのではないでしょうか」p212

 東日本大震災直後に、三重県庁の防災の責任者となり、三重の防災の考え方を再構築した方による一冊。3.11後の地域防災のあり方について、具体的にまとめられています。「事前復興」の考え方も明確に取り入れてあり、東北の経験に学びながら、真の復興について哲学されている様子が参考になります。



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2016年10月11日

10月13日に、熊本地震報告会(第2回)が開催です。/『消防・防災と危機管理』

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第一回熊本地震報告会の様子

あさっての10月13日(木)15時〜17時、熊本地震についての第二回報告会が日本財団(虎ノ門)で開催されます。

【ご案内】平成28年熊本地震に関する企業向け報告会(第2回)の開催
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/articles/2016/53.html


 熊本県庁で震災対応の陣頭指揮をとる、小牧・地域振興課長が来られます。また、キリン社とマイクロソフト社が、熊本地震にいかに対応しているかを話して下さります。平日の日中の開催ではありますが、企業の方に限らず、NPO・一般の方の来場も可能ですので、ぜひ足を運んで頂ければと思います。
 会場の雰囲気は、6月3日に行われた第一回報告会の様子をご覧ください。
 
「震災から一ヶ月半。日本財団が現地報告・被災地支援説明会を開催」
http://imadekirukoto.jp/report/nipponfoundation_01/


[1753旅]『消防・防災と危機管理』(瀧澤忠徳, 2016)★3
「安全・安心な社会にとっての脅威は、人為的なものであれ、自然現象であれ、それは、油断をしているところ、備え、準備の脆弱なところを突いてくるものであり、官民の緊密な連携協力の下に不断の努力、取り組みが必要である」

 今週末に、福岡の高島社長や西濃運輸の田口社長と、防災時の官民対応について対談することになっており、災害時対応について再整理しています。この本は、主に行政職員向けに防災対応についてまとめた教科書的な一冊です。当たり前ですが、東日本大震災によって、防災の考え方が様変わりしたこと。また、行政が、NPOや企業・ボランティアと連携することは既にミッションとして落とし込まれていることがよく分かります。

 
 


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2016年09月29日

リクルートキャリアさんと新公益連盟による、社会的企業への転職サイトリニューアル。(9月29日)

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BtoSプロジェクトより。

 社会的企業に特化した求人情報サイト「BtoSプロジェクト」がリニューアルです。

http://btos-project.com/organizations/

 こちらは、リクルートキャリアさんが主催していて、新公益連盟が協力して推進されています。新公連からは、クロスフィールズさんとRCFが企画に関わっている形です。今回は、JEN、放課後NPOアフタースクール、リディラバ、ReBit、ピースウィンズ・ジャパン、G-netの6団体が参画しました。同日、リクナビNEXTでも求人開始がなされています。
 社会的企業/NPO側の経営陣と採用担当者が今回のために研修を受けていて、ビジネスセクターからの採用について認識を改めて深めた上で、参画頂いています。企業同様の採用力を持っていくことは、NPOが組織力・経営力を高め、それを通じて社会的インパクトの拡大につながると考えています。
 お伝えしているように、本日二日目のソーシャルイノベーションフォーラムで、新公益連盟主催のセッションがあります。今日求人開始した、ピースウィンズジャパン大西代表、G-net秋元代表も登壇します。会場にお越しになる形は、どうぞ宜しくお願い致します。

[1752旅]『サンデーとマガジン〜創刊と死闘の15年』(大野茂)★5
「1963(昭和38)年に『鉄腕アトム』で、手怩ェ日本で初めてテレビアニメの制作に乗り出したとき、彼は1本わずか50万円という破格の安価で仕事を引き受けてしまう。(略)ウォルト・ディズニーに憧れていた手怩ノとって、アニメ動画への参入は何としても実現したい夢だった。たとえ安い制作費であっても、手怩ノはマンガ連載で稼ぎ出す膨大な印税収入があった。その収入で安い番組制作費の補填をしながらアニメを作り続けるという、彼にしかできないビジネスモデルを作ってしまった。その前例のせいで、以後のアニメの制作費が異常に安いという弊害が生まれてしまったのである」

 毎月1,000円程度で相当量の書籍が読み放題になるkindle unlimitedに加入しています。その中で読んだわけですが、この一冊を読んだだけで、一カ月の費用の元は取れた感覚になっています。漫画のリアルな歴史というだけでなくて、新しい文化がいかに社会に立ち上がるかを理解できる一級のノンフィクションになっています。手塚治虫が安すぎる形でアニメを作ってしまったことが、現代のアニメ制作の現場にも影響を与えているのは有名な話ですね。

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2016年09月28日

ソーシャルイノベーションフォーラム、開始。(9月28日)

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日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムについて

 今日から3日間、日本財団主催によるソーシャルイノベーションフォーラムが開催されます。

http://www.social-innovation.jp/about/program/

 初日は、小泉進次郎議員による基調講演からスタートしました。震災復興や、釜石の嶋田副市長をモデルにした地方創生人材支援制度のことも言及されていましたし、2020年以降の日本社会を乗り切っていく必要性。そのために政府と行政だけでなく、民間の力が必要であること。コレクティブインパクトの必要性についても話されていました。復興の現場もそうですが、地域や社会の担い手は限られています。そうしたメンバーが知恵をだしあいながら、明るく行動し続けることがなによりも必要なことです。
 新公益連盟では、新経済連盟さんの協力も頂きながら、明日29日にセッションを設けています。

http://www.social-innovation.jp/about/session/e1/

 ピースウィンズ・ジャパンの大西健丞さん、マドレボニータの吉岡マコさん、ネクストの井上高志さんに登壇いただき、G-netの秋元祥治さんがモデレーターとして進められることになります(私は冒頭でちょっとご挨拶)。
 他にも、日本を代表するイノベーター達が集まったセッションばかりが30近く集結しています。平日の昼間の時間ではありますが、ぜひ顔をだして頂ければとおもいます。

[1751旅]『霞が関から日本を変える』(NPO法人プロジェクトK, 2012)★4
「今後は、自治会や社会的企業等との協創によって、市役所をコーディネーターとしたネットワーク型の行政運営に移行していくと感じています。現在は、自治体経営の在り方自体が大きな転換点にあるのです」
「地方にしてみれば地方分権を求めるのと同様に、補助金に自由裁量を求めるのではないかと思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。1.自由に任されると、自治体間の競争になる。Aという町でやっている○○という事業が、なぜ「おらが町」ではできないんだ、と市民から批判される・・」

 新公連でもお世話になっている朝比奈一郎さんが設立し、陸前高田副市長を務めていた久保田崇さんが理事を務めるなど、縁があるプロジェクトKさんによる一冊。公務員の立場でも、強い想いがあれば今必要な政策が十分進められると感じさせられます。
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2016年09月20日

台風10号災害から3週間。岩泉町へのボランティアと寄付について。/『羆嵐』(9月20日)

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三陸沿岸にて。

 台風10号によって、北海道・東北で大きな被害があってから3週間が経ちました。最大の被害をうけた岩泉町では社会福祉協議会がボランティアを募っていますが、まだまだ不足している状況です。
「19日は被害の大きかった安家地区にもおよそ120人のボランティアが入りました。安家地区は町の中心部から離れていることや道路状況などからボランティアが入れるようになったのは数日前のことです。被害から20日が経った今もまだ泥に浸かったままの家が多く残っていて、ボランティアは床下の泥をかき出す作業に追われました」
『台風被災地に多くのボランティアもまだ足りず』(岩手放送, 9月19日)
http://news.ibc.co.jp/item_28112.html 

 ボランティア進捗率は、久慈市86%、宮古市77%に対して、岩泉町は25%に留まります(9/17現在)。熊本もそうでしたが、「支援ニーズの未完了が続く」→「支援要請が控えられる」→「ニーズが少ないと誤解されボランティア減少」の悪循環に至る可能性があります。9/30までは盛岡から岩泉への無料バスも運行しています(※1)。県外ボランティアも受け付けていますから、ぜひ検討下さい。詳しくは、岩泉町ボラセンのfacebookページをご覧ください(※2)。
 もちろん行くことができない方が大多数でしょう。義援金の受付が進められていますし、手軽に募金できるYahoo!ネット募金もスタートしています(※3)。20日時点で3千人の方が100万円寄付して下っています。引き続きのご支援を、宜しくお願い致します。

※1 【ボランティア用】盛岡〜岩泉・盛岡〜久慈の公共交通機関時刻表(岩手県庁)
http://www.pref.iwate.jp/koutsuu/koukyou/048329.html
 
※2 岩泉町災害ボランティアセンターfacebookページ
https://www.facebook.com/iwaizumivc/

※3 2016年台風10号 岩泉町災害義援金(YAHOO!ネット募金)
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5088001/


[1750旅]『羆嵐』(吉岡昭, 1982)★4
「男たちは、村落にとどまっていたことが不遜であったことに気づいた。その地を開墾地として村落を作ったが、それはかれらの勝手な行為で、その地は依然として雪深い渓流沿いの山間部であることに変りはない。羆は自由に行動し、餌をあさったにすぎないのだ」
「気象の激変に、男たちは眉をしかめていた。冬期の気候は不安定であったが、風の強さはかれらが今まで経験したこともない激しいものであった。 「クマ嵐だ。クマを仕とめた後には強い風が吹き荒れるという」」

 1915年に北海道苫前村で発生した、羆(ヒグマ)が民家を遅い、7名を虐殺した三毛別羆事件を描いた一冊です。吉岡昭さんは三陸津波を題材とした小説も書いていて、こちらも読みました。普通に町中で暮らしていると、便利で安全な生活が当たり前のように感じてしまいますが、そうではなくて、人は自然の中で生かされているのだ、と感じさせられます。東日本大震災もそれを考えさせた災害でした。



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2016年09月15日

復興を支えた皆さんと、これから。/『社会保障の財政学』(9月15日)

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副市長の皆様と

 昨日は濃密。午前中は議員会館にて、来年度の社会起業家施策に向けて議論。午後は、新公益連盟の皆さんと、シビックエコノミーおよびソーシャルセクターのこれからについて議論。夕方には、J-WAVEでコレクティブインパクトをテーマに、堀潤さんナビゲートの番組にスタジオ出演(安田菜津紀さんとは急きょお休みでお会いできませんでした)。
 そして夕方は門前仲町へ。ここには、「女川男」という漢気あふれる名前の、女川から送られる魚が出される都内唯一の店なのです。ここに、釜石、大船渡、石巻、女川で副市長などで活躍された国家公務員の皆さんで、久しぶりの邂逅でした。東北での3-5年の経験をもとに、新しい仕事に打ち込んでいる様子。笹野さん(元・石巻副市長)が『大きな災害がああったら、きっとこのメンバーは呼び出されるね』と言われていたのが印象的。これ以上の災害はあっては欲しくないわけですが、いざという時に頼れる"仲間"がいるのは、なんともあり難いことです。

[1749旅]『社会保障の財政学』(小西砂千夫, 2016)★3
「社会保障給付は中福祉か高福祉であるのにも関わらず、社会保障負担は小さな政府論で考えがち、という値ごろ感のずれが国民全体に広がっているところに、わが国の社会保障財政の根源的な課題がある」p39
「税金は安いほうがいいというのは、政府なんて信用できないという国民意識の裏返しである。反対に、社会保障への財政負担の大きな国は、国民の紐帯を重んじるよい国である。その発想の転換が、わが国の命運を握っている」p255

 今年でたばかりの、税と社会保障の一体改革を踏まえた社会保障財政論です。アカデミックの論理的な結論は常に「増税しないなら低福祉。中福祉をめざすなら増税が必要」となります。しかし、まずは安易な増税はせずに、経済成長や民間(NPO等)による社会福祉のケアでどこまで対応できるのか、もう少し考えていきたいというのが私の立場です。





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2016年09月14日

J-WAVEに今晩、スタジオ出演します。(9月14日)

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新公益連盟の幹事会にて。

 本日、J-WAVE JAM THE WORLDに出演します。「BREAKTHROUGH!」というコーナーで、20:55-21:30の間20分程度の出演とのことです。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと、新公益連盟、それからコレクティブインパクトについて語り合うことになっています。

http://www.j-wave.co.jp/today/index.html?0914
(夜20時台をご覧ください)

 コレクティブインパクトについては丁度先週末に研修会を行いましたし(※1)、昨日は新公益連盟の幹事会が行われ、コレクティブインパクトの実現に向けて具体的な方針が定まったところです。日本で広まりつつある、この新しい考え方について知って頂く機会になればと思います。

※1 「コレクティブ・インパクトを学ぶ。」(藤沢烈BLOG)
http://retz.seesaa.net/article/441854637.html


[1748旅]『上手な求人広告の出しかた』(内田ひろし, 2016) ★3
「1-2名の人材を募集したい時、おおよそ何人くらいの人材を面接すればよいと思いますか?私のこれまでの経験から導き出した答えは、募集人数の約4倍です」p27
「『商売柄、お客様はお年寄りの方が多く、落ち着いて接客出きます。やたら大声を出さなくていいのです』ということを明確にうたいました。すると、五名の応募があり二名採用となりました」p80

 福島の事業者に対する求人支援を行っているため、いかに人材確保をするかについて、最近勉強しています。コア人材が入ることは、事業者にとってとても大きなインパクトがあります。一方で、求人対策が十分できていない現状が地域にはあります。都市部では当たり前に行われている取組を導入するだけで、地域にとっては大きな成果が出るように思います。

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2016年09月13日

KIBOW社会投資のボードミーティングに参加。(9月13日)

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グロービスさんにて。

 昨晩は夜20時から、KIBOW社会投資のアドバイザリーボート会議に参加。KIBOWさんは、グロービス堀義人学長が中心となって設立された、国内初の社会的投資ファンドを運営しています。

KIBOWインパクト投資とは
http://kibowproject.jp/investment/impact.html


 私もアドバイザリーの末席に加わっていて、昨日は半年に一回のアドバイザリー会議でした。議論の中心は、2号案件について。地方都市の中心市街地が空洞化が続く中、あえて映画館を再生することでコミュニティ活性化を目指すユニークな事業に投資をされています。

KIBOW社会投資ファンド、シーズオブウィッシュに出資〜街の映画館再生を通して地域を活性化する社会的事業を支援
http://www.globis.co.jp/news/release/20160831_kibow.html

 事業時代の採算を合わせていくと同時に、いかに地域社会への貢献を進めていくか。堀学長はじめ、駒崎弘樹さんや青柳光昌さんといったアドバイザリーの仲間と喧々諤々議論しました。社会的事業にとって市場原理はどこまで活かせるのか。限界はどこなのか。ゼロイチではない、様々なアプローチがありえることが、議論の中からも見えてきたように思います。健全な事業成長と、着実な社会貢献の二つが達成できていることが、社会的事業にとっての課題になっていくと実感しています。

[1747旅]『「読まなくてもいい本」の読書案内』(橘玲, 2015)★3
「日本の社会で『リベラル(自由主義者)』と呼ばれているひとたちは、大学の教員にしても、マスメディアの正社員にしても、自分達の組織が弱者を差別していることには知らない顔をして、『国家権力』なるもの(安倍政権とか)とたたかう振りをしてカッコつけているだけだ。フーコーが教えてくれたように、ひとはエラくなるほど自らの内なる権力から目を背け、外に敵を作って偽善を隠蔽しようとする」p319

 複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、情報通信、という5つの科学分野にそって必読文献を紹介した一冊です。こうした新しい知のパラダイムにそった本以外は「読まなくてもいい」とバッサリ切る筆者のスタンスが爽快です。


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2016年09月12日

コレクティブ・インパクトを学ぶ。(9月12日)

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コレクティブ・インパクト研修にて。(9月10日)

 土曜日は、新公益連盟主催による、「コレクティブインパクト研修」を行いました。講師は、2000年から日本の社会起業家シーンをリードして下さっている井上夫妻。素晴らしい内容だったわけですが、ここでは、新公益連盟がコレクティブ・インパクトを推進しようとしている背景を紹介します。
  9月2日の日経記事でも、新公益連盟が「コレクティブ・インパクトの実現」を目指していることを報じて頂いています。
「目指すのは行政や企業、住民をも巻き込み、組織や立場の壁を越えて成果を出す「コレクティブ・インパクト」。米国でも最近よく聞くようになった言葉だ。NPOや社会起業家の認知度が高まるなか、内輪のサークル活動に終わらせず、真のインパクトを生み出せるかに注目が集まる」
社会起業家が新公益連盟――分野の枠超え政策提言、社会貢献、顔ぶれ多彩(日本経済新聞)
http://rcf311.com/2016/09/02/160902_shinkoren/

 新公連の代表である駒崎弘樹さんのフローレンスは400名の組織となっています。しかし駒崎さんは、子ども達を取り巻く日本の社会課題が解決に至ったとはとても言えない現実に気づき、自団体を越えた連携が必要だと考えていました。そうした背景で新公連は設立されましたが、偶然(ある意味必然)にも、米国でも同じ問題意識が上がっていました。Teach for americaを始め、10万人単位で教育機会を提供するスーパーNPOが生まれたにも関わらず、米国の教育問題は悪化する一方だったのです。米国ではそうした反省に立ち返り、政府・企業・NPOが一丸となって教育課題を解決する流れ(=コレクティブ・インパクト)が生まれたのです。
 日本では、東日本大震災を契機に、セクターを越えて復興を進める必要性があることを行政が企業が特に気づきました(※1)。そして新公益連盟を一つのプラットフォームとして、コレクティブ・インパクトの流れを日本国内でも進めていくことになります。そのことを改めて実感させられた、土曜日の研修でした。

※1 詳細は、岡本全勝さん(前・復興事務次官)、青柳光昌さん(日本財団)との共著『復興が日本を変える』を是非お読みください。

[1746旅]『リーダーの本棚』(日本経済新聞社, 2016)★3
「連載を続けながらいつも驚かされるのは、登場するリーダー各氏の読書の幅の広さである。当然といえば当然だが経営者が経済書ばかりを読むわけではない。どの分野の方も、国際政治や小説、科学書、歴史書、宗教書、古典など実に様々な本を手に取り、楽しみとして読むだけではなく、生き方や仕事に生かしている」p4
 最近読書量を少しずつ戻しています。そのため、書評本を手に取って、何を読むべきかを吟味していて、その流れでこの本も読みました。引用したように、ビジネス書よりも、歴史や科学の本が数多く紹介されています。リーダー程に多くの本を読んでいることが分かりますし、また経営上の悩みを、古典の著者にぶつけていたのだな、とよくわかるブックリストになっていました。
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2016年09月11日

震災から5年半。(9月11日)

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赤坂迎賓館にて。

 今日で、震災から5年半が経過しました。福島県からの避難者9万人(県内5万人、県外4万人)を筆頭に、14万強の方が仮設住宅などで避難生活を続けています。支援活動ができる方は少ないと思いますが、こうした方々がいることは、ぜひ頭の片隅に留めて頂ければと思うのです。
 東日本大震災は11日、発生から5年半を迎える。被災地では、遅れていた住まいの再建が本格化しているが、いまも約14万4000人が避難生活を送る。
『東日本大震災5年半 避難なお14万4000人』(毎日新聞, 9月11日)
http://www.sankei.com/affairs/news/160911/afr1609110006-n1.html

 
[1745旅]『誰でもできるロビイング入門』(明智カイト,2015)★4
「これまで弱者やマイノリティを守るためのロビー活動を行う人間が足りなかった。私はNPOやソーシャルビジネスの担い手が事業と結びつけて、弱者やマイノリティを守るロビイングを行うのがよいと考えている」p8
「民主党は『テーマ』を重視しており、『何に困っていて、それを解決するためにはどうすればよいのか』ということを議論することで政策をつくり上げていく。一方で自民党の場合は『人』を見る。『この人のために自分は政治家として仕事をすることができるのだろうか』というところを見たいというわけである」p215

 日本では「ロビイング」という言葉のイメージが良くありません。業界団体や企業が、自分達の利益に誘導するために用いるイメージがあるからでしょう。一方、NPOが公益のために行うロビイングもあるわけです。そうした「草の根ロビイング」について書かれた実践的な著作です。分野ごとに、ロビイングの実例が豊富に掲載されていて、参考になります。
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2016年09月08日

9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊・復興支援員の合同説明会が開催

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桃の季節ももうすぐ終わり。

 来週9月16日(金)、福島県の地域おこし協力隊や復興支援員の合同説明会が開催されます。
 震災から5年と半年になります。岩手・宮城と比べても福島の復興は時間がかかりますが、地域には復興の芽がいくつも育っていて、伸ばす人が必要です。福島での仕事に関心がある人にとっては他にはない機会になります。ぜひ足を運んでいただければと思います。

ふふふカフェ 2016 vol.3 〜福島県の地域おこし協力隊・復興支援員合同募集説明会〜(9/16@東京)
http://fukushimafukkououentai.jp/archives/2401.html


 RCFも、福島駐在ふくめてスタッフ絶賛募集中です。最近の説明会は明日9月9日です!
 https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1744旅]『3.11 震災は日本を変えたのか』(リチャード.J.サミュエルズ, 2015) ★3
「東北のローカル化推進派のなかでも急先鋒に立つ岩手県の達増知事は、際立ったスーパーサイズ化推進派の急先鋒で近県の同職にある宮城県の村井知事と真っ向から対立している」p290
「『これまで継承されてきた、中央から都道府県、都道府県から市町村、という三層のモデルは機能しませんでした。地方が地方を助けるために団結せざるを得なかったのです』p306

 今年の3月に岡本全勝さんと『復興が日本を変える』を共著しましたので、同時期に出たこの本も気になっていましたがようやく読めました。私達の本が「日本を変える」この本は「日本を変えたのか」となっているように、前者が事実関係と今後の展望をまとめたのに対して、この本は事実に対する分析が中心になっています。やはり「地方自治」に関する部分を興味深く読みました。岩手と宮城のスタンスの違い、三層(ピラミッド)構造の限界など、私も感じているところが分析されている点は驚き。その上で、地域や防災/復興が成熟するために何が必要か、考えさせられます。
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2016年09月07日

9月9日(金)に、RCFの採用説明会が開催です。

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RCF採用説明会にて。

 先週末になってしまいますが、9月2日(金)に弊団体オフィスにてRCFの採用説明会が開かれました。

【レポート】9月2日に採用説明会を行いました
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/149965841373/160902event


 オフィスで開催したのは実に久々です(1年ぶりかな??)。集まった皆さんに大変熱心に話を聞いて頂けたのが印象的でした。同時に、ボランティア含め震災以降に東北に行った経験がある方がごく少数。東北復興に関わっていたからRCFに興味を持つ・・という流れが変わったんだなあ、と感慨深いものがありました。
 さて、あさってになってしまいますが、9月9日(金)にも同じ形式で採用説明会を行います。「社会事業コーディネーター」という新しいタイプの仕事に関心がある方は、是非お越し頂ければと思います。
詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1743旅]『誰も書かなかった自民党』(常井健一, 2014)★4
「『ボクが目指しているのは伊能忠敬なんです。自分の足で全国を歩いて正確な日本地図を描いた彼のように、ボクも自分の地図を持っていたいんです』」p63

 小泉進次郎議員を中心に、自民党青年局の活動についてまとめた一冊。若い政治家が、地域を舞台にいかに政治活動を行っているかが分かります。小泉さんといえば、自民党執行部が変わっても農林部会長は変わらず、また2020年小委員会では委員長代行となりました。政府の外で、着実に力を蓄えています。
 なお、9月28日(水)昼には、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムにて小泉議員が基調講演をされます。関心ある人はぜひお越しください。詳細は→http://www.social-innovation.jp/about/program/
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2016年08月30日

今日で、東日本大震災から2,000日。(8月30日)

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京都・円山神社にて。

 今日で、東日本大震災から2,000日がたったことになります。震災当時の小学6年生は、高校3年生になっていて受験勉強の夏を送っています。35歳だった私も40歳になりました。時間は過ぎ、復興というと熊本を思い起こすことも増え、東日本大震災は多くの人にとって過去の事になりつつあります。
 しかし、5年前から時間の流れが止まったままでいる人のことを忘れてはなりません。産経新聞がそうした被災した皆様の2,000日について、心の残る連載をされています。

『娘の火は消えたの? 早いよ 婿の再婚「つらい」』(産経新聞, 震災2000日を歩く)
http://www.sankei.com/affairs/news/160826/afr1608260010-n1.html

『娘が生きた証し「娘の死に場所を粗雑にしておけない」』
http://www.sankei.com/premium/news/160827/prm1608270026-n1.html


 観測史上はじめて、大型の台風が東北に上陸する予報になっています。台風による被害がすくないことと、震災から2000日になったことを祈って頂ければと思います。

[読書1742旅]『情報参謀』(小口日出彦, 2016)★4
「私は、自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの四年間、同党の『情報参謀』役を務めた。自民党が政権奪還に向けて、本書に記したような戦略的な情報分析活動をおこなっていた事実はこれまで一度として明らかになったことはない」p3
「松本大臣は暴言会談から2日後の7月5日に大臣辞任に追い込まれている。(略)ネットの力がテレビや大手メディアを動かし、一瞬で大臣を辞めさせるだけの情報パワーをもってしまったのである」p118

 昨日紹介した西田先生の「メディアと自民党」が外部から自民党のメディア対策の変化を分析した本だとすれば、この本は自民党の内部で実際にメディア対応を行った人物による本となります。自民党が政権を失っていた2009年から2012年にかけて、著書はテレビメディアやインターネットでの自民党等の露出状況の分析と、それにともなう提言を行い続けています。とりわけ、インターネットの政治における重要性が増し続けていて、自民党がそこに迅速に対応したプロセスを知ることができます。政治とメディアの関係を考えるうえで、貴重な史料になっていると言えるでしょう。
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2016年08月27日

4人の社会起業家と仙台で語る。/『若者の貧困と学校』(8月27日)

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仙台、ソーシャルイノベーションナイトにて。

 25日は、仙台で行われたソーシャルイノベーションナイトでモデレーターでした。
 二つのセッションを行いました。一つ目は、GRA岩佐大輝さんとre:terra渡邊さやかさん。二つめはスリール堀江敦子さんと、シェアビレッジの武田昌大さん。いずれも実績ある社会起業家ですが、事業内容よりも、起業した想いや地域へのかかわり方、継続に向けた心の持ちようなど、頭よりも心側に着目して話を伺いました。
 このセッションは、仙台市が社会起業都市を目指す一環で行われています。新公益連盟として、地方都市で社会起業家が増えることは重要だと考えています。まずは仙台をモデルケースとして、いかに社会起業家のコミュニティが形成されるか、模索していきたいと思います。

[読書1740旅]『若者の貧困と学校』(早稲田大学教育総合研究所, 2015)★3
「かつては利子付きの奨学金はありませんでした。導入されたのは30年前です。1984年に日本育英会法の全面改正で有利子枠がつくられたわけです」p11
「1990年代前半、奨学金を借りる人は学部では全体の22.4%でしたが、これが2012年に52.5%にまで上がっています」p20

 こちらも、近年の大学生の経済状況が悪くなっていて、一方で日本学生支援機構(以前は日本育英会)が財務強化するために有利子枠をつくったり、取り立てを民間並にしていることで、社会問題化しています。確かに奨学金という名前ではなくて、学生ローン等の言葉で借金であることは明確化すべきでしょう。一方で、大学に行く行かないで所得格差が開きやすい構造を変えていく必要があります。
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2016年08月25日

九州と東北は、災害を乗り越えるサービスを生み出せるか。/『日本の奨学金はこれでいいのか!』(8月25日)

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福岡市役所主催・防災サミットにて。

 昨日午前中は、福岡市役所主催の防災サミットに参加でした。
 私は「防災×パブリック」とのお題で、高島市長モデレーターの元、兵庫県立大学の木村先生、日本財団の黒澤さんとともに登壇。災害発生時や避難所段階において、自治体・NPO・企業がいかに連携しながら対応していくかについて、深く議論ができたように思います。その後は、孫泰蔵さんモデレートの元、コードフォージャパンの関さんらにより、社会課題を技術(テクノロジー)でいかに解決するか、事例を交えた議論が展開されました。
 今回のイベントは、福岡市役所が主導する形で、次の災害時に役立てるサービスやアプリを開発し、全国に広げていくことを目指して行われました。高島市長が「シンゴジラがどこにやってくるか分からない」と表現したように、想定外の災害は必ず日本のどこかに再び出現します。災害を経験した地域でないと、その重要性に気づきにくいもの。被災地域となった九州と東北が繋がり、役に立つサービスが生まれればと思います。2つの地域で仕事ができている我々も、お手伝いを続けます。
 今日は、これから仙台でのイベントに登壇です。

[読書1739旅]『日本の奨学金はこれでいいのか!』(奨学金問題対策全国会議,2013)★4
「教員は、日本育英会の無利子の第一種奨学金については、以前は一定期間勤務すると返還が免除される職業でした。しかし、1998年4月1日にその制度は廃止され、その後、大学学部、短期大学もしくは高等専門学校に入学した人の場合には、教員になっても奨学金返還は免除にならなくなったたからです」p13
「裁判所から支払催促を申し立てられる奨学金滞納者は2004年にはわずか200件でしたが、2011年には一万件にも増えています」p24
 今年の参院選でも給付型奨学金が話題になりましたが、この流れを作ったのが編集している奨学金問題対策全国会議であり、この本によって育英会奨学金の課題が浮き彫りになりました。
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2016年08月24日

福島から福岡へ。/『教育を家族だけに任せない』(8月24日)

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福島づくり、を飲みながら。

 昨日は福島出張。現在は、週に一回は福島に通っています。行く度に福島の桃を買って帰るのが日課だったわけですが、昨日は買えませんでした。明日は、福岡市主催の防災イベントに登壇(※1)します。福島を夜でて、翌朝9:00に博多にいるためには、羽田空港で宿泊してから、朝6時25分のJAL便に乗る必要があるのです。仕方なく(?)、キリン一番搾りの「福島づくり」を飲みながら、福島を後にしました。
 福岡のサミットでは、高島市長ファシリテートの下、とりわけ避難所対応について議論することになっています。東日本大震災の時は、わたしは「つなプロ」の情報分析担当として、300の避難所から寄せられる避難者の生活状況を整理し、どんな課題が潜んでいて、次にどんな対策が必要かを提言していました。今後の災害に備える議論になれば、と思います。

※1 福岡「防災サミット」に8月24日、登壇します。
http://retz.seesaa.net/article/440967931.html


[読書1738旅]『教育を家族だけに任せない』(大岡頼光, 2014)★4
「資力調査無しですべての大学生に給付奨学金を与えてしまうと、裕福な子どもの大学生活を支える給付奨学金に、家の貧しさのゆえに進学を断念した高校生が就職し労働者として働いて払う税金がつぎこまれることになる。それは許されないというのがバーの論理だ」p77

 教育政策のあり方について、論理的に丁寧な議論がなされていて参考になります。スウェーデンでの給付型奨学金の議論が面白い。導入に至ったのは、低所得者層への対策ではなく、本人の自立を促すためとのことです。経済力が低い高卒学生世帯が働くことでの税金が、経済力が高い大卒学生世帯の奨学金に回ることが不公正と判断。一方で、親が学費を負担しないようにし、本人が進学の判断ができるように、資力調査無しで給付奨学金を与えた、とのことです。日本でも、より深い奨学金の議論が必要です。
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2016年08月23日

オリンピック閉会と、震災支援への1万人の感謝。(8月23日)

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オリンピック閉会式での「ありがとう」

 リオデジャネイロオリンピックが閉会しました。リオから東京へのバトンタッチに向けた、日本による8分間のセレモニーが閉会式で披露されています。その冒頭では、世界中の言葉で「ありがとう」と感謝が示されました。5年前、東日本大震災に世界中が支援してくださったことへの感謝の言葉です。「ありがとう」の人文字は、被災地中心に27小中高10,000人の生徒たちでつくりあげました。

フラッグハンドオーバーセレモニー 芸術パート 国民参加に関して
https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/flaghandover/


 五年前のあの頃の支援に、日本は十分感謝することができていないのではないか。そんな想いがありましたから、素晴らしいメッセージになっていたと思います。2020年の東京オリンピックは、「復興五輪」という意味合いもあります。東北(そして熊本)の復興が進んでいることを、世界に知って頂ければと思います。その一端をRCFも引き続き担っていければと考えています。

[読書1737旅]『教育の失敗』(福井秀夫, 2010)★3
「教育バウチャーとは、学校に対する予算を、在籍する児童生徒数に応じて交付する制度のことである」p3
「クリーブランド市においては、バウチャー対象学校への転入の前後で、転入した児童の全米統一試験の成績が、読解力で5.6ポイント、算数で15.0ポイント上昇したという」p9

 震災前に、北欧に教育視察に行ったことがあります。デンマークでは、生徒数に応じて予算が交付されていることがあり、学校の新設が自由にできていました(自由だけど、生徒を確保できなければ存続できない)。リスクをとって新しい取り組みがなされることが、教育分野でも日本で進んでも良いように思います。

posted by 藤沢烈 at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜/『教育バウチャー』(8月18日)

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RCFオフィスにて。

 RCFで採用を全面的に進める上で、東京オフィスの様子をスタッフがまとめてくれました。

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜

 赤坂見附駅からそれほど遠くないにも関わらず、赤坂御所の近くで緑が窓全面に広がるという、素敵な環境で仕事できています。
RCFでは、社会事業コーディネーターを採用中です。説明会は9/2(金), 9/23(金), 10/28(金)に開催しますので、ぜひお越し下さい。詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1736旅]『教育バウチャー』(福井秀夫, 2007)★3

「教育バウチャー制度について、現場の学校長としてどう思うか。『児童生徒の人数によって学校の収入が変わる教育バウチャー制度は非常に効果的だ。悪い学校が、予算が保持されているため生き残ることはよくない。2年前、ナッカ市でも大きな公立学校が廃校になった。また、新しい学校ができても魅力的でなかったので生徒が集まらなかった』」p108

教育バウチャーは、橋下・前大阪市長が進めたこともあり、塾費用の補てん的なイメージが広がっているように思います。しかし海外の文脈では、公教育に用いられます。公立学校が生徒確保を競争し、生徒数に応じて補助金が決まるのです。本著では、こうした公教育へのバウチャー制度のメリットデメリットについて論じられており参考になります。私の意見としては、教育へのアクセスは確保されるべきですが、サービス提供者側はいま少し競争があってもよいように思います。
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2016年08月17日

RCFの採用、再開です。(8月17日)

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 RCF採用公式ページより。

 担当スタッフの懸命な取り組みにより、RCFの採用ページがリニューアルされました。
 
RCF採用ページ
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815


 新規事業担当スタッフを募集しています。東北や熊本復興に限らず、新公益連盟を通じた非営利セクターの支援、全国への一次産業や人材支援の取組など、RCFがコーディネートする課題領域はますます広がっています。
 9月2日、9月23日、10月28日にそれぞれ採用説明会を赤坂オフィスで行います。関心がある方はまずはここにお越し頂ければと思います。
 皆さんの参加を、心からお待ちしています。

[読書1735旅]『教育投資が日本を変える』(下村博文, 2016)★3
「一夫婦当たりの理想子供数は2.42人であるのに対し、夫婦の最終的な平均出生子供数は1.96人にとどまっており、理想の子ども数を持たない最大の理由として、『子育てや教育にお金がかかりすぎる』ことが挙げられている」p50

 前の前の文部科学大臣であった下村議員による、教育政策についての一冊です。教育の投資対効果や、幼児教育の必要性などが、論旨明快に語られます。政局やイデオロギーではなくて、もっと論理をもって政策を語られる環境ができないかものか・・と考えさせられます。

posted by 藤沢烈 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする