2016年09月07日

9月9日(金)に、RCFの採用説明会が開催です。

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RCF採用説明会にて。

 先週末になってしまいますが、9月2日(金)に弊団体オフィスにてRCFの採用説明会が開かれました。

【レポート】9月2日に採用説明会を行いました
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/149965841373/160902event


 オフィスで開催したのは実に久々です(1年ぶりかな??)。集まった皆さんに大変熱心に話を聞いて頂けたのが印象的でした。同時に、ボランティア含め震災以降に東北に行った経験がある方がごく少数。東北復興に関わっていたからRCFに興味を持つ・・という流れが変わったんだなあ、と感慨深いものがありました。
 さて、あさってになってしまいますが、9月9日(金)にも同じ形式で採用説明会を行います。「社会事業コーディネーター」という新しいタイプの仕事に関心がある方は、是非お越し頂ければと思います。
詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1743旅]『誰も書かなかった自民党』(常井健一, 2014)★4
「『ボクが目指しているのは伊能忠敬なんです。自分の足で全国を歩いて正確な日本地図を描いた彼のように、ボクも自分の地図を持っていたいんです』」p63

 小泉進次郎議員を中心に、自民党青年局の活動についてまとめた一冊。若い政治家が、地域を舞台にいかに政治活動を行っているかが分かります。小泉さんといえば、自民党執行部が変わっても農林部会長は変わらず、また2020年小委員会では委員長代行となりました。政府の外で、着実に力を蓄えています。
 なお、9月28日(水)昼には、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムにて小泉議員が基調講演をされます。関心ある人はぜひお越しください。詳細は→http://www.social-innovation.jp/about/program/
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2016年08月30日

今日で、東日本大震災から2,000日。(8月30日)

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京都・円山神社にて。

 今日で、東日本大震災から2,000日がたったことになります。震災当時の小学6年生は、高校3年生になっていて受験勉強の夏を送っています。35歳だった私も40歳になりました。時間は過ぎ、復興というと熊本を思い起こすことも増え、東日本大震災は多くの人にとって過去の事になりつつあります。
 しかし、5年前から時間の流れが止まったままでいる人のことを忘れてはなりません。産経新聞がそうした被災した皆様の2,000日について、心の残る連載をされています。

『娘の火は消えたの? 早いよ 婿の再婚「つらい」』(産経新聞, 震災2000日を歩く)
http://www.sankei.com/affairs/news/160826/afr1608260010-n1.html

『娘が生きた証し「娘の死に場所を粗雑にしておけない」』
http://www.sankei.com/premium/news/160827/prm1608270026-n1.html


 観測史上はじめて、大型の台風が東北に上陸する予報になっています。台風による被害がすくないことと、震災から2000日になったことを祈って頂ければと思います。

[読書1742旅]『情報参謀』(小口日出彦, 2016)★4
「私は、自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの四年間、同党の『情報参謀』役を務めた。自民党が政権奪還に向けて、本書に記したような戦略的な情報分析活動をおこなっていた事実はこれまで一度として明らかになったことはない」p3
「松本大臣は暴言会談から2日後の7月5日に大臣辞任に追い込まれている。(略)ネットの力がテレビや大手メディアを動かし、一瞬で大臣を辞めさせるだけの情報パワーをもってしまったのである」p118

 昨日紹介した西田先生の「メディアと自民党」が外部から自民党のメディア対策の変化を分析した本だとすれば、この本は自民党の内部で実際にメディア対応を行った人物による本となります。自民党が政権を失っていた2009年から2012年にかけて、著書はテレビメディアやインターネットでの自民党等の露出状況の分析と、それにともなう提言を行い続けています。とりわけ、インターネットの政治における重要性が増し続けていて、自民党がそこに迅速に対応したプロセスを知ることができます。政治とメディアの関係を考えるうえで、貴重な史料になっていると言えるでしょう。
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2016年08月27日

4人の社会起業家と仙台で語る。/『若者の貧困と学校』(8月27日)

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仙台、ソーシャルイノベーションナイトにて。

 25日は、仙台で行われたソーシャルイノベーションナイトでモデレーターでした。
 二つのセッションを行いました。一つ目は、GRA岩佐大輝さんとre:terra渡邊さやかさん。二つめはスリール堀江敦子さんと、シェアビレッジの武田昌大さん。いずれも実績ある社会起業家ですが、事業内容よりも、起業した想いや地域へのかかわり方、継続に向けた心の持ちようなど、頭よりも心側に着目して話を伺いました。
 このセッションは、仙台市が社会起業都市を目指す一環で行われています。新公益連盟として、地方都市で社会起業家が増えることは重要だと考えています。まずは仙台をモデルケースとして、いかに社会起業家のコミュニティが形成されるか、模索していきたいと思います。

[読書1740旅]『若者の貧困と学校』(早稲田大学教育総合研究所, 2015)★3
「かつては利子付きの奨学金はありませんでした。導入されたのは30年前です。1984年に日本育英会法の全面改正で有利子枠がつくられたわけです」p11
「1990年代前半、奨学金を借りる人は学部では全体の22.4%でしたが、これが2012年に52.5%にまで上がっています」p20

 こちらも、近年の大学生の経済状況が悪くなっていて、一方で日本学生支援機構(以前は日本育英会)が財務強化するために有利子枠をつくったり、取り立てを民間並にしていることで、社会問題化しています。確かに奨学金という名前ではなくて、学生ローン等の言葉で借金であることは明確化すべきでしょう。一方で、大学に行く行かないで所得格差が開きやすい構造を変えていく必要があります。
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2016年08月25日

九州と東北は、災害を乗り越えるサービスを生み出せるか。/『日本の奨学金はこれでいいのか!』(8月25日)

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福岡市役所主催・防災サミットにて。

 昨日午前中は、福岡市役所主催の防災サミットに参加でした。
 私は「防災×パブリック」とのお題で、高島市長モデレーターの元、兵庫県立大学の木村先生、日本財団の黒澤さんとともに登壇。災害発生時や避難所段階において、自治体・NPO・企業がいかに連携しながら対応していくかについて、深く議論ができたように思います。その後は、孫泰蔵さんモデレートの元、コードフォージャパンの関さんらにより、社会課題を技術(テクノロジー)でいかに解決するか、事例を交えた議論が展開されました。
 今回のイベントは、福岡市役所が主導する形で、次の災害時に役立てるサービスやアプリを開発し、全国に広げていくことを目指して行われました。高島市長が「シンゴジラがどこにやってくるか分からない」と表現したように、想定外の災害は必ず日本のどこかに再び出現します。災害を経験した地域でないと、その重要性に気づきにくいもの。被災地域となった九州と東北が繋がり、役に立つサービスが生まれればと思います。2つの地域で仕事ができている我々も、お手伝いを続けます。
 今日は、これから仙台でのイベントに登壇です。

[読書1739旅]『日本の奨学金はこれでいいのか!』(奨学金問題対策全国会議,2013)★4
「教員は、日本育英会の無利子の第一種奨学金については、以前は一定期間勤務すると返還が免除される職業でした。しかし、1998年4月1日にその制度は廃止され、その後、大学学部、短期大学もしくは高等専門学校に入学した人の場合には、教員になっても奨学金返還は免除にならなくなったたからです」p13
「裁判所から支払催促を申し立てられる奨学金滞納者は2004年にはわずか200件でしたが、2011年には一万件にも増えています」p24
 今年の参院選でも給付型奨学金が話題になりましたが、この流れを作ったのが編集している奨学金問題対策全国会議であり、この本によって育英会奨学金の課題が浮き彫りになりました。
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2016年08月24日

福島から福岡へ。/『教育を家族だけに任せない』(8月24日)

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福島づくり、を飲みながら。

 昨日は福島出張。現在は、週に一回は福島に通っています。行く度に福島の桃を買って帰るのが日課だったわけですが、昨日は買えませんでした。明日は、福岡市主催の防災イベントに登壇(※1)します。福島を夜でて、翌朝9:00に博多にいるためには、羽田空港で宿泊してから、朝6時25分のJAL便に乗る必要があるのです。仕方なく(?)、キリン一番搾りの「福島づくり」を飲みながら、福島を後にしました。
 福岡のサミットでは、高島市長ファシリテートの下、とりわけ避難所対応について議論することになっています。東日本大震災の時は、わたしは「つなプロ」の情報分析担当として、300の避難所から寄せられる避難者の生活状況を整理し、どんな課題が潜んでいて、次にどんな対策が必要かを提言していました。今後の災害に備える議論になれば、と思います。

※1 福岡「防災サミット」に8月24日、登壇します。
http://retz.seesaa.net/article/440967931.html


[読書1738旅]『教育を家族だけに任せない』(大岡頼光, 2014)★4
「資力調査無しですべての大学生に給付奨学金を与えてしまうと、裕福な子どもの大学生活を支える給付奨学金に、家の貧しさのゆえに進学を断念した高校生が就職し労働者として働いて払う税金がつぎこまれることになる。それは許されないというのがバーの論理だ」p77

 教育政策のあり方について、論理的に丁寧な議論がなされていて参考になります。スウェーデンでの給付型奨学金の議論が面白い。導入に至ったのは、低所得者層への対策ではなく、本人の自立を促すためとのことです。経済力が低い高卒学生世帯が働くことでの税金が、経済力が高い大卒学生世帯の奨学金に回ることが不公正と判断。一方で、親が学費を負担しないようにし、本人が進学の判断ができるように、資力調査無しで給付奨学金を与えた、とのことです。日本でも、より深い奨学金の議論が必要です。
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2016年08月23日

オリンピック閉会と、震災支援への1万人の感謝。(8月23日)

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オリンピック閉会式での「ありがとう」

 リオデジャネイロオリンピックが閉会しました。リオから東京へのバトンタッチに向けた、日本による8分間のセレモニーが閉会式で披露されています。その冒頭では、世界中の言葉で「ありがとう」と感謝が示されました。5年前、東日本大震災に世界中が支援してくださったことへの感謝の言葉です。「ありがとう」の人文字は、被災地中心に27小中高10,000人の生徒たちでつくりあげました。

フラッグハンドオーバーセレモニー 芸術パート 国民参加に関して
https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/flaghandover/


 五年前のあの頃の支援に、日本は十分感謝することができていないのではないか。そんな想いがありましたから、素晴らしいメッセージになっていたと思います。2020年の東京オリンピックは、「復興五輪」という意味合いもあります。東北(そして熊本)の復興が進んでいることを、世界に知って頂ければと思います。その一端をRCFも引き続き担っていければと考えています。

[読書1737旅]『教育の失敗』(福井秀夫, 2010)★3
「教育バウチャーとは、学校に対する予算を、在籍する児童生徒数に応じて交付する制度のことである」p3
「クリーブランド市においては、バウチャー対象学校への転入の前後で、転入した児童の全米統一試験の成績が、読解力で5.6ポイント、算数で15.0ポイント上昇したという」p9

 震災前に、北欧に教育視察に行ったことがあります。デンマークでは、生徒数に応じて予算が交付されていることがあり、学校の新設が自由にできていました(自由だけど、生徒を確保できなければ存続できない)。リスクをとって新しい取り組みがなされることが、教育分野でも日本で進んでも良いように思います。

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2016年08月18日

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜/『教育バウチャー』(8月18日)

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RCFオフィスにて。

 RCFで採用を全面的に進める上で、東京オフィスの様子をスタッフがまとめてくれました。

RCFバーチャルツアー〜オフィス編〜

 赤坂見附駅からそれほど遠くないにも関わらず、赤坂御所の近くで緑が窓全面に広がるという、素敵な環境で仕事できています。
RCFでは、社会事業コーディネーターを採用中です。説明会は9/2(金), 9/23(金), 10/28(金)に開催しますので、ぜひお越し下さい。詳細は→https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815

[読書1736旅]『教育バウチャー』(福井秀夫, 2007)★3

「教育バウチャー制度について、現場の学校長としてどう思うか。『児童生徒の人数によって学校の収入が変わる教育バウチャー制度は非常に効果的だ。悪い学校が、予算が保持されているため生き残ることはよくない。2年前、ナッカ市でも大きな公立学校が廃校になった。また、新しい学校ができても魅力的でなかったので生徒が集まらなかった』」p108

教育バウチャーは、橋下・前大阪市長が進めたこともあり、塾費用の補てん的なイメージが広がっているように思います。しかし海外の文脈では、公教育に用いられます。公立学校が生徒確保を競争し、生徒数に応じて補助金が決まるのです。本著では、こうした公教育へのバウチャー制度のメリットデメリットについて論じられており参考になります。私の意見としては、教育へのアクセスは確保されるべきですが、サービス提供者側はいま少し競争があってもよいように思います。
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2016年08月17日

RCFの採用、再開です。(8月17日)

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 RCF採用公式ページより。

 担当スタッフの懸命な取り組みにより、RCFの採用ページがリニューアルされました。
 
RCF採用ページ
https://rcfrecruit.tumblr.com/post/148620513928/event160815


 新規事業担当スタッフを募集しています。東北や熊本復興に限らず、新公益連盟を通じた非営利セクターの支援、全国への一次産業や人材支援の取組など、RCFがコーディネートする課題領域はますます広がっています。
 9月2日、9月23日、10月28日にそれぞれ採用説明会を赤坂オフィスで行います。関心がある方はまずはここにお越し頂ければと思います。
 皆さんの参加を、心からお待ちしています。

[読書1735旅]『教育投資が日本を変える』(下村博文, 2016)★3
「一夫婦当たりの理想子供数は2.42人であるのに対し、夫婦の最終的な平均出生子供数は1.96人にとどまっており、理想の子ども数を持たない最大の理由として、『子育てや教育にお金がかかりすぎる』ことが挙げられている」p50

 前の前の文部科学大臣であった下村議員による、教育政策についての一冊です。教育の投資対効果や、幼児教育の必要性などが、論旨明快に語られます。政局やイデオロギーではなくて、もっと論理をもって政策を語られる環境ができないかものか・・と考えさせられます。

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2016年08月16日

熊本地震から四カ月。(8月16日)

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皇居をランニング中。

 熊本地震から四か月が経ちました。

熊本、避難所になお1752人 地震から4カ月(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H3Y_T10C16A8CC1000/


 16万棟を超える被害がありましたが、市町村と県、NPO・企業の連携による、復旧復興が少しずつ進んでいます。仮設住宅は4千戸整備されつつあり、入居も開始されました。復興に向けた予算も8千億円用意され、複数年度で支援を続けるための復興基金もできます。
 一方で、東日本大震災をはじめとする過去の災害で生まれた課題も生じています。仮設住宅に移ってからのコミュニティ形成。設備の復旧を終えた事業者に対しての、付加価値を高める産業支援。復興を支える人材も既に不足しています。
 必要な取組は明確ですが、実行するための担い手が十分ではありません。こうした課題にRCFは東北で対応してきた経験がありますから、県庁を通じてできるかぎりノウハウを提供していきたいと考えています。

[読書1734旅]『「対話、共感、協働』の行政で、「新しい豊かさ」を』(三日月大造, ガバナンス2014年12月) ★3
「地域主権改革、地方分権改革は、政権交代してからというよりも、11年3月に発生した東日本大震災がターニングポイントになっているのではないか」
「私は、対話をして、課題を共有し、共感を得て、そして行政だけではできないので、みんなで一緒にやろうという『対話、共感、協働』の行政が必要だと考えている。その最も基礎基本になるのは住民自治」

 先日お会いした、滋賀県の三日月知事のインタビュー誌より。地域主権への機運は、東日本大震災が契機になっている点に同意です。基礎自治体と地域の団体がどれだけ育っているかで、震災後の緊急対応や復興への取組が大きく変わりましたから。その意味では、国に予算を要求するスタイルの地方創生だけに目を奪われてはだめであって、予算に関係なく地域の地力がいかに高まっているかに注目する必要があります。滋賀でもそうした取り組みができればと思います。
posted by 藤沢烈 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 街と人の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする