2016年07月02日

日本青年会議所サマーコンファレンスに、7/16登壇です。

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サマーカンファレンス2016に登壇。

 全国の青年会議所(JC)が、その運動を全国に発信する大会が毎年開かれていますが、そこに登壇することになりました。 

「次世代アントレプレナーの夜明け〜ビジネス・リデザイン〜」
日時:2016年7月16日(土) 16:55〜18:00
委員会名:次世代アントレプレナー育成委員会
開催場所:パシフィコ横浜 メインホール
http://summerconference.jp/forum-16-jisedai.html

 お世話になっている、仙台市の伊藤副市長との対談形式で、全国で広がりつつある社会的事業の流れについて、共有できればと考えています。会場にいらっしゃる皆様、宜しくお願い致します。
 今日は今日で、グロービスさんによる「あすか会議」に、ETIC宮城さん、ジャパンギビング佐藤大吾さん、コモンズ投信渋澤さんとパネルトークです。折角浜松にいきますから、少し早い土用丑の日としたいと思います。

[読書1721旅]『JCの夏』(稲垣毅夫,1983)★3
「七年間のJC生活を振り返ってこういった。『たくさんの仲間と出会ったが、全体的な印象では言うことは立派だが、行動が一致していない。それでも何人か、キラッと光るすばらしい人に出会うことができたのが一番大きな収穫でした』」p217
 JCさんのイベントに出るということで、読みました。青年会議所はもちろん知っていましたが、その組織と運動がいかに生まれてきたか知ることができて、有益でした。JC出身で政界に進出した方は数多くいますが、最も有名な方は麻生太郎元首相のようで、日本青年会議所の会頭に非主流派から立候補し当選しています。東北や熊本地震でもJCさんは各地で活躍されていました。NPOとの連携はまだまだ課題ですね。

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2016年06月30日

能登は、料理人の聖地となるか。/『まちで闘う方法論』★4 (6月30日)

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七尾市役所にて、サードキッチンプロジェクトの記者発表。

 石川県七尾市で、能登の生産者と料理人がつながって新しい価値/文化を生む「サードキッチンプロジェクト」が始まります。

都市部の料理人と交流、七尾 若手漁師、農家が新団体(北國新聞, 6月30日)
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20160630102.htm

サッドキッチンプロジェクトfacebookページ
https://www.facebook.com/third.kitchen.project/posts/256057121430506


 キリングループが、東北以外でも地域活性化を進める第一弾のプロジェクトです。キリン側の企画・推進を担当していて、七尾市の森山明能さんに現地コーディネイトをお願いしながら、時間をかけて準備してまいりました。(私もときどき能登にお邪魔しました)
 能登は近距離に海山の幸が豊富に詰まっていて、食材を追求する料理人(シェフ)にとって天国のような場所です。そうした地域の強みが認知され、能登・金沢が食の地域としてさらにレベルアップすることを目指しています。
 能登の活性化をリードできる存在になるか、プロジェクトにご期待頂ければと思います。

[読書1720旅]『まちで闘う方法論』(木下斉, 2016)★4

「地域活性化とは『稼ぐこと』であり、地域活性化を牽引する人材というのは『地域を稼げるようにできる人材』であるということです」p3
「日々の積み上げによる自分の成長なくして、地域の再生などは不可能であると思っています。だからこそ、適切な『まちで闘う方法論』が必要なのです」p4

 地方創生の雄、木下斉さんの近刊です。「地域活性とは、経済的に自立していること」という哲学を背景に、まちづくりに取り組む姿勢をとことん詰め切った一冊です。これからまちづくりに関わろうとしている方にぜひ手に取って頂きたい本です。「稼ぐ」ことの必要性は、実はNPOでも同じです。なぜなら、社会課題解決は必ずしもすぐに実現することはなく、山を少しずつ上る必要があることであって、そのために経済的な自立が必須だからです(もちろん、稼ぐことが目的化してはいけませんが)。


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2016年06月28日

福島での求人支援事業に参画します。(6月28日)

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福島民報の記事になりました。

 原発事故で避難生活が続く、福島沿岸12市町村にたいしての新しい支援枠組み(スキーム)へのRCFの参画が決まりました。現在、12市町村では帰還しての事業再開が少しずつ増えていますが、そこでの人材支援が行われることになります。詳しくは、福島民報の次の記事をご覧ください。

避難12市町村 事業者の人材確保支援 官民合同チーム(福島民報, 6月27日)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/06/post_13879.html


 岩手・宮城と同じように、福島でも事業者の最大の課題は「人材の確保」です。しかし、東北の中小事業者は体系的に人材採用する経験が多くはありません。ましてや、福島沿岸は地域の外への避難者も多く、人材確保は容易ではありません。RCFは「WORK FOR 東北」などで人材支援の経験もありましたから、ビズリーチさんによるこの枠組みに参画させて頂くことになりました。
 今後、事業者一つ一つを回らせていただき、人材ニーズを深く理解した上で、福島内外への求人を進めていきます。良い方をおつなぎすることで、事業が発展し、雇用がさらにうまれ、そうして福島沿岸が持続可能(サスティナブル)な地域になるよう、全力でお手伝いしていきます。

[読書1719旅]『ビル・エモットと語る 日本再生と地域創生』(就実大学経営学部, 2015)★3
「日本の再生のために必要なこととはオープンであること、そして日本に最良で最も先進的な世界の考えを進んで取り込み、それを局地的な要求に適応させることが必要です」p13
「昔、たった300藩でこの国を運営していたのが、これだけ交通が便利になった今でも1742の市町村があるのです。これはもともと明治政府になったときに、地方に力を持たせないように一つの藩を10以上に分割しました」p59
「これからすべての上場企業が『一社一村運動』で中山間地域を元気にするんだという意識になって、そこにマーケティングのアイデアとお金を出してくれると、一気に地方創生が始まるのではないかなと思います」p89

 バブル崩壊を予測した「日はまた沈む」でベストセラーになった英国出身のジャーナリストの講演と、岡山の皆さんの講演録です。G1でお世話になったストライプインターナショナル社の石川康晴社長の話に共感。特に、「一社一村運動」は私も東北で使っていましたから、石川社長も使われていたことに少し興奮しました笑。企業版ふるさと納税も始まる中、一社一村運動、進められないかなあ、と思っています。
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2016年06月27日

7月2日は、あすか会議に登壇です。/『未来のために何をなすべきか?』★3 (6月27日)

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紫陽花の季節もそろそろ終わりです。

 グロービスさんによる年一回のカンファレンス、「あすか会議」が浜松で行われますが、その分科会のパネリストとして参加します。ETIC宮城治男さんがモデレーターで、ジャパンギビングの佐藤大吾さん、コモンズ投信の渋澤健とともに、次のタイトルでじっくり議論します。
「ソーシャル化する社会の新たな資本主義」
 認証NPO法人は今や5万件を超え、新しい公共の担い手として、様々な社会問題の解決に取り組んでいる。一方、ソーシャルメディアの普及によってCtoC経済が広がり、JustGivingをはじめとするクラウドファンディングが新たな資金調達の方法として浸透しつつある。従来の貨幣価値だけでは測れない新たな資本主義と互助システムの出現は、我々の住む社会をどのように変えていくのだろうか。より良い社会の実現に向けて、企業と行政、NPO、そして個人がとるべき行動を議論する。
http://aska.globis.ac.jp/program/aska2016.html
 「ソーシャルメディア」「社会的投資」「クラウドファンディング」、一方で「英国のEU離脱」「グローバリゼーション」「人工知能やIoT」といった要素は深い文脈(コンテクスト)でつながっています。単純にNPOや社会起業家の今を伝えるだけではなく、社会の変化における位置づけが見えてくるような議論ができればと思います。

[読書1718旅]『未来のために何をなすべきか?』(ジャック・アタリ, 2016)★3
「企業の戦略の中心に、未来の世代の利益をつねに据えること、それがまずは企業自身、そしてすべての人々の利益になる」p80
「積極的経済学を牽引するイニシアチブは、企業の社会的責任をはじめとして、さらには貿易の均衡、公共サービスという重要な役割を通じて、社会的企業家から、社会的な責任を担っている投資家にかけて、いたるところにすでに存在している」p124

 フランスを代表する思想家ジャック・アタリは、「積極的経済」(SOCIETE POSITIVE)というコンセプトを作り、オランド大統領に提言し続けています。政府、地方行政、企業、投資家、NPOといったプレイヤーが長期的視点と社会性を持ち行動すべきとの考え方です。企業によるCSR/CSV、NPOの存在、それらを支える行政や投資家。まだまだ日本では別々に議論される内容が、統合的に整理され、国家のトップに伝えられている点に改めて驚かされます。日本での議論も、そろそろ追いつきたいところです。



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2016年06月26日

G1・KIBOWソーシャルアワード2016授賞式の様子/『最強のふたり』★4 (6月26日)

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釜石線の車窓風景。

先日、G1・KIBOWソーシャルアワード社会起業家部門を受賞したとお伝えしました(※1)。この授賞式の模様が動画で紹介されています。

G1・KIBOWソーシャルアワード2016 授賞式
http://globis.jp/article/4470


 twitterではかなり拡散されていますが、もちろんSEKAI NO OWARIのFukaseさんが出ているためです。そちらのファンには多少顔を覚えて頂けました笑。お話しさせて頂いた時は、熊本地震から自衛隊が撤収した頃。これから、災害の問題が「見えなく」なるため、東日本大震災をはじめとした過去の震災を例に、一歩先を観ながら支援を行う必要がある。またG1に集う政財界の皆様の力が必要・・とお伝えしました。

※1 G1・KIBOWソーシャルアワードの受賞 (藤沢烈BLOG)
http://retz.seesaa.net/article/438492142.html 


[映画1717旅]『最強のふたり』(フランソワ・キリュゼ主演)★4
 土曜の夜に自宅で見ました。パラグライダー事故で首から下が麻痺となった大富豪と、貧困家庭の生まれで失業中の青年のストーリー。障害者に対して、悪い友人のように接する青年の姿勢に、次第に富豪やその住人たちが心を開いていきます。その過程から、「弱者に対しての善意」が時に人間性を奪っているのではないか、という主題が浮かび上がってきます。映画をみていて、やはり考え方のは乙武さんのことでした。まったく背景は異なりますが、弱者に対しての善意の視点が、結果的に乙武さんの社会性を奪ってしまいました。支援とは何か。善意とは何か。考えさせられます。


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2016年06月25日

アートと復興。(6月25日)

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長谷部貴美さん、谷澤邦彦さんと。

 ホワイトシップの長谷部貴美さん、谷澤邦彦さんとお昼をご一緒しました。ホワイトシップは、アートを通じて個人や組織の変革を促しているチームです。McKinsey時代の同僚がサポートしていたことで、10年程前から縁がありました。最近、実はRCFとホワイトシップが徒歩10秒(!)にあることを知り、あわててご近所ランチを企画したのです。最近はハーバードビジネスレビューでも連載されているのでご存じの方も多いと思います。
 復興におけるアートの意義について随分と話し込みました。震災後、緊急避難期(いまの熊本がそうです)では、『災害ユートピア』で描かれたように被災者の中では強い連帯感が生まれます。しかし、その後は被災者の中で差(避難所から出る人出ない人。被害が大きい人小さい人)が目につくようになり、むしろ疎外感が強まります。たとえば熊本地震では隣の家同士でも被害レベルが全く異なり、見舞金の額の少しの違いで、強い不満がうまれ、人の心が分断されたような状況になります。福島でも、避難指示の線の引き方でコミュニティに分断が生まれました。
 この状態は、金銭や議論では解決しません。その時に、アートが大きな力になることがあります。お二人も郡山で高校生にもプログラムを提供し、原発事故の影響もあってか引きこもりがちであった学生の生活に変化が生まれたこともあるそうです。
 NPOにとっても、アートは大きな可能性をもちます。NPOが抱えてしまう問題に「支援の目的化」があります。本来は、被災者の生活再建が目的で、支援は手段です。それが、支援を続けることが自己目的化し、被災者を固定化してしまうことがあるのです。自分達の取り組みや営みの本質とは何か?に目を向ける作用がアートにはあります。私の知人のNPO経営者も、ホワイトシップに通い続けて、自分達の事業や組織の社会的意味を問い直し続けているようです。
 RCFや新公益連盟におけるアートの可能性は何か。考えさせられるお昼のひと時でした。
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2016年06月24日

復興キーパーソンの話を、7月23日に、聞いてみませんか。/『規制の虜〜グループシンクが日本を滅ぼす』

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雨の釜石にて。(6月23日撮影)

 岡本全勝・前事務次官はじめ、復興関係のキーパーソンが一堂に会し、これまでの復興を振り返り、これからの復興を考える機会が7月23日に用意されました。全勝さんが政府をリードしてきた5年間を聞く機会はなかなかありません。ぜひお越しください。
他には、東の食の会の高橋大就さんや、ふたば未来学園副校長の南郷市兵さんも参加されます。RCFからは、私がモデレーターを務めるのと、RCF釜石マネジャーの山口里美、双葉町復興支援員の安谷屋貴子が参加します。

2016年7月23日(土)13:00〜15:30 (受付開始12:30)
場所 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-SEC Lab

基調講演「東日本大震災から5年:復興の成果と課題,そして未来」
岡本全勝氏(内閣官房参与、福島復興再生総局事務局長、前・復興庁事務次官)

パネルディスカッション「復興を支えるしくみづくり」
パネリスト:岡本 正氏/高橋大就氏/宮川祥子氏/龍治玲奈氏
モデレーター:藤沢 烈氏

パネルディスカッション「復興の道をともに歩む」
パネリスト:安谷屋貴子氏/南郷市兵氏/細川星児氏/山口里美氏
モデレーター:大久保和孝氏

詳細・申し込みは→https://www1.gsec.keio.ac.jp/secure/participant/register_start/117/1

[読書1716旅]『規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす』(黒川清, 2016)★4
「福島第一原発事故の当事者である東京電力のトップだった清水氏が、『もしあれがなかったらと思うとゾッとする』とまで明言した免震重要棟を、九州電力は『重要な根拠』も示さずに、『不要』と判断した」p5
「政府は、国民を守るために必要な規制を産業界等に入れなければいけない。だが、規制機関が『規制の虜』になると、被規制産業の利益の最大化に傾注するよう、コントロールされてしまう」p146

 国会事故調の委員長をされた黒川清先生による一冊です。原発事故に対して、衆参両院を巻き込みながら、憲政史上初の独立調査チームを創り上げるプロセス。原発事故の裏側に潜む、日本社会の根源的な問題を「規制の虜」であると喝破する視点は、事故から5年たった今こそ必読の内容です。それにしても、国会事故調と黒川さんがもつ視点が日本社会では議論されていない様子が残念でなりません。


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2016年06月23日

被災市町村がつながりあう復興へ。(6月23日)

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釜石にて。(6月22日撮影)

 釜石にいました。女川町の須田町長が沿岸視察で釜石に来られているとのことで、私も同席しました。女川の城井政策調整監・山田室長、釜石の田中副市長、大船渡の角田副市長といった日ごろお世話になっている皆さんが同席。楽しくも、この五年を振り返る話ができたように思います(写真を見るとえらい方順にノリノリです)。6月で退任される皆さんに感謝を伝えられたことが何よりでした。
 須田町長と話をしましたが、沿岸には数年ぶりに来られたとのこと。気仙沼、陸前高田、大船渡を回られて、進みつつあるまちづくりの様子が参考になり、行政間そして何より民間同士で情報交換することが、各地の復興にも寄与すると感じられたそうです。被災した市町村が少しずつ落ち着きあるなか、地域同士が協力しあう段階に入ってきたのだと思います。外部の役割も、もうすこしありそうです。

[読書1715旅]『震災に挑む、キリンの現場力。』(ソーシャルイノベーション研究会, 2015)★4
「『資料を読んだり、又聞きしたりするだけでは分からないことがありますからね。やっぱり、現場を見て対話をしないと見えてこないものがあります。単純に、それだけのことなんです』こう語る古賀の原点は、キリンビールで営業を担当していた時代にある」p35
「磯崎(キリン社長):キリン絆プロジェクトでも、メンバーが現場に足を運んで被災地の問題点をつかみ、現場でどのような支援が必要かという解決点を探っていきました。まさに、現場に問題と解決があるんです」p172

 昨晩一緒だった釜石、大船渡、女川には共通点があります。いずれも、キリン社の支援を受けているのです。本著にあるように、キリンは支援の枠組みだけきめて後は報告だけ見るようなことはありません。担当の皆さんが徹底して現場をまわり、すべての事業者とひざ詰めで議論した上で支援を決められていました。時に、現地調整の業務をひきうけていたRCFメンバー以上にです。RCF自体も、そうしたキリン社の現場力に魅きつけられ、また影響されて現在の社風ができているように思います。キリンの取組は東北に留まらず、全国各地や、また熊本地震の対応にまで広がりつつあります。




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被災市町村がつながりあう復興へ。(6月23日)

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釜石にて。(6月22日撮影)

 釜石にいました。女川町の須田町長が沿岸視察で釜石に来られているとのことで、私も同席しました。女川の城井政策調整監・山田室長、釜石の田中副市長、大船渡の角田副市長といった日ごろお世話になっている皆さんが同席。楽しくも、この五年を振り返る話ができたように思います(写真を見るとえらい方順にノリノリです)。6月で退任される皆さんに感謝を伝えられたことが何よりでした。
 須田町長と話をしましたが、沿岸には数年ぶりに来られたとのこと。気仙沼、陸前高田、大船渡を回られて、進みつつあるまちづくりの様子が参考になり、行政間そして何より民間同士で情報交換することが、各地の復興にも寄与すると感じられたそうです。被災した市町村が少しずつ落ち着きあるなか、地域同士が協力しあう段階に入ってきたのだと思います。外部の役割も、もうすこしありそうです。

[読書1715旅]『震災に挑む、キリンの現場力。』(ソーシャルイノベーション研究会, 2015)★4
「『資料を読んだり、又聞きしたりするだけでは分からないことがありますからね。やっぱり、現場を見て対話をしないと見えてこないものがあります。単純に、それだけのことなんです』こう語る古賀の原点は、キリンビールで営業を担当していた時代にある」p35
「磯崎(キリン社長):キリン絆プロジェクトでも、メンバーが現場に足を運んで被災地の問題点をつかみ、現場でどのような支援が必要かという解決点を探っていきました。まさに、現場に問題と解決があるんです」p172

 昨晩一緒だった釜石、大船渡、女川には共通点があります。いずれも、キリン社の支援を受けているのです。本著にあるように、キリンは支援の枠組みだけきめて後は報告だけ見るようなことはありません。担当の皆さんが徹底して現場をまわり、すべての事業者とひざ詰めで議論した上で支援を決められていました。時に、現地調整の業務をひきうけていたRCFメンバー以上にです。RCF自体も、そうしたキリン社の現場力に魅きつけられ、また影響されて現在の社風ができているように思います。キリンの取組は東北に留まらず、全国各地や、また熊本地震の対応にまで広がりつつあります。




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2016年06月22日

五年という区切り。(6月22日)

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岡本全勝次官と。(6月21日撮影)

復興事務次官の岡本全勝さんが、昨日付で退任されました。朝日新聞に報道がなされ、またご自身のホームページでも挨拶をされています。

岡本前復興次官、内閣官房参与に 福島復興政策に専念へ(朝日新聞, 6月21日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P4WB5J6PULZU00C.html


岡本全勝のホームページ
http://homepage3.nifty.com/zenshow/


 官僚というと硬直的なイメージをもたれる方が多いと思いますが、次官と話をしていると、むしろ民間の方が硬直的で縦割りだなあ、と感じる機会もしばしばでした。復興庁という職場も、全勝さんの思想かいきわたり、非常にフラットな職場になつていたように思います。ボランティア班や企業連携班をおいて一貫して官民連携を復興政策の軸においてくださいましたし、上の朝日新聞記事にもあるように、インフラ中心であった復興から、コミュニティと産業という切り口を導入されました。立場よりも、個人の志の大事さを。そして民間(企業・NPO)の重要性を、公務員である全勝さんからむしろ教わったように思います。
 6月は国家公務員の異動時期であり、震災から5年たって東北に派遣された多くの主要公務員も帰還の時期です。派遣副市長として最古参(5年)であった笹野さん、次に古かった角田さん(4年3カ月)も相次いで退任されています。

笹野石巻副市長退任 職員の闘志に支えられた(河北新報, 6月11日)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160611_11015.html

角田氏は今月末で退任(東海新報, 6月22日)
https://tohkaishimpo.com/2016/06/22/113145/


 みなさんと仕事を共にできたことは、自分にとっても大きな財産です。今日は、角田副市長はじめ、釜石や女川の行政関係者とお会いするためだけに釜石に向かいます。角田さんにも、これまでの取組に感謝申し上げられればと思います。
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